シリーズ屈指の名作【評価/感想】アサシンクリード ブラザーフッド【批評/レビュー】

オープンワールドゲーム
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原題Assassin’s Creed Brotherhood
発売日2010年11月16日
開発元Ubisoft Montreal
ジャンルオープンワールドゲーム
備考公式サイト

アサシンクリード2』の続編。
いわゆるエツィオ三部作の2作目、アサクリシリーズ(メイン)としては3作目となり、前作に続いてボルジア家との死闘が描かれる。また、現代編も、1作目『アサシンクリード』から続くストーリーになっている。

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▼ストーリー▼

▼過去作のレビュー▼

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評価できる3点

キルストリークは革命

今作最大の進化は「キルストリーク」だろう。
これまでのアサシンクリードも、カウンターキル主体の”無双的な”戦闘が展開されたが、敵一人一人にカウンターを決めていく仕様だったので、毎回「戦闘の流れ」が止まってしまっていた。また、中盤以降はカウンターキルが決まらない敵も登場していた。

その点、今作はまさに流れるように斬っていける。
今回は一度カウンターキルを決めると、ダメージを受けるまで次々と斬っていくことができ、重装兵も一撃で仕留められる。さらに、アクションが「止まる」ことが無いので非常にテンポよく戦える点もポイントが高い。

ただし、簡単すぎることはない。
というのも重装兵はカウンターキルが取れないので、カウンターキルを取りやすい雑魚を上手く狙って戦う必要があるからだ。思いっきりカジュアル寄りだが、一応は戦略的に立ち振る舞う余地は残してある。

プレイ感覚としては『バットマン アーカム アサイラム』の格闘戦に近く、簡単な操作で大勢の敵を次々と倒していくのは実に爽快だ。雑魚と特殊な敵との戦闘のバランスも悪くない。

パルクール時のイライラはほぼ解消

前作『アサシンクリード2』のレビューで指摘した「パルクール時のイライラ」はほぼ解消されている。

なぜなら今作では、重装兵でも無音かつ一撃で倒せる「クロスボウ」が登場しており、進行ルート上の敵兵を排除することが容易になっているからだ。また、敵兵が鈍感にもなっているので、気づかれずに背後から「アサシンブレード」で一突きする難易度も下がっている。

したがって、パルクールは前作よりも気持ちよく使える移動手段になっている。
今回は”屋根の敵兵を避けるために”地上を走り抜けることは無く、颯爽と人々の頭上を走り抜けて目的地まで移動できる。

パラシュートも便利

移動関連で言えば、新登場の「パラシュート」は便利なアイテム。
高所から飛び降りる際に使用すればノーダメージで着地できるので、地上に降りる際の手間が省ける。

唯一の難点は、レオナルド・ダ・ヴィンチのミッションを全クリしないと入手できないこと。

現代編は過去とのシンクロが見事

現代編の拠点となるのは「モンテリジョーニ」。
前作『アサシンクリード2』にてプレイヤーが復興させた場所であり、約500年の時を経て再訪する。チェーザレ・ボルジアに襲撃された屋敷はそのまま保存され、それ以外の箇所は観光地化されており、苦労して復興させた街の”未来の姿”には若干の哀愁を感じる。

また、現代の「モンテリジョーニ」では、デズモンドの「流入現象」によってエツィオの姿が亡霊のように現れ、500年以上前にこの場所で起きた出来事を伝えてくれる。

今作の現代編は”現代と過去をシンクロさせる”演出が上手い
これまでは「アニムス」を介して過去のイベントを追体験していたが、今回は2つの時間軸が融合しており、アサシンクリードならではのストーリー展開が用意されている。

現代編は大きく進展

今回はデズモンドを操作するシークエンスの割合は増えており、彼をサポートするルーシーやレベッカ、ショーンのキャラクター性も深く掘り下げられている。

カットシーンや文章コンテンツも適度に用意されており、血なまぐさい過去編の箸休め的な存在になっている。

さらにストーリー的にはエンディングに大きな進展が用意されている。

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欠点

郊外の移動がやや面倒

今作のマップは「ローマ」とその郊外。
ローマに関しては(やや使い勝手は悪いが)ファストトラベル地点が数多く用意されているので、移動自体は楽なのだが、郊外は一つ一つの間隔が長いので、無駄な移動を強いられることが多い。

また、エツィオは絶壁を登ることが出来ないので迂回させられることも多く、もう少し快適にパルクールさせて欲しい(余談だが、III以降は登れる)。

プレイスタイルを縛る「フル・シンクロ」

今作では、大半のミッションに任意のクリア条件が設定されている。
「x分以内にクリアしろ」や「ターゲット以外は殺傷しない」と言った条件が用意されているのが、無闇にプレイスタイルを縛る要素なので、正直に言って好みではない。

後発の『グランド・セフト・オート5』にも同じチャレンジが用意されているが、こちらは初回クリア後にチャレンジが表示される仕様だったので、1回目は気にせずにプレイできた。

その点、今作では初回プレイ時から表示されるので、それに遊ばされている感を覚える。
特に「フル・シンクロ」の条件が時間制限の場合、宝箱や収集物を無視して進むことを余技なくされるので、余計にそう感じる。

プレイ中に「フル・シンクロ 失敗」と表示される点も、プレイ欲を削ぐ。

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【総評】アサシンクリードの頂点

今でも色褪せないアサシンクリードシリーズの傑作。
前作『アサシンクリード2』の細かな欠点を解消し、既存の要素はさらにボリュームアップしており、質と量の両立を実現している。また、美しいローマを舞台にした復讐劇と、現代と過去がシンクロする現代編も素晴らしい仕上がりであり、前作の次に印象に残るシーンが多い。

また、アサシンクリード抜きにしてもハイレベルな一作である。

アサシンクリードまとめ