唯一無二の海賊ゲーム【評価/感想】アサシンクリード4 ブラック・フラッグ【批評/レビュー】

オープンワールドゲーム
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原題Assassin’s Creed 4 Black Flag
機種PC,PS4,Xbox One etc
発売日2013年10月29日
開発元Ubisoft Montreal
ジャンルオープンワールドゲーム
備考公式サイト

アサシンクリード3』の続編、アサクリシリーズ(メイン)の6作目。
前作ではサイド要素だった【海戦】をメイン要素にした海賊ゲームになっており、プレイヤーはエドワード・ケンウェイとして数多の海域を制覇していく。

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【短評】
傑作「海賊ゲーム」。
パイレーツ・オブ・カリビアンを直輸入したようなアクションゲームになっており、海賊ファンはマストバイ。

▼ストーリー▼

▼過去作のレビュー▼

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評価できる2点

唯一無二の海戦

ラム酒を手にカリブ海を荒らし回る。
チンケな商船から、英国海軍の軍船まで”視界に入る全ての”船は野望に燃える船長エドワード・ケンウェイの獲物となる。ご自慢の船「ジャックドー」号で荒波を切り裂き、数々の海域を制覇していく。

少なくとも私は、ここまで海賊/海戦にフォーカスしたアクションゲームを知らない。
舞台となるのはだだっ広いカリブ海であり、各町や島は停留所に過ぎない。プレイ時間の大部分は海戦に割かれ、地上の探索よりも、航海に明け暮れるが、決して飽きることはない。

例えば、リアルタイムで変化する気候。
真っ青なカリブ海も常に穏やかではなく、時には突風、巨大な波や竜巻に襲われることもある。その際は大声で船員に指示を出し、上手く船をコントロールしながら荒れ狂う大海原と対峙するのだが、それは非常にスリリングなゲームプレイとなっており、プレイに緩急を付ける。

そして、今作のハイライトとも言える「海戦」は掛け値なしの面白さ。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の世界を”そのまま輸入したような”迫力満点の海戦が繰り広げられ、大砲の応酬や決死の特攻など、あの手この手で敵の艦隊を撃破していくのは最高に面白い。

また、【敵船を破壊】=>【材料を回収】=>【船のアップグレード】のサイクルは、”このシリーズで最も意味のある”反復的なプレイになっており、ハイリスク・ハイリターンを求めて危険な海域を航行するスリルも味わえる。

ガンファイトも最高にクール

船上ではラッパ銃が火を噴く。
硝煙(しょうえん)を身にまとい次々と敵兵を撃ち抜いていく(Yボタンを押すだけ!)プレイは非常に爽快であり、白い煙に包まれる主人公エドワードの姿も強烈に印象に残る。

アウトローな主人公と荒々しいガンファイトは見事にマッチしている。

前作の欠点を修正

前作『アサシンクリード3』の欠点は徹底的に修正されている。

まず、チュートリアルは5時間から1時間へと短縮。
前作ではシークエンス6まで実質的なチュートリアルミッションが続いたが、今作ではいきなり海戦から始まり、開始1時間掛からないうちにオープンワールドに放り出される。そして、その時点からほぼ全てのコンテンツにアクセス可能となる。

さらに、ミッション構造は従来の箱庭制圧型へと回帰。
前作のそれは「一本道すぎる」と指摘されたが、今回は各々のプレイスタイルで攻略できるミッションが増えており、前作ほど単に移動するだけ、単に尾行するだけのミッションは多くない。

それ以外にも、透視できる「鷹の目」やファストトラベル地点の増加など、プレイアビリティを底上げする改善が多数盛り込まれており、ゲームプレイの完成度は非常に高い。

「フル・シンクロ」も気軽なオプション扱いに

今作では「フル・シンクロ」も改善されている。
前作とは異なり、“プレイする中で自然に達成できる”チャレンジになっており、フル・シンクロに遊ばされることはない。また、仮に失敗してもプレイ中に「フル・シンクロ 失敗」と表示されることもなく、プレイ欲を削がれない点も嬉しい変更点だ。

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欠点

一部の退屈なミッション

このシリーズは何かと尾行/盗聴ミッションが好きだが、今回も面白くない。

特に盗聴ミッションでは、”移動するエリア内に居続ける”必要があるので、敵兵に発見されて戦闘してモタモタしていると簡単にミッション失敗になる。また、敵兵を引き連れて強引に盗聴圏内に入っても、今度はターゲットに発見され、これもミッション失敗となる。

それに加えて強制ステルスミッションも質が低い。
このミッションでは発見=失敗になるのだが、行動は制限され、些細なミスでリスタートになるので相当フラストレーションが溜まるミッションになっている。

テンポの悪い現代編

今作では、現代編が大きく様変わりしている。
主人公=プレイヤーとなり、三人称視点から一人称視点へと変更もされている。また、これまで以上に映像/文章コンテンツも充実しており、過去編よりは探索する意味を感じる。

ただ、現代編に登場する”ハッキングと称した”パズルゲームは不要に感じる。
単純にパズルゲームとして面白くないこともあるが、意外と手こずることもあり、「早くメインの過去編に戻りたいのに戻れない」というもどかしさを覚えるからだ。

過去作のように”カットシーンが流れ、後の探索は任意で”というスタイルの方が好みだ。

メタ要素

今回の現代編は皮肉の利いた設定が面白い。
というのも、今作は”商品化される”アニムスをテストプレイするという設定になっており、プレイヤーは言わば「テスター」。最終的にアブスターゴ社は、その結果を反映して歴史を一部改変し、象徴的な場面だけをピックアップして商品化する”のだが、実はこれはUbisoftがアサシンクリードでやっていることだったりする。

こういう仕掛けは面白い。

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【総評】唯一無二の海賊ゲーム

こと海賊に限れば、今作は現時点で最高の海賊ゲームである。
大海原を自由気ままに航海し、見つけた無人島に降り立って財宝を漁る。目に入った商船を片っ端から強襲して物資を頂戴するなど、”海賊と聞いて連想する”全てが詰まった作品である。

決して100点満点の作品ではないが、大迫力の海戦を前にすれば些細な欠点に過ぎない。

アサシンクリードシリーズまとめ