【評価・感想】『グランド・セフト・オート チャイナタウン・ウォーズ(GTA CTW)』レビュー

4.0
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約6分で読めます。
原題Grand Theft Auto: Chinatown Wars
対応機種iOS,Android,PSP,DS etc
プレイ時間10時間~
ストーリーリバティーシティで活動する、中国マフィアの構成員であるホァン・リーは、トライアドの抗争に巻き込まれていく。

今作は、DSとPSPに向けに発売された「グランド・セフト・オート」のスピンオフ。

『グランド・セフト・オート4』と同じ世界を共有しながらも、初期作に近い見下ろし視点を採用した一作になっており、新旧のグランド・セフト・オートを融合させたとも言える内容になっている。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに260本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

PSP版(PPSSPPでプレイ)のレビューになります

世界観はGTA4、ゲームは”昔のGTA”

今作は、クラシックなのにモダンなグランド・セフト・オート(以下GTA)。

見下ろし視点のGTAは、『グランド・セフト・オート2』が一つの完成形だったが、今作では、そこへ『グランド・セフト・オート4』までの改良を取り入れることで、ゲーム自体を今風にアップデートし、新旧GTAの要素を上手く融合させている。

ビジュアルは初期GTAを思い起こさせるし、コアの部分は「2」と大きく変わらないが、実際に遊んでみると、カーナビ機能やファストトラベルなどのおかげで、思った以上に今のGTAに近いことが分かる。

対して、作風は旧シリーズのノリに近い。

今作も「4」以降の世界なので、目に見えるゲームっぽさを排除したリアル寄りの作風だが、火炎放射器で敵を一掃したり、敵の施設を爆破したりなど、ミッションは以前のハチャメチャだった頃のノリに近く、今ではこのゲームっぽい感覚が懐かしい。

また、「火を吹くタンクローリーでパトカーを蹴散らす」「ジャーナリストのために人々に砂糖をバラばら撒く」と言った、『グランド・セフト・オート』や「2」に通ずる、猟奇的で暴力的なジョークも散りばめられている。

正直、プレイ前は「今さら見下ろし視点のGTAは楽しめるか」不安だったが、アクションゲームとしては、見た目以上に今風の作りで遊びやすく、GTAとしても、過去作をひとまとめにしたような作風で、シリーズファン的には、その両方の面で楽しめた。

「4」以降、「昔のGTAのノリが失われた」という声も聞くが、それはここにあった。

CTWだけの面白さ

今作を語る上で、「取引」は外せない。

「取引」とは、”お砂糖”や”ラムネ”などを売買するミニゲーム。これ自体は”安く仕入れて高く売るを繰り返す”シンプルなものだが、これは少ない資金をやり繰りし、小さな商売を地道に続けていく”簡易”経営シムになっていて、需要と供給のバランスを見極めて、お金を稼ぐことが面白い。

また、ミニゲームがそれなりに多いのも特徴。

元はDS向けのものだったと思われるが、火炎瓶を作ったり、爆弾を解除したりなどがミニゲーム化されており、PSP版であればQTE(ボタン連打やスティック操作)を用いて作業を行う。単にボタン入力するだけのものもあれば、少しだけ頭を使うものもあり、意外と様々なミニゲームが遊べて、これも面白い。

あと、カーチェイスもGTAにしては特徴的。

今回は、追跡してくる”パトカーを破壊すると手配度が下げる”仕組みなので、パトカーを障害物に誘導するように車(バイク)を運転したり、あえて向かってくるパトカーに突撃したりなどが効果的で、カーアクションとも呼べる”走り”が楽しめる。慣れると、比較的簡単に手配度を下げられるのも良い。

メインシリーズの要素を移植するだけではなく、新要素も加えている点は、今作を他のGTAと差別化することに繋がり、シリーズファンにとっても、あえてプレイする理由を生んでいる。

欠点はロード時間の長さ

遊んでいて、一番気になったのはPADを開く際のロード時間。

今作では、PAD上でマップを開いたり、取引を管理したりするのだが、何かを開く度に2,3秒のロード時間が入り、非常にテンポが悪い。PADは頻繁に開くので、たった2秒でも積もり積もればそれなりの時間になる(未確認だが、PSP固有の問題の模様)。

あとは、稀に難易度が狂うところか。

基本的に、メインミッションは特に詰まることなくクリアできる難しさだが、稀に「一体どうした…」と言いたくなるくらい難しいミッションがあり、そこも遊んでいて気になった。

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総評

見下ろし視点のGTAとしては、一つの完成形とも言える一作。

グランド・セフト・オート3』以降で培ったノウハウを用いて、シリーズの基礎となった初期作をリメイクしたとも言える続編になっており、”もう過去のこと”と思われたクラシックなGTAを見事に復刻させている。

見下ろし視点のアクションゲームとしてもよく出来ているので、このスタイルに抵抗があっても、”ゲームとしてのGTA”が好きなら、案外楽しめるのではと思う。

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