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【評価/感想】GTA4/グランド・セフト・オート4【批評/レビュー】

オープンワールドゲーム
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原題Grand Theft Auto IV
機種PC,PS3,Xbox 360
目安のプレイ時間30時間~100時間
カキヘイ
カキヘイ

オープンワールドゲームの傑作。
徹底したリアルな描写が生み出すゲーム世界は、発売10年以上経過した今でも色褪せず、今でも十分通用する完成度を誇っている。

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紹介

GTA4とは?

仮想都市【リバティーシティ】を舞台にしたオープンワールドゲーム

ゲームとしては、シリーズで初めてHDゲーム機向けに開発された「グランド・セフト・オート」。
当時の次世代機であるPS3/Xbox 360向けに開発されたということで、(過去作と比べて)大きく向上したグラフィックと圧倒的な表現力が話題を呼び、全世界で大ヒットを記録した一作。

また、「グランド・セフト・オート」では初めてマルチエンディングを採用した作品でもある。

過去作との繋がり

上記とは別世界での出来事という扱い。
ただ、続編『グランド・セフト・オート 5』とは同じ世界を共有している。

GTA4のストーリー

自由の国、アメリカ。

ニコ・ベリックは、先にアメリカで成功を収めたと豪語する従兄弟のローマンを頼り、アメリカへとやって来た。しかし、実際は成功とは程遠く、さらに借金で首が回らないという非情な現実を突きつけられる。

ニコはローマンの問題を”解決”する過程で数多くの悪事に手を染め、一歩ずつ裏社会の階段をのし上がっていくのだった…。

コンプリート エディションとの違い

コンプリート エディション」は言わば完全版。
本編である『グランド・セフト・オート4』に加えて、有料DLCである『グランド・セフト・オート エピソード・フロム・リバティーシティ(レビュー)』も収録されたパッケージになっており、現在はこっちを購入した方がお金を無駄にしない。

エピソード・フロム・リバティーシティ(EFLC)とは

  • ザ・ロスト・アンド・ダムド
  • ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー

準新作のボリュームとクォリティを誇る2つの大型DLCの総称。
各作品の評価は『グランド・セフト・オート エピソード・フロム・リバティーシティ』のレビュー記事を読んで欲しい。

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評価

【Pros】リアリティ溢れるゲーム世界

リバティーシティの「タイムズ・スクエア」。行き交うタクシーがニューヨークの空気を演出する。

今作のゲーム世界の作り込みには感心する
確かに”ボリューム”だけを見れば過去作よりも”劣化”しているのは事実だが、一方で今作に引き継がれた要素は一切の妥協を感じさせないほど徹底的に作り込まれている。

まず、一新された【リバティ・シティ】は流石の作り込み。
今作のマップは、コンクリートジャングルな都市部や、移民で溢れる貧しい地区など多種多様な地区から構成されており、人種のサラダボウルと形容されるニューヨークの空気を感じる。

確かに、前作『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』よりも自然が少なく開放感には欠けるのは事実だが、密度は凄まじく、発売から10年以上経過した今でもこのレベルに達しているオープンワールドゲームを探すのは難しいほどである。

都市を彩るNPCたち

今作は「歩く」だけでも楽しめる。ミクロな部分での作り込みが桁違い。

前作も圧巻だったが、今作は更に上を行く。
今作の特徴は”ミクロの作り込み”であり、現実味のあるマップを作る一方で、その世界に根付くNPCも丹念に作り込んでいる点が目を引く。

例えば、単にNPCの外見だけを取っても、今作では同じNPCでも肌の色や服装が異なる数多くのパターンが用意されているので、ドッペルゲンガーとすれ違うことは本当に少なくなっている。

(これまでは眼の前に同じ顔や服装のNPCが存在して当たり前だった)

また、NPCの行動パターンも多様かつ複雑化。
例えば、ウォール街を歩けば携帯電話を片手に忙しく歩くビジネスマンに出会え、繁華街ではカメラを手にした観光客にも出会える。さらに彼らは他のNPCと繋がっており、ある者は恋人と話していたり、またある者は街角で友人と談笑していたりするなど、その世界に根付いた存在として描かれている。

もはや、今作のNPCはただの通行人A、Bではない。
丹念な作り込みによって、ゲーム世界はこれまで以上に説得力を持っており、彼らを観察することさえ楽しく感じるのは特筆すべき点だ。

当然、主人公のアニメーションも”過去作とは比較にならないほど”人間らしく、モニター越しからでも主人公の生気が感じられるレベルに到達している。

車やバイクもリアル志向

舞台のリバティーシティ。本物のニューヨークさながらの町並みだ。

主人公の足となる車やバイグなどは非常に精巧な作り。
その挙動もやけにリアル志向で、これまでのようなゲームっぽさがない。また、車やバイクは同乗者の人数によって速度が変化するという”変態”レベルの拘りも見られる。

【Pros】ゲーム世界と”リンクする”

ゲーム内インターネット。プレイヤーの行動がネットニュースとして反映される。

プレイヤーとゲーム世界の「リンク」も魅力的だ。

例えば、今作では携帯電話を介して仲間と連絡を取り合い、遊びや飲みを通して親交を深められる(逆に誘われることも)。また、事件や事故を目撃した際は911に通報すれば、パトカーや救急車がやって来る。

カキヘイ
カキヘイ

遊びに誘えるキャラクターの台詞はかなり多い
毎回新しい話をしてくれるので、ついつい遊びに誘ってしまう

また、初登場のインターネットも面白い。
今作ではプレイヤーがミッションを進める度にニュース記事が更新されるので、よりゲーム世界とインタラクトしていると感じさせてくれる。

カキヘイ
カキヘイ

ゲーム内ネットやニュース記事はブラックジョーク全開
現実世界と同じく、一度読み始めるとなかなか止め時が見つけられない

「携帯電話」と「インターネット」の登場によって、プレイヤーはこれまでよりもゲーム世界と深い部分で”リンク”できる。この”ゲーム世界との関わり方”こそが、今作最大の「革命」かも知れない。

【Cons(欠点)】メインミッションは地味で窮屈

トラックの屋根にへばり付くニコ。

メインミッションの大半が有り得そうな内容になっている。
具体的には、「敵を始末してブツを回収して終わり」というような”現実世界でも起きている”内容のミッションが多く、過去作ほどのハリウッド映画感は味わえない。

そもそも、今作自体が現実的な描写に偏っているので、これは当然なのかも知れないが。

また、ミッション時の低い自由度も気になる。
まるで開発者が引いた線の上を一歩も外れることなく進むミッションが多く、プレイヤーの創意工夫が入る余地はほとんど無い。過去作では先に敵の車両をパンクさせておく、あらかじめ行く手を塞いでいくなどが可能だった。

ただ、一部のミッションでは複数の攻略法が提示される。
例えば、情報屋を見逃したことで先の展開が変化する、裏口から侵入すれば敵を一網打尽できるなどのミッションは用意されており、これを他の多くのミッションで見たかった。

反面、サイドミッションは自由

RPGが直撃寸前。

例えば「暗殺ミッション」。
基本的に”ターゲットはこれ、後はよろしく”的な内容なので自由に攻略できる。相手の射程圏内から狙撃しても良いし、特攻しても良い。また、車で移動するターゲットの場合は先回りして狙撃、ロケットランチャーで木っ端微塵にするのもアリ。

メインミッションとは対照的に自由度が高く、ついついプレイしてしまう。

【Cons(欠点)】前作と比べてボリュームに劣る

親友のジェイコブ。今作ではNPCを引き連れて遊びに行ける。

明らかに過去作よりも、出来ることが少ない。
射撃場でのスコアアタックや、自動車/飛行機の訓練所は廃止。不動産や車のカスタマイズに関しても姿を消しており、過去作よりも出来ることが少ないのだ。

続編『グランド・セフト・オート5』では復活している点を考慮すると、やはり新たなハードウェア上での開発ということで、あれもこれも持ち込むことは困難だったのだろう。

その一方で、新たに登場したスタンドアップコメディは純粋に面白く、ボーリングに関しても妙にリアルな仕上りなので、ミッションそっちのけでプレイすることも。

ただ、それでも多くの要素がリセットされているので、過去作ファンは物足りなさを感じるはずだ。

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総評

ニコとローマン。元はと言えばローマンが原因。

発売から10年以上も経ったが、それでも色褪せない名作。
未だに目を見張る表現力と作り込みを誇る作品であり、他のGTAには無い魅力も持っている。

確かに、リアリティに拘る余り、ゲーム的な面白さを見失っている瞬間もある。
ただし、そうした欠点を考慮しても今作に匹敵するオープンワールドゲームを探すのは困難に感じるほどの一作だ。

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