スポンサーリンク

【評価/感想】バイオショック(リマスター版)【批評/レビュー】

ゲームレビュー
原題Bioshock
発売日2007年8月21日
開発元Irrational Games
備考公式サイト

バイオショックシリーズの一作目。
海底都市「ラプチャー」を舞台にしたFPS系アドベンチャーゲームになっており、SFタッチなゲーム世界とランダム性の高いプレイが楽しめる一作。

また、Ken Levine氏がリードライターとして執筆したストーリーも高く評価されている。

▼ストーリー▼

スポンサーリンク
スポンサーリンク

注目すべき2点

ランダム性の高いプレイ

本作はランダム性の高いプレイが特徴だ。
スプライサーと呼ばれる敵たちは、比較的”エリアの枠”に囚われずに移動する上に、一定の間隔で復活するので、最後まで意外性に満ちたプレイが展開される。

さらに“プラスミド”と呼ばれる能力は、プレイの幅を広がる。
例えば、「ビッグダディ催眠」を使えばビッグダディにスプライサーを攻撃させられ、「セキュリティビーコン」を使えばタレットを味方に付けることが出来る。

なお、”ビッグダディ”とはパッケージにも描かれている潜水服の敵。
本作の中ボス的な存在だが、原則として相手する、しないはプレイヤーの自由である。

本作のランダム性の高いマップを背景に、個々のプレイスタイルで進めていくプレイはとても面白い。
ただ、個人的にはプレイヤー、スプライサーやビッグダディの三つ巴がより複雑であれば良かったとは感じるが。

ラプチャーでのストーリー

ゲームをプレイしていると、「なぜ?」と感じる瞬間は多い。
「なぜ、鉛玉を喰らって死んだはずの主人公が復活するのだろうか」、「なぜ、言われるがままに行動しないといけないのだろうか」と言った疑問が湧くが、それを上手く説明した作品は多くない。

その点、本作は最終的に全てストーリー側で説明される。
ゲームでは当たり前だが、現実的には不自然な行動の数々が、実は全てストーリー側で理由付けされており、結末に関しても「これはゲームだから」と、都合よく解釈して遊んでくれていたプレイヤーを盛大に引っ掛けるトラップになっている。

まさに、ビデオゲームだからこそ可能だったストーリーと演出。
「ラプチャー」は、芸術家のみならず”ゲーム的な誤魔化し”に疑問を抱く者にとっても楽園であり、正に理想郷なのだ。

本作よりも、ゲームのストーリーで衝撃的を受けた作品はない。

SOMA レビュー
同じく海底の施設を舞台にしたSF系アドベンチャーゲーム
スポンサーリンク

欠点、全体的にヌルい

ゲーム自体は”豪華な”内容と言える。
FPSを軸に主人公の育成要素やハッキング要素を持ち込み、単に”銃を撃って終わり”の作品ではない。

だが、標準難易度では「ゴリ押し」でも攻略できてしまうほど大味だったりする。
大半の場面では、”バールのようなもの”を振り回すだけでエリアを制圧できる上に、中ボス戦とも言える「ビッグ・ダディ」戦でさえも、単なる作業と化すほど大味なゲームバランスになっている。

それに加えて、中盤以降はお使いミッションも増える。
「(アイテム名)をx個集めろ」的なミッションが多くなり、エリアを往復するミッションが目立つ。

結果的に、ストーリーの盛り上がりとは対照的にプレイ面は失速していく。
今以上にリソース管理を重視し、よりハードな戦闘を楽しめるバランスであれば良かった。

どちらかと言えば、本作は最高難易度でこそ活きる内容だ。
この難易度では、最後の最後までリソース管理や、スキルの取捨選択に追われるのでハードなプレイを堪能できる。

Prey レビュー
宇宙版『バイオショック』
スポンサーリンク

総評

プレイは大味ながらも、充実したストーリー主導型の一作。
ゴリ押しできるプレイ面は物足りないものの、レビューでも述べた”ゲームだからこそ”のストーリーは唯一無二のゲーム体験と言える。

 

コメント