原題 | Bioshock |
対応機種 | PC,PS4,Xbox One,スイッチ etc |
プレイ/クリア時間 | 15時間~ |
ストーリー |
1960年 主人公・ジャックは大西洋上を飛行する旅客機の中におり、”恐縮だが…まで開けないでほしい”と書かれたプレゼントを手にしていた。 その後、旅客機は墜落。 海に投げ出されたジャックは近くに見えた灯台まで命からがら避難し、開いていた扉から中へと入る。 灯台は【ラプチャー】と呼ばれる海底都市へと繋がる入り口だった。 |
👍Good
- 手堅いゲームプレイ
- ストーリー
👎Bad
- 人によっては易しすぎる
紹介
海底都市【ラプチャー】を舞台にしたアクション系RPGゲーム。
スチームパンク、レトロフューチャー的な世界観を持つ作品になっており、プレイヤーは科学者や芸術家などにとっての楽園の地、【ラプチャー】に漂着した一人としてこの世界を冒険する。
なお、ゲームとしてはオープンワールドではないが、【ラプチャー】自体は地続きになっており、その中を比較的自由に探索しながらメイン/サイドミッションを消化していくタイプのゲームである。
また、Ken Levine氏がリードライターとして執筆したストーリーも高く評価されている。
評価
【Pros】ランダム性の高いプレイ
本作はランダム性の高いゲームプレイが一つの特徴になっており─
- 倒した敵は一定の間隔で復活する
- 敵は比較的エリアの枠に囚われずに移動する
- 知らぬうちにタレットが設置されていたりする
などによって、新鮮な緊張感を保ったまま最後まで遊べる。
さらに、主人公の能力を強化することでプレイの幅も広がる。
本作では、ゲーム内の自販機で【プラスミド】と呼ばれるスキルを購入することで、基礎体力を強化したり、特殊能力を追加したりができる。
【ビッグダディ催眠】を使ってビッグダディに他の敵を攻撃させたり、【セキュリティビーコン】を使ってタレットを味方に付けたりすることでプレイの幅が広がる。
- ランダム性の高いエリア構造
- 【プラスミド】によるゲームプレイの変化
この二点は本作の大きな特徴になっており、ランダム性の高いマップをベースに各々のプレイスタイルで進めていくことが非常に面白い。
【Pros】ラプチャーでのストーリー
ビデオゲームだからこそ可能だったストーリーと演出は唯一無二。
- 「なぜ、鉛玉を喰らって死んだはずの主人公が復活するのだろうか」「なぜ、言われるがままに行動しないといけないのだろうか」など
本作では、そんなプレイ中に感じる「なぜ?」が全てストーリーの一部として組み込まれており、ある意味、ゲーマーにとって当たり前だからこそ意外性がある。
絶対にネタバレを踏む前に遊び、そのストーリーを100%楽しんで欲しい。
【Cons(欠点)】全体的にヌルい
難易度ノーマルでは非常に大味。
大半の場面が”バールのようなもの”を振り回すだけで攻略できる上に、中ボス戦とも言える【ビッグ・ダディ】戦さえも単なる作業と化してしまっている。
最高難易度でようやく手応えを感じる。
最高難易度のプレイ日記にも書いているように、この難易度では最後の最後までリソース管理やスキルの取捨選択を迫られ、ノーマルよりも遥かにゲームとして楽しめた。
なお、全体的なヌルさは続編『バイオショック2』である程度は解消する。
終盤の失速感
中盤以降はお使いミッションが目立つように。
- 「(アイテム名)をx個集めろ」的なミッション
- エリアを往復するミッション
が増えて来るので、終わってみればストーリーの盛り上がりとは対照的にゲームプレイは失速していく。
総評
充実した物語主導型のアクションゲーム。
ゴリ押しできるゲームプレイはやや物足りないものの、”ゲームだからこそ”のストーリーは唯一無二の体験であり、【ラプチャー】も忘れがたい舞台として記憶に残る。
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