良くも悪くもこれだけで完結する。Deus Ex: Human Revolution – The Missing Link【感想 評価 批評 レビュー】

シェアする

『The Missing Link』は、単体でプレイ可能な『Deus Ex: Human Revolution』向けのシングルプレイDLCだ。このDLCでは、本編において主人公Adamが船で上海から脱出し、オメガ牧場に辿り着くまでの「空白の期間」に起きた出来事が描かれる。但し、本編でこの「空白の期間」が言及された記憶はなく、恐らくだがあと付けの物語だろう。

現在では、本編とこのDLCが統合された『Deus Ex: Human Revolution – Director’s Cut』のみ販売されている。Steam等で別々に購入することは出来ない。さらに、旧版とは異なり「Director’s Cut」版は日本語化して遊ぶことが出来ない。

関連記事

Deus Exに限らず、FalloutにしてもThe Witcherにしても、長期的なスパンで物事を考える必要がある。一つの決断を下すにしても、それが後に禍根を残す結果に繋がらないかを考慮する必要があり、一つのスキルを取得するにしても、それが今後のプレイスタイルを縛ることに繋がらないかを考える必要がある。

しかし、「The Missing Link」は全てが独立している。物語、育成要素や所持アイテムに至るまでの全てが、このDLCのみで完結する。したがって、誤った選択をしてしまっても、本編とは違い今後何十時間もそれを引きずることはないし、育成要素に関しても同じことが言えるので、一つ一つの決断が本編と比べると軽い。

本編とは独立しているので、思い切ったスキル振りが出来るというのはある。しかし、このDLCのみで完結する上に、短時間で完走できるために、「選択」「決断」が本編よりも軽く感じられる。

ゲームプレイ面は、本編と全く変わらない。ゲームシステムはそのままに、新たなミッションを数時間分追加したものであり、このDLC特有の要素はほとんど無い。だが、本編同様に複数のルートが用意されており、プレイヤーの思うままに遊べる点は、このDLCにも引き継がれており、そこは本編同様に楽しめる。

チラッ。

『Deus Ex: Human Revolution』の延長戦。既視感が強く、このDLC特有の要素が欠落しているのも残念だが、本編を気に入っているのなら遊んでも損はしない内容にはなっている。