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【評価/感想】スプリンターセル【批評/レビュー】

ステルスゲーム
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原題Splinter Cell
機種PC,Xbox One(互換),PS3 etc
プレイ/クリア時間12時間~
カキヘイ
カキヘイ

シリーズの一作目としては洗練された作品。
現実ベースのストーリーと、地に足の着いたスパイ活動は今でも個性が際立っている部分であり、スパイ活動と暗闇を活用するゲームプレイも見事にフィットしている。

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紹介

どんなゲーム?

「スプリンターセル」シリーズの一作目。

“Tom Clancy(トム・クランシー)”の名が付いていることからも分かる通り、本作は現実ベースの国際問題を背景したストーリーをウリにしており、ゲームプレイ自体も地道な諜報活動に焦点が当てられている点が特徴である。

なお、ジャンルとしてはスパイ系ステルスゲーム

MGSやThiefにインスパイアされている

本作のエグゼクティブ・プロデューサーも言及している*ように、ゲーム自体は小島秀夫監督の代表作『メタル ギア ソリッド』にインスパイアされた作風になっており、そこへ『Thief: The Dark Project』が発明した”光と影を取り入れたステルスプレイ”を乗っけたものになっている。

*EGM’s Final Milestone: The Legendary 200th Issue (Part 2)

特徴は暗闇を活用するゲームプレイ

まず、このゲームにおける「暗闇」は”絶対的な安全地帯”。

Thief: The Dark Project(98年)』のように、”たとえ敵が1mのところまで近づいて来ても発見されることはない”ので、基本的には暗闇に紛れてプレイするステルスゲームになっている。

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評価

ステルスゲームの再利用

ステルスゲームとしては既存のパーツの再利用に近い。

言ってしまえば、本作は『メタルギアソリッド』に『Thief: The Dark Project』の要素を乗っけて、それをトム・クランシーで包み込んだようなゲーム。

なので、このゲーム自体が何か新しいものを持っているということはない。

ただし、

  • 敵に見つかってはいけない
  • 暗闇を活用する

という2つの特徴的な要素を一つにしたゲームプレイはユニークである。

ステルスゲームではない?

まず、このゲームでやることは”敵に発見されずに各エリアを突破する”こと。

各エリアには”嫌らしく”敵や監視装置が配置されており、プレイヤーは暗闇を移動したり、パイプを伝ったり、時には機械を作動させて敵の注意を逸らすなどして、そんなエリアを攻略していく。

で、これは一種の「パズル」みたいなもの。
「これはダメか」「おお、こんな方法が!」とブツブツ言いながら試行錯誤し、失敗と成功を繰り返しながらそのエリアに隠された”一つの解法(=進行ルート)”を見つけていく流れになっており、実はプレイ感覚はパズルゲームに近い。

(なお、敵との力関係的に強行突破はほとんど不可能)

そして、この”敵に発見されないことが条件のパズル”は本作の時点で面白い。

周囲の環境を上手く活用しながらルート上の障害物を取り除き、“武装した敵兵を尻目に颯爽と次のエリアへと移動できた”際の「達成感」こそ本作最大の魅力であり、かつタフな状況をひ弱な主人公で切り抜けられたプロフェッショナルな自分に酔いしれることができる。

【Pros】地道なスパイ活動

現在の「スプリンターセル」ではすっかり忘れ去られてしまったが、本作の時点ではまだまだ地道なスパイ活動に焦点が当てられている。

そもそも、ほとんどのミッションは情報収集が目的なので、サムの風貌とは裏腹に人気(ひとけ)のない屋上で情報屋と会ったり、密かに大使館に潜入して調査することが大半。

確かに、派手さとは無縁のゲーム内容ではあるのだけれど、こうした地に足の着いた地道なスパイ活動は他のステルスゲームとは一線を画する部分であり、なおかつ現在の「スプリンターセル」さえも忘れてしまっている部分なので、本作の個性が際立っている。

サムの人間臭さも魅力

また、主人公サム・フィッシャーの動作がいちいち人間臭い点も見逃せない。

現在の「スプリンターセル」では全ての動作が素早くなっているが、本作のサムはパイプを登る際も一歩ずつ確実に登り、縁を移動する際も力みながらゆっくりと移動していくので、本当に人間臭い。

そんな人間臭いサムの動作は、“スパイとしての長いキャリア”を感じさせる年季が入ったものになっており、その背中は”今のサム・フィッシャー”よりもはるかに人間味を感じさせる。

また、愛娘サラの存在によって”一人の父親”としての一面も描けており、彼女の存在がサムの台詞一つ一つに命を吹き込む。

【Cons(欠点)】一部の戦闘パート

何故か、強制的な戦闘シーンが用意されている。

まず、このゲームは”主人公のアクション能力を極端に下げることでステルスプレイせざるを得ない状況”を作り上げており、主人公のサム・フィッシャーはアクションゲーム仕様ではない。

なので、戦闘シーンは上手く立ち回らないと苦労させられる。

また、戦闘シーンはゲームの進行上の都合で強制的に始まるのだが、私としては「せっかく完全隠密で”きれい”にプレイしていたのに…」というガッカリ感が強く、この強引な展開も好きではなかった。

  • アクションゲーム仕様ではない主人公で戦闘は苦労する
  • プレイ内容に関係なく、戦闘シーンが始まるので納得できない

という二重の意味でイヤなパートだった。

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総評

シリーズの一作目としては非常に洗練された作品。

プレイ面こそ既存のものを組み合わせたものだが、上手く「スプセル」というパッケージに収められており、それをベースにした「パズル」とも言うべきゲームプレイも手強くて面白い。

Good

  • 現実ベースのストーリーと世界観
  • 地に足の着いたスパイ活動
  • 厳戒態勢のエリアを攻略できた際の達成感

 

Bad

  • “死”行錯誤を強いるデザイン
  • 敵の視力や反応がやや理不尽

▼スプセル シリーズの感想▼

初版:2015年3月21日

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ステルスゲーム
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