順当進化の傑作スプセル【評価・感想】『スプリンターセル ブラックリスト』レビュー

4.0
ゲームレビュー
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この記事は約6分で読めます。
原題Splinter Cell Blacklist
対応機種PC,PS3,Xbox
プレイ時間11時間~
ストーリー“エンジニア”を名乗るテロ集団がテロを予告。テロ攻撃を阻止すべく、米国政府は”フォース・エシュロン”なる組織を発足させ、サム・フィッシャーがそのリーダーに任命される。サムは、再びテロの脅威から世界を救うべく、世界各地を飛び回る。

今作は、「スプリンターセル」シリーズの六作目。

スプリンターセル コンヴィクション』が確立した攻撃性の高いステルスを引き継ぎつつ、それより前の「スプリンターセル」の作風も復活させた作品になり、新旧スプリンターセルのいいとこ取り・・・・・・な一作。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに260本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

これが、新しいスプリンターセル

今作は、『スプリンターセル コンヴィクション』のゲームシステム上で、ステルス色が強かった頃の「スプリンターセル」を再構築した続編になり、「コンヴィクション」のように、アクション特化でも遊べ、テンポの良さを重視する作風でありながらも、古き良きステルスプレイもちゃんと楽しめる作品になっている。

基本的に、どのエリアもステルス状態を維持したままクリアできる。

「コンヴィクション」とは異なり、敵が多く配置され、出口を塞がれていても、ステルスプレイのための手段は必ず用意されている。例えば、各エリアには「隠しルート」と呼ばれる抜け道があり、そこを通れば敵をスルーできるし、煙幕やノイズ発生装置などのガジェットを使えば、自分で道を切り開くこともできる。

「コンヴィクション」のように、マークした敵を瞬殺できる「エクスキュート(旧マーク&アクション)」や一撃必殺のテイクダウンなどを駆使し、パワーでゴリ押しすることも可能だが、非殺傷にこだわり、ステルス思考でスマートにエリアを攻略していくことも可能で、どちらの遊び方もアリとしてくれる。

そして、”アクションでもステルスでも遊べる”ようになったことで、「基本はステルスプレイで、敵に発見されたら銃で応戦する」と言ったハイブリッドなプレイスタイルも生まれており、各々のプレイスタイルに合わせて遊べる。

なお、今作ではプレイスタイルを三つに分類している。

  • ゴースト
    ※ステルス特化
  • パンサー
    ※ステルス&アクション
  • アサルト
    ※アクション特化
  • 「コンヴィクション」とは異なり、ステルスプレイも可能
  • アクションとステルスを駆使するハイブリッドなプレイスタイルも誕生

全体的にスピード重視なゲームで、主人公も超人的なので、今作は、どちらかと言えば「コンヴィクション」の続編に近いのだが、ちゃんと「スプリンターセル」っぽさも感じられる内容になり、「スプリンターセル」としては、「コンヴィクション」と『スプリンターセル カオスセオリー』のちょうど中間くらいにある。

昔の「スプリンターセル」は、ガチガチのステルスゲームで、逆に「コンヴィクション」は、ゴリゴリのアクションゲームと作風が両極端だった中で、今作ではその両方の要素を取り込み、今まででもっとも自由で、多様な「スプリンターセル」を作り上げている。

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色々と肉付けされている

シリーズの中でも、特にコンテンツが充実している。

今作では「パラディン」と名付けられた航空機を中心に、ゲームが構築されている。『マスエフェクト』の「ノルマンディー号」のように、ここから各ミッションに飛んで行ったり、ここで機体のアップグレードやアイテムの開発などを行ったりする。

これまでは、淡々とメインミッションをクリアしていくだけだったが、今作では、新しい装備でミッションを再プレイしたり、軍資金を稼ぐためにサイドミッションを遊んだりができるので、ゲームに厚みが出ている。

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今回も協力プレイが面白い

「スプリンターセル」は協力プレイも面白い。

一人が敵を誘導し、もう一人が敵を背後から締め上げると言った連携プレイも可能で、ソロプレイにはないステルスが楽しめる。ちなみに、最高難易度”パーフェクト”では非常にストイックなステルスゲームに変貌し、よりフレンドとの意思疎通や連携プレイが重要になるので一層面白くなる。

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気になるところ

  • 誤操作が割りと起きる
  • 暗闇があまり活用されていない

個人的に、もっとも気になったのは操作面。

例えば、一つのボタンに「ドアを開閉する」「敵を担ぐ」が割り当てられているので、「ドア」と「倒した敵」が近くにある時は、すんなりとアクションを実行できないことが多々ある。特にステルスプレイ時は、モタモタしていると敵に発見されるので、これらがすっと出来ないのはストレス。

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総評

今作は、”スプリンターセル風味”の傑作ステルスアクションゲーム。

『スプリンターセル コンヴィクション』の路線を受け継ぎつつ、それより前の「スプリンターセル」の要素を復活させることで、新旧のファンが楽しめる「スプリンターセル」として、新しい方向性を示している。

開発中とされるリメイク版『スプリンターセル』次第ではあるが、少なくとも現時点では、「初めてのスプリンターセルはどれを遊べば?」と聞かれば、絶対に今作をオススメするくらいには面白い。

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初版:2016年3月17日 2:31 PM

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