【評価/感想】MGS4/メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット【批評/レビュー】

ゲームレビュー

「戦争は変わった」 by オールド スネーク

メタルギアソリッド』から続くソリッド・スネーク サーガの最終章。

なお、今作では過去作の予備知識は必須。
“極端に言えば”新規プレイヤーが入る余地が無いほどシリーズファン向けの作品と言える。

時系列としては…

となる。

PMC(民間軍事請負企業)の台頭により、戦争がビジネスへと変貌し、経済活動の推進力となった近未来。

PMC大手5社を裏で束ねる男”リキッド・オセロット”は、戦火をさらに拡大し、”戦士が生の充足を得られる世界”を実現するため、蹶起を目論む。

その理想とはまさに、かつてあのBIGBOSSが目指した世界だった―。

“SENSE”をテーマに、BIGBOSSと同じ遺伝子を持つ男”ソリッド・スネーク”の最後の戦いが繰り広げられる。

公式サイト

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ステルスとアクションの融合

常に革新を求めるシリーズらしく、今作でも大きな変更が加えられている。

まず、今作ではステルスとアクションが融合している。
これまで以上に戦闘が身近に感じられる作風となり、プレイ面では”No Place to Hide(隠れる場所はない)”というテーマが徹底されているので、過去作とは一味違う。

これに合わせて操作方法や、主人公のアニメーションは一新され、今作のスネークはシリーズで最もプレイヤーの思い通りに動くキャラクターになり、ステルスからアクション、アクションからステルスへの移行がシームレスに行える。

中でもシューティング面はその根底から再構築。
一般的なTPSに準拠した内容に一新され、そこへこれまでのノウハウが投入されているので、非常に滑らかな銃撃戦を実現している。小島監督はシューティングゲームの熱心なファンなのでは?と予想する。

また、ステルス面でも進化が見られる。
前作『メタルギアソリッド3 スネークイーター』では手動で行っていたユニフォーム変更が、今作では自動化されている。さらに新たな”姿勢”やカバーシステムが導入されたことで、プレイアビリティが底上げされている。

シリーズのルーツは大切にしながらも、一方で捨てるべきものはバッサリと捨てる姿勢は、長い歴史を持つ「メタルギアソリッド」に新たな生命を吹き込んでいる。

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長時間のカットシーン

賛否両論、約8時間分のカットシーン(前作は約5時間、前前作は約6時間)。

今作はサーガの最終章ということで、カットシーンではこれまでの伏線が総回収され、点と点が線で繋がってゆき”壮大な物語”の全容が見えてくるという流れになっている。

まさに今作のカットシーンはファン向け。
なので、”今作が初MGS”だった人は、少し遊んでは難解なカットシーンを10分近く見ることの繰り返しになり、否定的な意見を持つ人がいるのは理解できる。

一方でシリーズファン的には納得のいく内容になっているのではと思う。
怒涛の勢いで伏線が回収され、おまけにシリーズファン向けのネタも豊富に仕込まれており、少なくとも私はとても満足できた。

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総評

格段に進歩した滑らかなゲームプレイや、”これまでの伏線を怒涛の勢いで回収していく”ストーリーは最大の見所であり、エンディングは集大成に相応しい名場面である。

個人的にとってはシリーズ屈指の名作である。

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