対応機種 | PS3 |
プレイ/クリア時間 | 20時間~ |
👍Good
- 当時としては美しいグラフィック
- ステルスとアクションの融合
- 濃密なストーリー・演出
👎Bad
- シリーズファン向け
紹介/MGS4とは?
どんなゲーム?
三人称視点のステルスゲーム。
ゲームとしては「近未来」に舞台を移し、「ハイテク」要素を全面に出した一作になっており、テクノロジーの力を借りながら敵の目を欺いていく作風になっている。
時系列は?
時系列としては…
- メタルギアソリッド3 スネークイーター
- メタルギアソリッド ピースウォーカー
- メタルギアソリッドV グラウンドゼロズ
- メタルギアソリッドV ファントムペイン
- メタルギア
- メタルギア2
- メタルギアソリッド
- メタルギアソリッド2
- 今作
となる。
要するに、もっとも新しい歴史を描く一作。
最低でも、『メタルギアソリッド3 スネークイーター』『メタルギアソリッド』『メタルギアソリッド2』のストーリーは復習しておいた方が良い。
メタルギアソリッド4のストーリー
PMC(民間軍事請負企業)の台頭により、戦争がビジネスへと変貌し、経済活動の推進力となった近未来。
PMC大手5社を裏で束ねる男”リキッド・オセロット”は、戦火をさらに拡大し、”戦士が生の充足を得られる世界”を実現するため、蹶起を目論む。
その理想とはまさに、かつてあのBIGBOSSが目指した世界だった―。
“SENSE”をテーマに、BIGBOSSと同じ遺伝子を持つ男”ソリッド・スネーク”の最後の戦いが繰り広げられる。
より詳しく
【メタルギアソリッドシリーズの歩き方】で詳しく解説している。
評価
【Pros】もう、隠れる場所はない
今作では”No Place to Hide”というコンセプトが徹底されている。
今回は「メタルギアソリッド」シリーズの中では特に隠れる場所が少なく、ドラム缶やロッカーなどに身を潜めて敵兵をやり過ごせるほど楽ではない。
一方で、中腰移動を始めとした新たな体勢や自動カモフラージュ機能などが加わっており、ステルスプレイをサポートするもの自体は追加されている。
言わば、隠れる場所は少ないが身を隠すことはできるステルスゲームになっており、周囲の環境に臨機応変に対応して進めていくスキルが求められる。
今作の即興的に、姿を晒したままのステルスプレイは非常にスリリングであり、これまでの「メタルギアソリッド」シリーズとは異なるプレイ体験を実現している。
- ステルスゲームなのに隠れる場所が少ない
- 周囲の環境に臨機応変に対応しながらプレイする
また、操作方法も一新されている。
今作のスネークは、”シリーズでもっともプレイヤーの思い通りに動く”キャラクターになり、ステルスからアクション、アクションからステルスへの移行がシームレスに行える。
さらに、カモフラージュの自動化やカバーシステムの導入によってプレイアビリティも底上げされている。
【Cons(欠点)】長いカットシーン(ムービー)
約8時間分のカットシーン(前作は約5時間、前前作は約6時間)。
今作のカットシーンは”これまでの伏線を回収し、点と点が繋がることで壮大な物語の全容が見えてくる”という流れになっており、シリーズファンは楽しく観られるはず。
- 約8時間のカットシーンはシリーズファン向け
一方でシリーズファン向けゆえに、”今作が初”だと置いてけぼり感を覚えるはず。
総評
「メタルギアソリッド」シリーズの集大成として納得の行く一作。
今作の”シリーズのルーツは守りながらも捨てるべきものはバッサリと捨てる”姿勢は、長い歴史を持つ「メタルギアソリッド」に新たな生命を吹き込む。
また、ストーリーや演出は集大成に相応しい名場面の連続だ。
▼関連記事▼
- 【評価/感想】『メタルギアソリッド(1)』レビュー
- 【評価/感想】『メタルギアソリッド3 スネークイーター(MGS3)』レビュー
- 【評価/感想】『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(MGS4)』レビュー👈
- 【評価/感想】メタルギアソリッド ピースウォーカー【批評/レビュー】
- 【評価/感想】『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ(MGSV GZ)』レビュー
- 【評価/感想】メタルギアソリッド 5 ファントムペイン(MGS5 TPP)【批評/レビュー】
- 【評価・感想】『デス・ストランディング』レビュー