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3Dステルスゲームの金字塔【評価/レビュー】Thief Gold【批評/感想】

ステルスゲーム
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別名Thief: The Dark Project
機種PC
開発Looking Glass Studios
カキヘイ
カキヘイ

3Dステルスゲームにおけるマスターピース。
98年発売だが、現在のステルスゲームでは当たり前の要素を発明しており、このジャンルにおける記念碑的な一作。

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紹介

どんなゲーム?

主人公ギャレット。

端的に言えば、盗賊系ステルスゲーム

厳重に警備された城や屋敷に忍び込み、金品を盗んでいくゲームとなっており、兵士で溢れかえる中世の砦だったり、ゾンビが徘徊する地下墓地だったりを己の腕一本で攻略していくタイプの作品。

また、本作は比較的自由度の高いステルスゲームとしても知られている。
基本的にどのミッションも「目標はコレ、後はご自由に」なので、大抵の場合は”プレイヤー次第”というところが大きく、遊び方によって楽にも、難しくもなる作風となっている。

3Dステルスゲームのパイオニア

(【Thief Wiki】から引用すれば)本作は

  • PC向けの初の3Dステルスゲーム
  • 一人称視点を採用した初のステルスゲーム
  • 光と影を取り入れた初のステルスゲーム

として知られている。

また、サウンド面では

  • 敵の会話を盗み聞きして情報を入手する
  • プレイヤーの足音に敵が反応する
    • 例:床の材質による足音の変化に敵が反応する
  • プレイヤーの音が反響したり、部屋を通り抜ける

と言った”音”に関する要素をステルスゲームに最初に取り入れた作品としても知られている。

言わば、本作は”現在の3Dステルスゲームのパイオニア”的な存在なのである。

Goldとは?

『Thief(1)』の完全版。
バグ修正と追加ミッションが収録されており、現在ではこのバージョンが各ストアで販売されている。

なお、今からプレイする場合は↑記事のTipsを読むことを勧める。

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評価

【Pros】古くてモダンなステルスゲーム

豪華絢爛な屋敷の内部。

今のステルスゲームと比べて特筆すべき点は何一つない。

ただし、これは当然と言えば当然。
なぜなら、今では”本作と同じ遺伝子を持つステルスゲーム”が数多く存在しているから。別の言い方をすれば、”多くのステルスゲームで採用されることになる”メカニックの多くを本作が生み出したからこそ、本来持っていたステルスゲームとしてのユニークさを失ったとも言える。

  • 現在の3Dステルスゲームでは当たり前のメカニックを発明

なので、ある意味”時代を感じさせない”ゲームでもある。
98年発売にも関わらず、現在のステルスゲームの常識が概ね通用するので、”ステルスゲームとしては”20年という時の経過を感じさせない作品となっている。

創意工夫の余地を残したマップ

ロープを引っ掛けて2階から侵入を図る。

これもやはり、『Deus Ex』や『ディスオナード』へと引き継がれる要素だが、本作の時点でもその片鱗を感じさせる点は面白い。

基本的に各ミッションは城や屋敷などの「箱庭」が舞台。
一部を除いて”プレイヤー次第”のところが大きく、ゆえにツールやトリッキーな技を駆使すれば大幅にショートカットできたり、敵を一網打尽に出来たりする。また、侵入経路も強制されないので、自分の方法で進められる。

こうしたプレイヤーの創意工夫を邪魔しないデザインは本作の魅力であり、10人いれば10通りの遊び方が出来るので、リプレイ性も高い。

ただ、古いゲームなので当然ながら時代を感じるところも。

  • ほとんどノーヒントに近い
  • 複雑に入り組んだマップ

この辺りは今からプレイする際は注意しておいた方が良い。

【Pros】サウンドの有効活用

タイルの上に苔を撒いて足音を消す。

まず、本作は一人称視点のステルスゲーム。

当然、一人称視点は三人称視点よりも画面上の情報量が少ない。
一人称視点では、三人称視点のようにカメラを調整して壁の向こう側や角の先の様子を確認することはできない。なので、ステルスゲームにおける一人称視点はある種のハンデキャップとも言えるのだが、本作は「サウンド」を用いてそれを克服しようとしている。

具体的には、口笛や足音が敵の位置を知らせ、音の強弱が敵との距離を教えてくれる。

ヘッドホンの有無で難易度が変化することからも分かる通り、本作はサウンドを攻略に欠かせない要素に位置づけており、音の種類や強弱が一人称視点特有のハンデを埋めてくれる。

こうしたサウンドの有効活用は、光と影の活用と並んで本作の優れている部分である。

【Cons(欠点)】後半のオカルト的な展開

ゾンビの亡骸。

後半、全体的にオカルト色が強くなる。
敵は人間からアンデッド系へと代わり、昆虫や猿人をモチーフにしたクリーチャーも続々登場するので、ゲーム全体の雰囲気は様変わりする。

個人的に、このゲームの面白さは厳重に警備された城や屋敷に忍び込み、誰にも発見されずに金品を奪い去るところにあると思っているので、後半のオカルト押しは場違いに感じた。

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総評

3Dステルスゲームにおけるマスターピース。

当時はまだ珍しかったり、初モノの要素を次々と取り入れ、かつその多くが現在のステルスゲームのスタンダードとなっていることを思えば、非常に革新的な一作だったと言える。

確かに、多くのプレイヤーからすれば本作を今からプレイする理由はほとんどない。
だが、もし、あなたがステルスゲームの愛好家であり、一つのジャンルの歴史を辿ることにも興味があるのであれば、本作は絶対に外せない一本である。

Good

  • 地に足の着いた盗賊プレイ
  • 創意工夫の余地を残したゲームデザイン
  • スチームパンクな世界観

Bad

  • 後半のオカルト/ホラーを強調したミッション
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