【評価/レビュー】L.A.ノワール【批評/感想】

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アドベンチャーゲーム
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原題L.A.Noire
機種PC,PS3,Xbox 360
リマスター版:PS4,Xbox One,Switch
開発Team Bondi,Rockstar Games
カキヘイ
カキヘイ

古くて新しいアドベンチャーゲーム。
アナログな事件捜査と、【フェイシャル・アニメーション】を用いた斬新なゲームプレイが同居した不思議な作風で、かつ濃密な推理でしっかりと楽しませてくれる大人向けの作品である。

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紹介

L.A.Noireとは

40年代のロサンゼルスを舞台にした刑事モノ。
“オープンワールド系”ではあるが、実際はアドベンチャーゲームに近く、地道な捜査と”俳優の顔をそのままゲームキャラクターに移植した”【フェイシャル・アニメーション】が可能にした「取り調べ」を特徴とした作品である。

なお、本作はGTAシリーズで有名な【Rockstar Games】販売だが、元々は【Team Bondi】によって開発されていたという背景があり、【Rockstar Games】作品とは多くの面で勝手が違う点は注意が必要である。

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忠実に再現された40年代のロサンゼルス

本作の舞台は40年代のロサンゼルス。
【Rockstar Games】とは異なり、実際の街、実在するブランドを取り込んでいる点が特徴であり、ハリウッドを代表する映画スタジオはもちろん、自動車やジュエリーに至るまでそのままの名称で登場している。

さらに、本作の場合は内装も作り込まれている。
全てとは言わないが、ケース(事件のことを指す)で訪れる博物館や加工工場などは足を止めて観察したくなるほど描写が細かく、莫大なリソースが注ぎ込まれたことがひと目で分かる。

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PC/PS4/Xbox One/スイッチの特徴

まず、今はPS4/Xbox One/Switch向けにリマスター版が販売されている。
オリジナル版『L.A.ノワール』を現行機種に最適化したバージョンになっており、グラフィックの若干の向上と、有料DLCが同梱されている点が特徴。

一方で、PC向けはオリジナル版のみ。

ハードリマスター日本語版
PC
プレイステーション4
Xbox One
Nintendo Switch

スイッチ版のお手軽さ

確かに、グラフィック面に限ればスイッチ版が一番劣る。

けれども、”携帯できる”点は非常に大きなアドバンテージ。
プレイ時間の大半を「証拠集め」と「推理」に費やす内容上、就寝前や移動中の空き時間に十分プレイできるので、このお手軽さは個人的には気に入っている部分である。

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評価

【Pros】”ウソ”を見抜く

今さら事細かに説明する必要はないかも知れないが、本作は俳優の顔をそのままゲームキャラクターに移植している。

例えば、本作の主人公コール・フェルプスを演じるのはアーロン・スタトンだが、実際の映画やドラマと同じように”外見的には彼がそのままコール役としてゲーム内に登場”しており、他のキャラクターも同様だ。

それにより、本作ではリアルな表情ではなく、”本物”を見ることができる。
本物の顔を移植しているので、”微細な表情の変化”がそのままゲーム内で表現されており、“なんとか平静を装っているが、それが顔に出てしまっている”というような複雑な人間の感情を目の前のゲームキャラクターが当たり前のようにさらけ出しているのだ。

そして、本作は推理系アドベンチャーゲーム。
上記の【フェイシャル・アニメーション】は、容疑者や関係者を取り調べる際に大活躍する。プレイヤーは相手の表情を観察し、その口から語られたストーリーが信用に値するかを判断し、次の一手を考える。

表情から”相手が何かを隠している”と感じれば厳しく追求し、逆に真実を語っていると感じれば無闇に相手を刺激せずに話をさせる、ということができる。

まさに、“人間がウソを見抜くプロセス”をゲームプレイに落とし込めている。
そんな「洞察力」も求めるゲームプレイは未だに新鮮に感じる部分であり、私は「このゲーム以上にゲームキャラクターの顔をマジマジと見たことがない」というほど”顔を見て、そこから何かを感じ取ろう”としていた。

推理

推理に関してはほとんどノーヒント。
集めた証拠や証言は容疑者を尋問する際に役立つのだが、「何を相手に突きつけるか」「どのタイミングで切り出すか」は全てプレイヤー任せになっており、しっかりと推理していないと苦労する。

(一応、結末にたどり着くデザインにはなっているが、上司から説教を食らったり、低評価がくだされる)

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【Pros】地道な捜査

とにかく、地道。
よくある”重要アイテムだけがハイライトされる”ような気の利いたものはなく、文字通り現場に散乱したモノを一つずつ手に手に取りながら、”それが事件に関連するものか”を判断していく。時には証拠と人物の関連を裏付けるために、わざわざ「ガンショップ」や店まで行くこともある。

なお、店まで行っても、今度は顧客リストを指で追いながら情報を探さないといけない。さらに、見つけた人物の住所を特定するためにも、わざわざ公衆電話や固定電話まで出向き、照会機関に連絡して情報を入手しないといけない。

こうした地道な捜査は非常に味わい深い。
テンポよく進むゲームもそれはそれで良いけれども、一つ一つの証拠を噛み締めながら事件を捜査していくのもそれはそれで面白いものであり、”40年代のデカ”という設定と相まってこの地道さが堪らない。

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【Cons(欠点)】アクション要素は無くても構わない

本作は、あくまでもアドベンチャーゲーム。
なので、【銃撃戦】や【カーチェイス】などは”カレーで言うところの福神漬けみたいなもの”で、味に変化を加えるという意味ではアリなのだが、それ単体をバクバク食べられない。

にもかかわず、アクション要素の自己主張が強い。
中盤以降は融通の利かないシューティングと、一度事故ると取り返しが難しい【カーチェイス】に段々と嫌気が差して来てしまった。

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総評

古くて新しいアドベンチャーゲーム。
アナログな事件捜査と、【フェイシャル・アニメーション】を用いた斬新なゲームプレイが同居した不思議な一作。かと言って”技術だけ”のゲームではなく、ハリウッドの光と影を描くハードボイルドなストーリーと、それを背景にした濃密な推理でしっかりと楽しませてくれる大人向けの作品となっている。

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