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【評価・感想】『ゴッド・オブ・ウォー(初代)』レビュー

3.5
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約5分で読めます。
原題God of War
対応機種PS2,PS3
プレイ時間6時間~
ストーリーギリシャ神話の軍神”アレス”に仕える狂戦士クレイトス。そんなクレイトスは、自身の過去を精算することを条件にアテナに協力し、アテネを包囲するアレスの軍勢に立ち向かう。

本作は、2005年にPS2向けに発売されたアクションアドベンチャーゲーム。”SCEサンタモニカスタジオ”が開発したPlayStation向けの独占タイトルになり、PS2以外ではPS3版でも販売されている(されていた)。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

PS2版ではなく、PS3向けに発売されたリマスター版を遊びました

パズル要素の強い残忍系アクションゲーム

“白塗りのおっさん”が剣を振り回すゲームこと「ゴッド・オブ・ウォー」。ずっとPCでゲームを遊んできた私にとっては、名前は知っているが、遊ぶ機会を逃し続けて来たゲームだったが、最新作の『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』が発売されるこの機会に、ついに遊ぶことに。

思っていたよりも、パズル要素の強いゲームだった。

戦闘ばかりのゲームかと思えば、実際はオブジェクトを動かして扉を開けたり、高低差あるエリアをジャンプなどで走り抜けたりする場面が少なくなく、自分が遊んだゲームでは『プリンス・オブ・ペルシャ 時の砂』にかなり近い(そう言えば”時の砂”も一部固定カメラだった)。

まずパズルは、簡単なものもあれば、頭の体操になるものもあり、アクションの合間に遊ぶ分にはよく出来ていた。レバーを押したり引いたり、テトリスの要領でオブジェクトをはめ込んだりと、様々なパズルが用意されていて好印象。

一方でプラットフォーム・ゲームとしては、些細なミスでゲームオーバーになるものが目立ち、特に後半は落下死が積み重なり、遊んでいてストレスが溜まった。一応、チェックポイントの間隔は短く、すぐにリスタートできるように配慮されているが、あまりに容赦なくゲームオーバーにされるので、ウンザリしてしまった。The Path of Hadesは許さない

正直、プラットフォーム・ゲーム的な部分は不満点の方が多い。ただ、パズルはシンプルながらも手が込んでおり、血なまぐさいアクションシーンが続くゲームにおいて、一種の箸休め的な存在として面白い要素だった。

次に肝心のアクション面は、無双っぽい手触りが良かった。

クレイトスは弱攻撃や強攻撃、ガードと言った基本的な動作しか出来ないが、ボタンの組み合わせで様々な技が繰り出せる。的確にボタンを押し、大勢の敵を切り刻んでいく戦闘は、攻撃を繋げる楽しさとビジュアルの派手さにより、非常にテンポが良く、爽快感溢れるものになっている(一応、魔法はあるが、自分のプレイではあまり使い所はなかった)。

あとは、QTEを決めると発動する必殺技(CSアタック)も見所で、これは最大の特徴だろう。

相手は人間ではないを言い訳に?首を引っこ抜いたり、顔面を粉砕したりと怒りに任せて無茶苦茶する。今となければ数世代前のグラフィックになるので、ビジュアル的なインパクトは薄いが、当時は過激で、目を引く描写だったのではないかと思う。

アクション面は、純粋にプレイヤーの暴力性を敵にぶつける・・・・ことができるものになり、”特に難しいことは考えずに”ボタンを連打し、敵をなぎ倒していく爽快感が魅力。そこは今でも十分に楽しむことができた。

実はシームレス

メインメニューを除くと、ロード画面なしで進行する。途中、読み込み用の移動シーンは存在するが、明らかな暗転はなく、ロード画面の度に現実世界に引き戻されることがなかった。

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日本語版は表現規制が辛い

表現規制のせいで、難易度が狂ってしまっている。

本来なら一般人を倒すと主人公の体力が回復するのだが、日本語版では一般人が無敵化されており、彼らを使っての体力回復が出来なくなっている。序盤の中ボス戦(サイクロプス)では、一般人を襲いつつボスと戦うことがベストな攻略法になっているのだが、日本語版ではそれが出来ないので、開発元が意図しない形で難易度が釣り上がってしまっている。

2005年発売のゲームに対して、今さら言ってもどうしようもないのだが、この頃の海外ゲームの日本語版で稀に見かけた雑な表現規制の一例として、ここに書き残しておく。ちなみに、私は例の中ボス戦で詰んだので、難易度をイージーに下げてクリアまで遊んだ。なお、イージーでもそこそこ手強いゲーム。

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総評

古いゲームという割り切りは必要だが、終わってみれば面白いアクションゲームだった。

文句はありながらもパズルとアクションの組み合わせは悪くなく、ステージも荒れ狂う海から壮大なスケールの神殿まで存在し、最後まで新鮮な気持ちで遊べた。全体的に見れば、二作目以降も遊びたくなる一作目だった。

あと、普段はあまり触れないが、今回はストーリーにも触れておきたい。ストーリーはキャラクター同士の関係性が分かりやすく、クレイトスの過去も描かれ、かつ伏線を回収して綺麗に終わりを迎えるので、非常に満足できる内容だった。個人的に、二作目以降のストーリーが蛇足にならないか少し不安になるほど、一作目のストーリーは気に入った。

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