【評価・感想】『ゴッド・オブ・ウォー アセンション』レビュー

ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約5分で読めます。
原題God of War Ascension
対応機種PS3
プレイ時間8時間~
ストーリー一作目よりさらに前。”誓約の裏切り者”として「復讐の女神達」に囚われ、拷問を受けるクレイトス。クレイトスは女神たちに立ち向かい、凄惨な過去と向き合う。

今作は、2013年に発売されたシリーズの七作目。(記事公開時点では)固定カメラ時代最後の「ゴッド・オブ・ウォー」で、ギリシャ神話をテーマにしているのも今作が最後になる。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに260本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

人間以上軍神未満のクレイトス

これまでは一作目『ゴッド・オブ・ウォー』をベースに発展してきたが、今作では、このシリーズの生命線とも言える戦闘システムにメスが入った。

今作はシリーズでもっとも古い時代を描く作品ゆえに、主人公のクレイトスはシリーズ最弱。双剣を振り回しても敵にチクチク攻撃され、頻繁に怯む(攻撃がキャンセルされる)ので、これまでのように大暴れすることが難しい。いつもの調子で遊んでいると、すぐに倒されてしまうと思う。

その上、「レイジゲージ」の仕様もやけに厳しい。

今作では敵に攻撃を当てて「レイジゲージ」を溜めると、強力な技が発動可能になる。最弱クレイトスなので、これは貴重な切り札になるのだが、敵の攻撃が当たるとこのゲージがかなりのスピードで減ってしまい、気軽に使えない。余裕で倒せるザコのときは溜まりやすく、本当に使いたい強めのザコのときは溜まりにくくで、実質的に上手い人がさらに強くなるための技と言える。

このように主人公が弱いこと、そして「レイジゲージ」の発動条件が厳しいことで、中盤あたりまでは、当てる⇒逃げる⇒当てる⇒逃げるの戦い方になりがちで、これまでと比べると、非常に窮屈な戦い方を強いられる。

たしかに、今作の戦闘は今までより歯応えがあって面白い面もある。過去作の戦闘は良い意味で雑に遊べたが、今回は防御や回避を意識させられるので、ザコ相手でも程よく緊張感がある。しかし過去作と比べると、今作の戦闘には大勢の敵をぶち倒していく爽快感があまりなく、ゴッド・オブ・ウォーIII』のあとに遊ぶと、チマチマした戦闘にだんだんと嫌気が差してくる。

終盤に差し掛かる頃になると、主人公や武器の強化がひと通り終わり、いつもの調子が出てくるが、私はこれを最初から遊びたかった。せめて「レイジゲージ」が”溜まる”だけであれば、もう少し爽快感ある戦闘が楽しめたのではないかと思う。

ちなみに、今作のメイン武器は一種類のみ。双剣にさまざまな属性を付与し、使い分ける形になる。これに関しては、過去作でもほぼ双剣だけで戦っていたので、メイン武器が一つでも特に不満はなかった。

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ゲーム自体はいつものゴッド・オブ・ウォー

ゲーム自体は、「戦闘」「パズル」「ジャンプ&クライミング」のいつものスタイル。後述するように、個人的にはイヤなところが目立ったし、戦闘も従来のスタイルの方が自分好みではあったが、大部分は安心して遊べる内容になっている。「どんなゲームか」については、一作目『ゴッド・オブ・ウォー』のレビューを読んでほしい。

また、シリーズの目玉であるグラフィックは、相変わらず気合が入っている。”PS3専用タイトルとしてのゴッド・オブ・ウォー”は、すでに『ゴッド・オブ・ウォーIII』が存在するが、全体の色使いやスケールの大きさは、今作の方が優れていると感じた。“III”のようにリマスター版で1080p&60fpsで遊びたかった。

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カメラワークに少し難がある

※戦闘中です(奥の方で戦ってます)

遊んでいて、細かなストレスが蓄積されていく。

演出のために戦闘中でもカメラを動かすときがあり、単純に遊びにくい。クレイトスも敵もコバエサイズになるので、もうどっちがどっちなのか分からなくなる。

また『ゴッド・オブ・ウォーIII』と比べると、落下死やQTEの失敗が目立ち、私にとっては一作目と二作目を遊んでダメだと思ったものが、どれも揃ってしまっているゲームだった。

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総評

単体のゲームとしてみれば、面白いアクションアドベンチャーゲームだと思うが、「ゴッド・オブ・ウォー」の一つとしてはそれなりに不満点もある作品になり、自分の中では過去作を超えることはなかった。新しいものを積極的に取り入れているが、それとこのスタイルの「ゴッド・オブ・ウォー」との相性が良くなかったと思う。

ただ、プレイ面に不満はあっても、人間味のあるクレイトスの描写はユニークで、今までにない一面を垣間見れたのは、シリーズファン的には遊んで良かったと思える点だった。あと、ボス戦も印象に残った。

さて今作を終えて、固定カメラ時代の「ゴッド・オブ・ウォー」はすべて遊んだことになるが、自分の中でベストを決めるとすれば、やはり『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』が一番で、僅差で『ゴッド・オブ・ウォーIII』となる。ただ、基本的にどれも打率が高い。

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