【評価/感想】ファー クライ 5【批評/レビュー】

ファークライ5のボックスアート。ジョセフ・シードを始めとしたカルトの面々が集合。

原題 Far Cry 5
対応機種 PC,PS4,Xbox One
発売日 2018年3月27日
開発元 Ubisoft
備考 公式サイト

『ファークライ4』以来のナンバリング タイトルであり、それに相応しい意欲的なゲームプレイが特徴の一作。

▼ストーリー▼

ようこそ、アメリカ モンタナ州「ホープカウンティ」へ。
このノドカな地は、自由を愛する人々と、狂信的なカルト教団「エデンズ・ゲート」のホームタウンだ。

カリスマ的な予言者、ジョセフ・シードと彼の兄弟たちが支配する「エデンズ・ゲート」は、静かに、だが着実にこの町の人々の生活に浸透してきている。

プレイヤーはカルト教団の脅威から町の人々を解放するのが使命だ。

公式サイト

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今作ならではの2点

ラスボスと接点がある幹部たち。彼らの大半を始末しないとラスボスは出現しない。

『ゴーストリコン ワイルドランズ』より。

まず、今作は『ゴーストリコン ワイルドランズ』以降の”Ubisoftゲームの最新版”と言える内容であり、これまでのファークライとは少しだけ勝手が違う。

▼ポイント▼

  • 一部を除いてCo-opでプレイ可能。
  • 最初から全マップが開放状態。
  • 各地区の中ボスを片付けてラスボスに挑む。

基本的には『ゴーストリコン ワイルドランズ』風のファークライになっている。

関連記事>>>ゴーストリコン ワイルドランズ レビュー

能動的にエリアを探索する

大自然に囲まれたモンタナ州「ホープ・カントリー」。この土地を開放した後は散策するのも良いかも?

今作の舞台であるモンタナ州「ホープ・カントリー」は、これまで以上に”探索させる”マップだ。

というのも、今作はプレイヤーが能動的にエリアを探索して地元民と触れ合い、周囲の環境にインタラクトすることに重きが置かれているからであり、一から十まで”プレイヤーの足を探索に向かわせる”デザインになっているのだ。

塔やミニマップは存在しない

チーターの生息地域であることを知らせる看板。

野生動物の生息地域は、自分で足を運んで確認する。

【塔】や【ミニマップ】の廃止は、能動的にエリアを探索させる要因の一つ。

まず、これまでのFar Cryと言えば、タワーを開放することでマップ上にミッションやイベントを出現させ、マップ上の「点」としてそれらを順番に消化していく作品だった。

今作のリードライターを努めたDrew Holmes氏も、この点に言及しており、タワーの廃止がプレイに与える影響を次のように述べている。

私の考えでは、塔の廃止は探索性の向上を手助けします。
FC3やFC4では、そのエリアで次にすべきことを知る手段は、塔に登ってボタンを押すだけでした。

モンタナのように馴染み深い設定の中にゲームを置くと、「もし、私がこの状況下に居たら何をするだろうか?」と比べたくなりました。

地元の人たちに会って彼らの営みを確かめる、もしくは街へ行って周辺にあるものを見たいと私は思いました。

したがって達成すべき目標は、住民とのインタラクトや周辺の環境に集中するために、ゲーム内からタワーを取り除くことでした。

GamingBolt

また、ミニマップの非表示に関しても”プレイヤーの注目を周囲に向けるため”と語っており、一つ一つの要素が”エリアを探索させる”一点に集中していることが分かる。

ランダムイベントも、”探索させる”

謎の装置の中に入り、火星へ旅立とうとしている男性。

今作では”自分の足”でエリアを練り歩く意味も大きい。

なぜなら今作は…

  • 地元民と接触する。
    • そのエリアのみならず、全マップの情報が更新される。
      • 【カルトの拠点】や【プレッパーの宝】等。
  • ランダム イベントをクリアする。
    • レジスタンス ポイントが溜まる。 
      • 一定値に達するとメインミッションが進行する。

というシステムを採用しているからだ。

その結果、ホープ・カントリーは“シリーズで最も探索させる”マップになっている。
また、地元民や周囲の環境とのインタラクト性が増したことで、よりプレイヤーとゲーム世界の距離も近くなっている。

全体的なスリム化

今作のパーク画面。

いくつか要素が統廃合され、過去作よりもスマートな内容。

例えば、スキルやクラフトが【パーク】に統合されたことで、メニュー周りの煩雑さが解消され、主人公の能力を一括管理できる利点も生まれてる。

また、クラフトの廃止に伴って狩猟要素はほぼ不要に。
野生動物から採取できるアイテムは、肉食動物を誘き寄せる【エサ】と【売却アイテム】のみとなり、狩り自体はもはや形だけの存在になっているが、その一方でクラフト関連の手間からは開放される。

これら以外にも、すでに述べた塔の廃止や敵拠点の減少など、全体的なスリム化が目立つ。
これまでの”質より量”を優先させた内容とは対照的であり、多くの要素が過不足なく配置されており、マップを見ただけでお腹いっぱいになることはない。

一方で追加要素も

釣り

大自然の中でバス釣り。

一旦戦闘から離れ、大自然の中で【バス釣り】するのも一興。
シンプルなプレイ内容ではあるが、中毒性が高い。

関連記事>>>『ファークライ5』で大物を楽に釣るコツ。

最大2名のコンパニオン

【リスト】と呼ばれるコンパニオンの管理画面。

プレイヤーは最大2人まで仲間を連れ回せる。
彼らは”プレイヤーの技量不足”を補ってくれる存在なので、とても有り難い。

例えば、グレースという名のスナイパーは、戦闘機のパイロットや、敵車両の運転手を的確に撃ち抜くことができ、ニックは航空支援という形で戦況を一気に逆転させてくれる。

外部記事>>>『ファークライ5』Co-opモードのよくある質問(UBISOFT)

欠点は2つ

強制的に進行するメインミッション

フェイスと呼ばれるカルトの幹部。彼女は特殊な薬物を使って人々を洗脳する。

今作では、メイン/サイド ミッションの境界線が曖昧。
これまでとは違い、メインミッションを進めていくだけでは進行せず、様々なミッションをクリアして【レジスタンス ポイント】を上げないといけないのだが、一定値まで【レジスタンス ポイント】が溜まると、強制的にメインミッションが進行してしまう。

この時点では、プレイヤー側の都合は一切考慮されない。
“自分のペースで進められる”ことは、オープンワールドゲームの良さの一つだが、今作では無視されている。

バグが少なくない

発売から2ヶ月経過した今でもバグは少なくない。
ほとんどの場面は快適にプレイできるが、アイコンが消えないままだったり、進行不能になったりするので、やや不安定。

総評

コンパニオンとして登場するワンちゃん、ブーマー。

他のゲームの言葉を借りれば、これまでの”アタリマエを見直した”ファークライ。

マンネリ化が目立ち、行き詰まりつつあったシリーズを見事に刷新しており、マップ デザイン、仲間との共闘や陸海空を舞台にした戦闘が、シリーズに新たな息吹を吹き込んでいる。

Q&A

Q.課金要素は?
A.クリア後に書いた記事>>>あくまでも時短目的/『Far Cry 5』は課金ゲームではない。