見事にシリーズを刷新した意欲作【評価/感想】ファークライ 5【批評/レビュー】

4.5
シューティングゲーム
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原題Far Cry 5
対応機種PC,PS4,Xbox One
プレイ/クリア時間25時間~
カキヘイ
カキヘイ

これまでの「アタリマエ」を見直したファークライ。
各要素の統廃合や新要素の追加によって、このシリーズに残されていた可能性を示した意欲作。

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紹介

どんなゲーム?

オープンワールド系FPS。
かつ、2014年に発売された『ファークライ4』の続編。

今作もゲームとしては比較的自由度の高い一作。
各々のプレイスタイルで遊べる余地が残されており、アクションとステルスの両方で遊べる。また、銃器も豊富に用意されているので、ガンマニアも満足できるはず。

ちなみに、今作はチュートリアル以外はCo-op(協力プレイ)可能に。

舞台はアメリカ北西部【ホープ・カントリー】

大自然に囲まれたモンタナ州「ホープ・カントリー」。この土地を開放した後は散策するのも良いかも?

今回のマップは非常に馴染み深い場所。

まず、これまでのファークライは内戦に揺れるアフリカだったり、海賊に支配された南国の島「ルーク・アイランド」だったり、独裁者が支配するアジアの小国「キラット」だったりが舞台として登場していたが、今回はリアルなアメリカ北西部。

目の前にはアメリカの大自然が広がり、多種多様な野生動物も生息している。
また、森を抜ければ農作業に従事する地元民や、ハンティングに勤しむ狩人にも出会え、大自然を舞台にした様々なドラマが目の前で展開される。

ファークライ5 シーズンパスの中身

  • アワーズ・オブ・ダークネス
  • ロスト・オン・マーズ
  • デッドリビング・ゾンビ
  • ファークライ3 クラシック エディション

ファークライ5のストーリー

ようこそ、アメリカ モンタナ州「ホープカウンティ」へ。
このノドカな地は、自由を愛する人々と、狂信的なカルト教団「エデンズ・ゲート」のホームタウンだ。

カリスマ的な予言者、ジョセフ・シードと彼の兄弟たちが支配する「エデンズ・ゲート」は、静かに、だが着実にこの町の人々の生活に浸透してきている。

プレイヤーはカルト教団の脅威から町の人々を解放するのが使命だ。

公式サイト

主な追加要素

最大2名のコンパニオン

【リスト】と呼ばれるコンパニオンの管理画面。

プレイヤーは最大2人(or匹)まで仲間を連れ回せる。

【コンパニオン】は飛行機乗りだったり、「チーズバーガー」という名のグリズリーだったりするのだが、それぞれが固有の能力を持っており、プレイヤーをサポートしてくれる。

(『ファークライ プライマル』に存在した【ビースト・マスター】に近い)

釣り

大自然の中でバス釣り。

今回は舞台が”リアルなアメリカ北西部”ということで、マップのいたるところに良い感じの釣りスポットが点在しており、大自然の中で「釣り」ができる。

関連記事>>>『ファークライ5』で大物を楽に釣るコツ。

ほぼ全編Co-op(協力プレイ)可能

外部記事>>>『ファークライ5』Co-opモードのよくある質問(UBISOFT)

【どっちが面白い?】ニュードーンとの比較

上記事では今作と続編「ニュードーン」を比較して、それぞれの特徴を紹介している。

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評価

【Pros】全体的なスリム化

今作のパーク画面。

いくつかの要素が統廃合され、過去作よりもスマートな内容に。

例えば、今作ではスキルやクラフトが【パーク】に統合されたことで、メニュー周りの煩雑さが解消され、主人公の能力を一括管理できる。

また、クラフトの廃止に伴って狩猟要素はほぼ不要に。
野生動物から採取できるアイテムは、肉食動物を誘き寄せる【エサ】と【売却アイテム】のみとなり、狩り自体はもはや形だけの存在になっているが、その一方でクラフト関連の手間からは解放される。

  • スキルとクラフトがパークに統合
  • 狩猟要素の簡素化

上記以外にも、後述する【電波塔】の廃止や敵拠点の減少など、全体的なスリム化が目立つ。

これまでの”質より量”を優先させた内容とは対照的であり、多くの要素が過不足なく配置されていることで、マップ上の山ほどのアイコンを見ただけでお腹いっぱいになることはない。

【Pros】電波塔やミニマップは廃止、足で稼ぐ。

チーターの生息地域であることを知らせる看板。

野生動物の生息地域は、自分で足を運んで確認する。

今作では【電波塔】や【ミニマップ】が廃止されている。

まず、これまでのファークライは【電波塔】を開放してマップ上にミッションやイベントを出現させ、マップ上の「点」としてそれらを順番に消化する作品だったので、自発的にエリアを探索する意味は薄かった。

今作のリードライターを努めたDrew Holmes氏は、次のように述べている。

塔の廃止は探索性の向上を手助けすると考えます。
FC3やFC4では、そのエリアで次にすべきことを知る手段は、塔に登ってボタンを押すだけでした。

馴染み深いモンタナのような設定の中にゲームを置いた際、「もし、私がこの状況下に居たら何をするだろうか?」と考えました。

地元の人たちに会って彼らの営みを確かめる、もしくは街へ行って周辺にあるものを見たいと私は思いました。

したがって達成すべき目標はゲーム内からタワーを取り除くことでした。住民とのインタラクトや周辺の環境に集中するために。

GamingBolt

事実、今作では【電波塔】と【ミニマップ】が取り除かれたことで、プレイヤーが能動的にエリアを探索して地元民と触れ合い、周囲の環境にインタラクトする必要性が生まれている。

これにより、これまで以上に身近に感じるゲーム世界になっている。

探索した分だけ報いてくれる

謎の装置の中に入り、火星へ旅立とうとしている男性。

今作では、メインミッションの進行方法やマップの更新が次のように変更されている。

具体例説明
全マップ情報の更新
※【カルトの拠点】や【プレッパーの宝】など
地元民と接触する。
メインミッションを進行させるランダムイベントをクリアする。
※レジスタンスポイントを貯める

要するに今作は歩いた分だけ、探索に時間を掛けた分だけ報いてくれる。
なので、探索することに意味があり、【電波塔】や【ミニマップ】が無くても全く問題がない。

【Cons(欠点)】「強制イベント」は不要

フェイスと呼ばれるカルトの幹部。彼女は特殊な薬物を使って人々を洗脳する。

ファークライ プライマル』のようにメイン/サイド ミッションの境界線が曖昧。
これまでとは違い、メインミッションをアンロックするには”様々なサイドミッションをクリアして【レジスタンス ポイント】を貯める”必要がある。

  • メイン進行には一定のレジスタンスポイントが必要

今作最大の問題は、【レジスタンス ポイント】が一定まで貯まると”強制的”にメインミッションが進行する点であり、仮にフリープレイ中であっても無理やりメインミッションに引き込まれてしまう。

メイン進行に関してはプレイヤー側の都合は一切考慮されない。
“自分のペースで進められる”ことは、オープンワールドゲームの良さの一つだが、今作では無視されており、私は最後まで納得できなかった。

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総評

コンパニオンとして登場するワンちゃん、ブーマー。

他のゲームの言葉を借りれば、これまでの”アタリマエを見直した”ファークライ。

マンネリ化が目立ち、行き詰まりつつあったシリーズを見事に刷新しており、マップ デザイン、仲間との共闘や陸海空を舞台にした戦闘が、シリーズに新たな息吹をもたらしている。

▼ファークライシリーズの感想▼

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