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フォールアウト風味の、いつものファークライ【評価/感想】ファークライ ニュードーン【批評/レビュー】

シューティングゲーム
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原題Far Cry New Dawn
機種PC,PS4,Xbox One
発売日2019年2月15日
開発元Ubisoft Montreal(公式サイト)
【短評】
『ファークライ5 1.5』。
良くも悪くも前作の通りであり、新作というよりも「拡張パック」に近い続編。

ファークライ5』の後を描く続編。
舞台は核爆弾によって一変した「ホープ・カントリー」であり、新たな支配者「ハイウェイ・マン」と対峙することに。

▼ストーリー▼

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5との違い

緩いRPGの導入

色彩豊かな世紀末の世界。

今作ではシリーズで初めてRPG要素が導入されている。
ただし、本格的なRPGである『フォールアウト4』よりも緩いものになっており、敵の頭上に表示されるレベルを見て「そう言えばRPG要素があったな」と思い出す程度であり、前年の『アサシンクリード オデッセイ』と比べれば”緩いRPG”になっている。

なお、開発元は「Light RPG」と呼んでいる。

  • 緩いRPG要素が初登場

「Light RPG」は主に敵、銃や乗り物に影響を与える。
例えば、敵とレベル差があれば『ディビジョン』のそれのように何発も銃弾を撃ち込まなくてはならない(重装備の敵は高レベル)。また、クラフトできる銃器も現在のレベルに左右される。

厳密には、クラフトできる銃器などは本拠地【プロスペリティ】のレベルに左右される。
  • 緩いRPGは主に敵との関係性に影響を与える

正直、前作『ファークライ5』との違いはあまりない。
だが、ことボス戦に関してはRPG要素を持つF/TPS特有の”銃でチマチマと敵のダメージを削っていく”プレイになりがちなので、前作と比べてシューティング時の爽快感に欠ける。

エタノールの存在

本拠地【プロスペリティ】を拡張すれば数々のサポートがアンロックされる。

今作では「エタノール」を各種アップグレードに使用する。
それを使えば本拠地【プロスペリティ】の設備を整えることでき、数々のサポートがアンロックされるので、「エタノール」は貴重な資源となっている。

具体的には、本拠地【プロスペリティ】に「診療所」を設置すればプレイヤーの体力を上げることができ、「探索レベル」を上げればファストトラベルが可能になったりする。また、それ以外にもプレイヤーを手助けする様々な要素のアンロックに用いる。

  • エタノールを使って本拠地を拡張する

エタノールは「拠点制圧」で入手可能

「エタノール」は拠点制圧すれば入手可能。

肝心の「エタノール」は「拠点制圧」で入手可能。
「敵の拠点」を制圧するまでの流れは『ファークライ3』以降のそれと全く同じであり、各々のプレイスタイルで攻略できる自由度の高いものになっている。

  • エタノールは「敵の拠点」を制圧すれば入手可能
  • 「敵の拠点」の攻略はいつものファークライ

なお、今作は制圧”後”に新要素が用意されている。
今回は制圧後の「敵の拠点」を自分たちの拠点にすることもできるし、【資材回収】して「エタノール」だけ回収することもできる。【資材回収】した場合は高レベルの敵(ハイウェイマン)に再び拠点を制圧される。

  • 拠点制圧後に高レベルの敵に再制圧させる

そして、それを撃退すればさらに多くの物資が回収できる。

「拠点制圧」はわざわざ初期化する設定がアップデートで追加されるほど、人気の高いコンテンツになっており、今作ではようやくゲームシステムに組み込まれた形。
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Pros

いつものファークライ

『ファークライ5』のパッケージ・アート。

プレイ感覚は前作『ファークライ5』とほぼ同じ。
前述の「Light RPG」が導入されたり、舞台を世紀末に移したりしているが、それらはゲームプレイを大きく変化させるほどのインパクトは持っておらず、良くも悪くも前作のままである。

  • 良くも悪くも前作のまま

なので、ゲームプレイ全般の評価は前作のレビューを読んで欲しい。
“欠点以外の部分”は今作にも通ずる内容になっている。

「狩り」が意味ある要素に

狩りの成果はクラフト素材と交換可能。

今作では「クラフト(アイテム作成)」が復活。
銃や乗り物は”買うものではなく、作るもの”になっており、スクラップを集めてお目当ての銃(や乗り物)を自作しないといけない。

ただし、今作も「アイテムポーチ」などの装備品は「パーク」に統合されたままであり、過去作のようにアイテム作成に少なくない時間をつぎ込む必要はない。

  • クラフト(アイテム作成)が復活

そして、核戦争後の今作では”物々交換”も復活。
それを反映し、今回は動物から剥ぎ取れるアイテムは全てクラフト素材と交換できるので、「クラフト」の復活によってハンティングが”再び意味を持った要素”として復活している(前作『ファークライ5』は形だけの存在だった)。

なお、交換品であるクラフト素材はそこそこ多く貰える。

“5”の後の世界

この世界には前作の登場人物たちの痕跡が残る。

前作『ファークライ5』関連の小ネタが満載。
前作から引き続き登場するキャラクターもいれば、残念ながら再会を果たせなかったキャラクターもいるが、「ホープ・カントリー」にはそんな彼らの「生きた証」がちゃんと残っている。

  • 前作関連の小ネタが満載

当然、「ホープ・カントリー」への再訪自体も感慨深い。
悪く言えば、今作のマップは”前作のマップの色違い”なのだけれども、ニックと一緒に戦った飛行場や、キムの出産を見守ったあの家などの変わり果てた姿を見ていると、何とも言えない気持ちになる。

  • 前作のマップとの対比

意外にも、”同じマップ”であることは気にならない。
むしろ、前作のマップを知っているからこそ、その違いを楽しめる部分は大きく、「ホープ・カントリー」は前作の姿と合わせて一つになる。

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Cons(欠点)

結局は前作の”色違い”

敵の頭上にはレベルが表示されている。敵のレベルに合わせて装備を整える必要あり。

これは良くも悪くも。
前述の通り、前作『ファークライ5』と同じだからこそ今作も一定の質が確保されている。流れるようなシューティングや、【リスト(仲間)】との違和感のない連携プレイは何時間プレイしても飽きない。

  • 前作と同じだからこそ、今作も同水準のFPS

一方で、”強い既視感を覚える”欠点もある。
というのも、今作でも”前作で得た攻略ノウハウがそのまま流用できる”ので、前作経験者はオープニングからさっそく”熟練のFarCryer”としてプレイできてしまうから。なので、ゲームシステムを理解し、プレイスキルを磨き、その中で”成長を実感する”部分が非常に弱い。

  • 前作の攻略ノウハウが全て流用可能。
    ゆえに前作経験者は成長を実感できない

なので、”前作経験者”はプレイに変化が無いので強い既視感を覚える可能性が高い。

「世紀末」の意味もない

「世紀末」という設定を取っ払っても、今作は成立する。
核爆弾によって突然変異したクリーチャーがいることもなく、『フォールアウト4』のように破壊された世界を「再建」する要素もほぼ無いので、これも肩透かしを食ったところである。

同日に発売された『メトロ エクソダス』の方が”世紀末している”。

後半戦のクオリティ

お馴染みの精神世界。

後半は必要以上に時間の掛かるメインミッションが目立つ。
弓矢でチマチマと高レベルの敵と戦わせたり、1本道をゆっくりと進ませたりすることが多く、「ゲーム側でプレイ時間をコントロールしてやろう」という魂胆が見え隠れするので印象が悪い(要するにプレイ時間の水増し)。

  • 後半はプレイ時間の水増し感を覚える

また、一連のメインミッションのクオリティも低い。
そもそも「ファークライ」シリーズの醍醐味は、”自分のやり方で遊べるところ”にも関わらず、後半は所持品が没収されたり、改造車で強制的に戦わせたりしてプレイスタイルを縛って来る。

そして、”プレイスタイルを制限した対価”としては、一連の1本道的なメインミッションは非常に質が低く、これなら前半同様にエリア制圧型ミッション中心で構わない。

  • 後半は自由度が半減

ファークライ4』と同じ轍を踏んでいる。
奇をてらった1本道的なミッションはことごとく質が低く、こういう形での前作『ファークライ5』との違いは望んでいない。

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課金アイテムの扱い

今作にも課金アイテムが存在する。

一見すると今作の課金要素も、前作『ファークライ5』と同じくクラフト素材限定。
けれども、今回は中途半端にRPG要素(=レベル制)が導入されたことで、間接的にゲーム進行に影響を及ぼしかねない課金に化(ば)けている。

例えば、今作は「レベル2の敵にはレベル2の銃を」という仕様。
当然、最終盤辺りに相手する敵ボスは最高レベル。なので、こちらも同レベル帯の銃が必須になって来るのだが、高レベル帯の銃の作成には(他の素材と比べて)希少な素材が必要になるので、場合によっては課金した方が数倍早く先に進める。

  • 課金は間接的にゲーム進行に影響を与える

ただし、今作の場合はサイドミッションの一つ【プレッパーの宝】をクリアすれば素材は十分に入手可能(素材が100個単位で入手できる)なので、『アサシンクリード オデッセイ』よりはマシ。

今作にも、【プレッパーの宝】がいくつも用意されている。
前作同様に小さなパズルになっており、様々な仕掛けを攻略してお目当てのお宝までたどり着くプレイは相変わらず面白く、何度プレイしても飽きない。

「時短アイテム」と言われても、何とか納得できる範囲。

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総評

今作のラスボス、ミッキー&ルー。

ズバリ、『ファークライ5 1.5』。
前作『ファークライ5』に世紀末の風味を加えたものが今作であり、「ホープ・カントリー」の景色は変われど、そこにあるゲームプレイ自体は以前と変わらず、前作ファン的には良くも悪くも予想した通りの作品に仕上がっている。

ボリューム的にも、「新作」ではなく「拡張パック」くらいの感覚の方が正しい。

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