【評価/感想】ファークライ4【批評/レビュー】

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『ファークライ4』のボックスアート。

原題Far Cry 4
開発元Ubisoft
発売日2014年11月18日

2012年に発売された『Far Cry 3』の続編。
内容的には3の”拡張版”になっており、『Far Cry 3』ファンにとっては【最も無難な次の1本】と言える作品になっている。

▼ストーリー▼

無数の山脈から構成される、巨大なヒマラヤ山脈。
地球上で、最も標高の高い地域である。

その奥地にある小国「キラット」は、文明から切り離され、豊かな自然がそのまま残されている場所。

エイジェイは、「故郷に遺灰を撒いて欲しい」という母親の遺言に従い、一人この地に赴くことになる。

しかし、そこは独裁者パガン・ミンの狂気によって支配された地だった。
パガン・ミンと対立する組織「ゴールデンパス」と出会ったエイジェイはキラットの平和を取り戻すために戦う決意をする。

公式サイト

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拡張パック的な続編

前作を更新した内容

走行中の車を射撃。見事に運転手を倒すことに成功。

もし、前作のレビューを『Far Cry 4』のレビューとして再投稿しても、誰一人として気づかないほどプレイ面では大きな変化はない。

基本的なゲームプレイはそのまま再登場を果たし、ラジオ塔を開放すればマップの霧は晴れ、敵の拠点を制圧すれば安全地帯と、ファストトラベル地点が増えていく。また、野生動物を狩ってアイテムを作成し、経験値を貯めてレベルアップもしていく。

しかし、こうした「変化がない」ことは決して悪いことではない。
なぜなら、前作は”オープンワールド系FPSの頂点を極めた一作”と言っても過言ではない作品であり、ゆえに“変化がない”ことは=同水準のゲーム体験が約束されていることを意味するからである。

なので今作は、“3の熱心なファン”にとっては最も無難な次の一本”であり、お金と時間を安心して投資できる内容に仕上がっていると言える。

しかし、3で満足してしまったプレイヤーは”ストーリーとマップを更新しただけ”に感じる内容に、強い既視感と飽きを覚えるかも知れない

前作ファン歓迎の改善点

小型ヘリによる上空からの景色。

細かな箇所では、ユーザーインターフェースやクラフト画面がリデザインされている。
基本的に、”3回ボタンを押すだけ”でお目当ての項目にたどり着けるように設計されており、前作みたくゴチャゴチャした感がなく、直感的に個々の操作ができるのは嬉しい改善点だ。

また、より大きな改善点では、小型ヘリやグラップリングの導入が挙げられる。
まず、小型ヘリは移動時間の大幅な短縮を実現しており、移動に関わる諸々のストレスを軽減してくれる。また、グラップリングは絶壁をよじ登ることを可能にし、こちらも移動時間の短縮に役立つ追加要素になっている。

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イマイチな2点

メインミッション

ファークライ2の思い出話を口にするロンギヌス。悪いヤツではない。

全体的にメインミッションの質が安定しない。
Far Cry的な箱庭制圧型のミッションは、これまでと同じくらいに面白いのだが、時おり登場する強制的な戦闘や1本道的なミッションが単調な内容になっており、自分で攻略していく醍醐味も欠落している(強制ステルスミッションも不要)。

とくにWave形式の戦闘や武装ヘリとの一戦は、一度プレイすれば充分なのだが、今作では何度も登場するので、中盤に差し掛かる頃には「またコレか…」という感じになる。

散見される細かな欠点

特殊兵器で敵兵を強襲。

▼主な欠点▼

  • チェック・ポイントの間隔
  • スキップできないカットシーン
  • 好戦的すぎる一部の野生動物
  • 敵の砲撃・射撃の命中率
  • 治療アニメーション
  • 敵による弾き返し

中でも深刻に感じる欠点は、”チェック・ポイント”と”治療モーション”の2つ。

まず、”チェック・ポイント”は、その間隔が長く不要なやり直しが発生している。
このゲームでは、一度ゲームを終了して再開すると、ミッション開始直後からリスタートになり、ときには”スキップできない”カットシーンをもう一度見るハメになる。

また、治療モーションは戦闘自体のテンポを悪くしている。
回復アイテムが尽きた際の”痛々しい”治療アニメーションは、このシリーズの特徴の一つではあるが、全回復するまでに最大5回も連続して治療アニメーションを見ることになり、すぐに戦闘に復帰できないストレス、攻撃されるスキを生んでいる。

欠点まではいかないが…

敵の亡骸を物色したり、動物を解体した際の専用アニメーションも不要に感じる。
単純に毎回それを見るのはテンポが悪く、私としては宝箱のように、ボタン長押しのみで回収できる方が遊びやすいと感じた。

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総評

宿敵のパガン・ミン。イカれた人物だが主人公以外ではマトモな部類に入る。

良くも悪くも”『Far Cry 3』のまま”であり、それを現状維持と受け取るか、停滞と受け取るかでこの作品の印象は大きく変わるだろう。

少なくとも、”もう一度3をプレイしたい”と感じるプレイヤーにとっては、それ以上ない理想的な一作に仕上がっている。

続編>>>ファークライ 5 レビュー

Q&A

Q.通常版とGold Editionの違い?
A.Gold Editionには、ゲーム本体に加えて限定版コンテンツとシーズンパスが収録。

Q.メインミッションはCo-opで遊べる?
A.特定のサイドミッションのみ最大2人で遊べる。

Q.PC版は日本語化できる?
A.できる