【評価・感想】『Bully: Scholarship Edition』レビュー

3.5
ゲームレビュー
ゲームレビュー
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原題Bully
対応機種PC,Xbox Series S/X Android iOS etc
プレイ時間14時間~

『Bully』は、「グランド・セフト・オート」で有名な「Rockstar Games」が送る”学園を舞台にした”オープンワールドゲーム。

プレイヤーは、全寮制の「ブルワース・アカデミー」に転校して来た悪ガキ、ジミー・ホプキンスとして、個性的な人間たちに揉まれながら刺激的な学園生活を送る。

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評価

規律の中で”自由”を謳歌する(GTAとの違い)

「グランド・セフト・オート」は、”現実世界をモデルにした仮想空間で自由に遊ぶ”ゲームだが、本作の方は、現実世界の学校をモデルにした仮想空間で、”校則”という縛りの中で自由に遊ぶゲームになっている。

基本的に「グランド・セフト・オート」には決まったスケージュールはないし、交通ルールなどの厳しい縛りもなく、警官に危害を加えない、行き過ぎた暴力行為はしないを守っていれば、あとは自由に遊べる。

対して『Bully』の方は、割りとキツキツのスケージュールと制限がある。

このゲームでは、午前8時の起床時間から午後11時の門限まで(門限やぶりは午前2時まで)が一日とされ、その中で午前と午後の授業(一回ずつ)に出席しつつ、メインミッションを進めたり、寄り道要素を楽しんだりしないといけない。

(ちなみに、各授業はリズムゲームやパズルゲームなどとしてミニゲーム化されている)

もちろん(?)、無断欠勤したり、門限を破ったりはできるが、風紀委員や警察官にそんなところを発見されると追いかけ回され、運が悪ければそのまま補導されてしまう。

無断欠席しているところを補導されると”強制的に”授業に出席させられ、門限破りしているところを補導されるとこれも”強制的”に寮まで連行される。

(風紀委員や警察官に捕まってもボタン連打すれば逃げられる)

「補導されるくらい気にしない」

と思っていても、ルールを破っている間は、”風紀委員や警察官を相手にした”ステルスゲームになって行動が制限される上に、補導されるとその時点で遊んでいたミッションが失敗扱いにもなるので、ルールは守った方が賢明だ。

  • 学生らしく一日のスケージュールが詰まっている
  • 学生らしく守るべき校則が存在する

一方では”校則という縛り”があり、もう一方では”それを破れるという自由”がある。

この自由でもあり、不自由でもある部分はこのゲームの特徴になっており、オトナたちが作ったルールに従い、時には反抗しながら刺激的な学園生活を送るのは、このゲームならではの面白さと言える。

ただし、こうした不自由さを楽しむ作風は、一般的なオープンワールドゲームとして見ればデメリットにもなるところなので、この辺りは好みが分かれるかと思う。

私自身、本作の縛りを面倒に感じる時が多々あった。

なお、オープンワールドも「グランド・セフト・オート」とは少し違う。

マップこそ狭いが、このゲームでは学生を含むほぼ全てのNPCに名前や行動パターンなどを割り当てており、狭いコミュニティの中で、それなりに密度の高い人間関係が構築されている。

学園内をぶらついていると「あいつとあいつが付き合ってる」「あいつ意外と喧嘩が強いな」というような発見がある。

全体的に荒削り

まず、気になったのは操作性の悪さ。

私はPC版をXboxコントロールで遊んだが、左スティックでキャラクターを動かしつつ、右スティックでカメラを動かすと、キャラクターとカメラの動きが狂ってしまうことが多々あった。

なので、私は本当に必要な時以外はカメラを操作しなかった。

次に気になったのは、この頃の「グランド・セフト・オート」にも言えることだが、一部を除いて”ミッション中にチェックポイントがない”ところ。

基本的に、ボス戦以外ではミッション中にチェックポイント(復活地点)がないので、ミッションの途中で倒されるとミッション開始前からやり直しになり、時間のロスが発生する。

例えば、3つのタスクを達成していくミッションを遊んでいるとして、3つ目の最中にミッション失敗になると、もう一度ミッションを受け直さないといけない。

幸い、ほとんどのミッションは一発クリアができるくらい簡単だけれど、些細なミスで全てやり直しになるというのは、失われた時間が”本当に”もったいなく感じる。

あとは、似たようなメインミッションが多くて、2/3くらいのボリュームでも良かった。

開発スタジオが異なるので単純比較はできないが、『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』の2年後に発売されたゲームにしては、全体的に粗っぽく感じる。

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総評

本作は、学園生活をテーマにした変わり種のオープンワールドゲームになっており、刺激的な学園生活と、一癖も二癖もあるキャラクターたちが織りなす学園ドラマが面白い作品だった。

本筋以外の”遊び”も結構用意されており、バラエティに富んだゲーム内容である点も良かった。

ただ、この頃の「グランド・セフト・オート」と比べても粗っぽく感じるゲームではあり、それなりに忍耐力を要するゲームという点は注意が必要だ。

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