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GTAと龍が如くの”融合”【評価/感想】スリーピングドッグス【批評/レビュー】

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オープンワールドゲーム
原題Sleeping Dogs
開発元United Front Games
発売日2012年8月14日
ジャンルオープンワールドゲーム

元々はトゥルー・クライムシリーズの3作目として開発されていたが、紆余曲折を経て新規タイトルとして発売された一作。

オープンワールドゲームでは珍しいアジアを舞台にした作品であり、GTA的なオープンワールドと『龍が如く』を彷彿させるサイド要素が融合した異色の作品。

【短評】
GTA+龍が如く=本作。
格闘戦を主体としたプレイはアクションゲームとして質が高く、「カラオケ」や「闘鶏」などのアジアンなアクティビティの数々も面白い。

▼ストーリー▼

Good

  • 香港の作り込み
  • 飛び交う中国語
  • 主人公を演じるウィル・ユン・リー

Bad

  • 車操作時のチャレンジ
  • 物語内だけでの潜入捜査
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評価できる2点

GTAシリーズを意識した作品は数あれど、本作はその中でも異彩を放っている。
バットマン アーカム・アサイラム』をパロった格闘戦を中心にした戦闘や、『龍が如く』でお馴染みの「カラオケ」などの充実したサイド要素が、本作をユニークな立ち位置へと追いやる。

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魅力的な「香港」

何よりも、舞台となる「香港」の作り込みが素晴らしい。
アジア特有の雑多感が見事に再現されており、中でも”ギラギラと光る看板がひしめき合う夜の街”は圧巻だ。さらに、PC版には高解像度テクスチャパックも用意されている。

なお、本作には歩行モードが完備されている。
それだけ街の作り込みに自信があるということであり、そのモードでまじまじと街を観察してもやはりよく出来ていると感じる。

疑似ライフを送れる

例えば、自宅で用を足せたり、手を洗える。
また、露天やコンビニで食べ物を買ったり、衣服も購入できる。

これらは直接的にゲームプレイに影響しないが、没入感を高める仕掛けになっており、リアルな「香港」も相まって”疑似生活シミュレーター”的な遊び方ができる。

格闘戦主体の戦闘

プレイ時間の大半は格闘戦に明け暮れる。
稀に銃を手にすることはあるが、それを常時携帯することは出来ず、基本的には拳と拳のぶつけ合いで勝負する。

さて、本作の格闘戦は“ほぼ確実に”『バットマン アーカム・アサイラム』を意識しているはずだ。

いわゆる「フリーフローコンバット」になっており、本作の格闘戦は“まるで映画さながらの豪快なアクションが、簡単な操作で繰り出せる”ことが特徴である。敵の攻撃をカウンターで防ぎ、そこから自分の攻撃に繋げていくので、元ネタからの直輸入に近い。

ただ、本作だけの要素も用意されている。
それは”周囲の環境を利用した戦闘”であり、『龍が如く』のように電話ボックスや排気口など、身の回りの環境を活用して敵を倒すことができるのだ。非常にバイオレンスな画ではあるが、爽快感もあり、単調になりがちな格闘戦に華を添えている存在と言える。

本作の格闘戦に関しては元ネタ同様に優れている。
本作だけの”変更”もプレイに緩急を付ける存在になっており、すばしっこいアジアン相手の格闘戦は非常に白熱している。

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欠点、ストーリーだけの覆面捜査

本作の主人公ウェイ・シェンは潜入捜査官だ。
いわば犯罪者と警察官の二つの顔を持つわけだが、プレイにそれを感じる場面はほぼ無い。

例えば、犯罪者側に肩入れし過ぎると警察側との関係が悪化する、そしてその逆も然りと言った要素でもあれば、ストーリーや世界観の説得力が増したはずだ。

実質的な前作『True Crime: New York City』では、警察官として治安維持に当たるランダムイベントが用意されており、事件を知らせる一報が入り、軽犯罪を処理するミニゲームが存在した。

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【総評】GTAクローンの中では一番

GTA風のオープンワールドゲーム中では頭一つ抜きん出た一作。
各ゲームの要素を上手くブレンドしており、”GTAでも無い、龍が如くでもない”ユニークな一作に仕上げている。また、「香港」とそれに付随するアジアの空気感も見事に捉えており、それもユニークな点である。

それだけに開発元「United Front Games」の閉鎖は残念。
それに伴い、開発中だった『Sleeping Dogs 2』もたち消えになってしまった。

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