見事な復活作【評価/感想】トゥームレイダー(ゲーム)【批評/レビュー】

アクションゲーム
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【短評】
質の高いアクションゲーム。
シリーズ的には「トゥームレイダー」を上手くモダン化しており、迫力満点のアクションと凝ったパズルが堪能できる一作になっている。

20年以上の歴史を持つシリーズをリブート(再起動)した一作。
これまでの設定の多くがリセットされ、今後は今作を1作目としてシリーズ展開されていくので、シリーズ入門編に最適な一本と言える。

また、今作、続編『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』、その続編『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』の3部作になっており、トリロジーを通して偉大な冒険家であるララ・クロフトの成長が描かれる。

なお、2018年公開の『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は本作を基にしている。

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【短評】
程よく手強いアクションと探索が満遍なく楽しめる一作。
PS3/Xbox 360世代の中では指折りのアクションゲームになっており、ララ・クロフトのオリジンを描くストーリーも納得の出来。

▼ストーリー▼

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評価できる2点

カジュアルな銃撃戦

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過去作と比べた際、シューティングの完成度の高さが際立つ。

響き渡る銃声やHit感が実に心地良く、純粋にTPSとして優秀なのだが、もっとも大きいのはカバーシステムを採用しながらも、カバーはあくまでも弾除けという位置づけにしている点だろう。

プレイヤーがカバーにずっと隠れていれば、敵は積極的に火炎瓶を投げ、突っ込んで来る。

そうなると、必然的にカバー間を動き回りながら撃ち合うことになり、ここにフリーエイムという仕様も合わさることで、非常にスピード感がある銃撃戦が展開される。

さらに、多くの敵を相手にすることも多いため、Laraを上手く操作して立ち回る面白さも生まれており、今作のカメラとキャラクターを動かし続ける撃ち合いはとても面白い。

また、”戦闘を影からサポートする”ステルスプレイも機能しており、本作はアクションとステルスの両方が上手く絡み合っている。

探索とトゥーム

主人公のララ・クロフト。

今作は従来の1本道とオープンワールドを一つにした作風になっており、キャンペーンの合間には自由にエリアを散策できるフリータイムが存在する。

そんなフリータイムでは、各エリアの収集物やクラフト素材を集めたりできるのだが、その中に「トゥーム」と呼ばれる”独立した”謎解きがいくつか用意されている。

この「トゥーム」は、今ひとつ影が薄い”遺跡の探索要素”を補う存在になっており、エリア環境を活用した多彩なギミックで楽しませてくれ、そんなパズルを高い身体能力を誇るLaraを操作してアクロバティックに攻略していくのはとても面白い。

確かに「トゥームの数が少ない」「シンプル過ぎる」と言った欠点はあるのだが、戦闘の比重が高いキャンペーンの”箸休め”的な存在として、この「トゥーム」はゲームプレイに良い変化を生んでいる。

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欠点は「易しすぎる」

今作では冒険家としてのララの誕生が描かれる。

私はこのレビューを書くにあたり、最高難易度「ハード」でも遊んでみたが、それでも易しすぎると感じた。

それの主な理由は次の通り。

  • クラフト素材が過剰入手できる
  • 初期状態でも最強女子
  • 親切設計すぎる

逆に言えば「余計な事を考えずに遊べる」ということなのだが、ある程度の制限の中でやりくりする面白さが欠落しているので、せっかくのスキル要素やクラフトが今ひとつ活かされていない。

さらに野生動物がほぼ置き物と化している場合も少なくない。

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総評

ララと敵との戦闘シーン。

“易しすぎる”ことを除けば、質の高いアクションゲームに仕上がっており、数多くの名作が誕生したPS3/Xbox 360世代の中でも、指折りの一作と断言できる。

今作のキャンペーンは、質の高い撃ち合いと探索要素が絶妙なペースで配分されており、Laraの心境の変化を描いた脚本もよく出来ている。

『Tomb Raider』は、リブート作の責務と言える”新シリーズの土台を作る”ことに成功しており、今後のシリーズ展開にも期待できる新生Tomb Raiderになっている。