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“探索重視”の最終章【評価/感想】シャドウ オブ ザ トゥームレイダー【批評/レビュー】

アクションゲーム
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原題Shadow of The Tomb Raider
対応機種PC,PS4,Xbox One
プレイ/クリア時間15時間~
カキヘイ
カキヘイ

シリーズの集大成的な一作。
過去作以上のモノはないが、それでもアクションゲームとしては非常にクォリティの高い一作。

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紹介

どんなゲーム?

冒険をテーマにしたアクションゲーム

シリーズとしてはリブート版「トゥームレイダー」三部作の最終章。
冒険家としてのララ・クロフトの誕生を描いた『トゥームレイダー』、冒険家としての成長を描いた『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』に続く一作となる。

なお、これまでのストーリーは↑記事で解説している。

開発はEidos

ちなみに、今作では開発元が変更されている。
リブート2作を手掛けた【Crystal Dynamics】ではなく、『デウスエクス マンカインド ディバイデッド』の【Eidos Montreal】がメインに開発を担当している。

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アンチャーテッドとの違いは?

このシリーズは度々アンチャーテッドと比較される。

↑記事では「トゥームレイダー」と「アンチャーテッド」の違いを詳しく書いている。

シャドウ オブ ザ~のストーリー

冒険家ララ・クロフトは、マヤの遺跡を調査する。
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評価/過去作との違い

【Pros】これまでで最も難しい

リブート版1作目『トゥームレイダー(2013)』の頃から指摘しているが、近年のトゥームレイダーは1作目も、2作目の『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』も全体的に易しい内容だった(個人的には易しすぎた)。

  • 最近のトゥームレイダーは難易度的に易しすぎた

操作ミスで落下死することはあっても、銃撃戦の最中に倒されることは稀。
また、パズル(謎解き)に関しても親切にヒントを提示してくれるので、達成感はあれど試行錯誤する楽しみが薄く、制限時間も十二分に確保されていたので、ギリギリのスリルも皆無だった。

  • 最近のトゥームレイダーは難易度が低く、スリルが無かった

その点、今作は過去作と比べれば桁違いに難しくなっている。
というのも、今回は”より”上級者向けの難易度「ハード」が用意されているからであり、それでプレイすれば過去作の【ハード】が甘ちゃんに感じられるほど手強いプレイが楽しめる。

挑戦的な新【ハードモード】とは

誤って縄に触れると即死トラップ発動。

 新ハードモードの特徴
戦闘

被弾ダメージ上昇。
インスティンクトの無効化(敵がハイライトされない)。

探索進むべきルートに白いペンキが表示されない。
体勢立て直しの猶予時間が短縮。
脆い縁が崩れるまでの時間も短縮。
パズルノーヒント。
時間制限はより厳しく。

プレイヤーの能力がより試されるのが新「ハードモード」。
銃撃戦の際は正確なエイム力や立ち回り、パズルでは的確な操作と論理的思考力が求められる上にボタン入力や制限時間もシビアに判定される。

非常に挑戦的な難易度になっており、プレイヤー個人の様々なプレイスキルが試される。

【Eidos Montreal】が”過去作のヌルさ”にきちんと対処しているのは好印象。
ゲームプレイが全体的に引き締まったことで、主人公の育成や武器の使い分けの重要性が増しており、中盤辺りまでは諸々の取捨選択が常に悩ましい。

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【Pros】ステルスプレイの充実

フォトモードで撮影。

今作ではステルスプレイが大幅に強化されている。

例えば、今回は顔や体に泥を塗ってカモフラージュしたり、壁のツタに身を隠して同化したりできるので、これまで以上にステルスプレイのみで攻略することが楽になっている。

さらに大半のミッションがステルスプレイで攻略可能。
なので、結局は戦闘一辺倒だった過去作よりも攻略の幅が広がっており、各々のプレイスタイルに合わせて遊べる。思慮深くステルスプレイで遊ぶも良し、気楽に銃を乱射してプレイするも良しなのだ。

新ハードモードとステルス

なお、難易度【ハード】では必然的にステルスプレイへと偏る。
なので、【ハード】でプレイすればステルス要素が充実した恩恵を最大限享受できる。

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【Pros】戦闘よりも探索重視

今作探索の合間に戦闘
過去作戦闘の合間に探索

という印象を受ける。
前作『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』は”一歩進む度に戦闘”という感じだったが、今作では探索の時間を多く取っており、大規模かつ凝りに凝ったパズル/謎解きが存分に楽しめる。

それぞれのパズルのクォリティ

肝心のパズル/謎解きはリブート作の中では断トツの完成度。
どのパズル/謎解きも理に適った解法が用意されており、「こうなるはずだ」という予想から逆算してパズルを解いていく過程は面白く、ロジック的に破綻のないパズルの数々にも感心する。

  • 今作はパズル/探索重視
  • 各パズルは破綻がなく完成度が高い

また、今作のパズルはリブート作の中で最も手強い。
今回は複数のオブジェクトを活用する複雑なパズルが多く、さらに厳しい時間制限や死と隣り合わせのチャレンジングなパズルまで用意されており、些細なミスが失敗に繋がるスリルがイヤでも感じられる。

今作の”探索重視へと舵を切る”判断は概ね成功している。
特に過去作をプレイした際に探索要素の薄さにガッカリした人は、きっと満足できるはずだ。

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【Cons(欠点)】良くも悪くも5年前のまま

リブート版1作目『トゥームレイダー(2013)』の冒頭。

今作もマップはハブ構造。

マップ自体は前作『ライズ オブザ トゥームレイダー』と同じスタイルを引き継いでおり、半オープンワールド的な小さな箱庭がいくつか存在し、その中に【トゥーム(パズル)】やサイドミッションが用意されている。

さらに、アクション面はリブート1作目『トゥームレイダー(2013)』の拡張版になっており、ゆえにド安定のアクションがこれまで以上に堪能できる内容にもなっている。

ただ、良くも悪くも5年前のまま。
プレイと平行して聴けないオーディオ・ログや、やたらと多い収集物。そして探索時に難儀する複雑なエリア構造と言った欠点は今作でも健在であり、悪い意味で時が止まっている要素が目立つ。

決して”作品の足を引っ張る”欠点では無いが、さすがに今の形式は限界に感じる。

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【Cons(欠点)】友好的な村の存在はイマイチ

初登場の友好的な村/集落はイマイチ。
今作では“過去作との違い”として友好的なNPCの存在をフィーチャーしていたが、実際は居ても居なくても大差なく、これは少しガッカリした点である。

例えば、村人との接触は簡単な会話のみであり、プレイ内容によって村人の反応が変わるなどのインタラクティブ性も一切ない。また、村でも外でもやること自体は何も変わらない。

  • 友好的なNPCはいても、いなくても一緒
  • 友好的な村も、ジャングルもやること自体は変わらない

これでは単に場所が外から内へと変わっただけである。

私としては、有り余る資金をもとに災害に見舞われた村を復興(店の修繕など)させたり、住居を構えて改築する(=アイテム補充できる)などの要素が欲しかった。

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【総評】前作は超えないが満足できる一作

“今作も”質の高いアクションゲームに仕上がっている。

結局、『トゥームレイダー(2013)』がリブート版のピークとなってしまったものの、今作の”改善/拡張が繰り返された”ゲームプレイはシリーズで最も完成度が高く、ステルスと探索重視の作風もシリーズにフィットしている。

おそらく、シリーズファンの期待を上回ることは無いはず。
だが、逆に下回ることもないはずであり、これまで通りのトゥームレイダーが楽しめる三部作の最終章になっている。

関連記事>>>どれからプレイすべき?ストーリーは?オススメの「トゥームレイダー」を紹介する

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