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【評価・感想】『Dead Space 3(2013)』レビュー

ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約5分で読めます。
原題Dead Space 3
対応機種PC,PS3,Xbox(互換対応)
プレイ時間13時間~
ストーリー前作から3年。自堕落な生活を送っていたアイザックだったが、危険な思想を持つ集団の活動によって人類が存亡の危機に瀕していることを知る。アイザックはすべてを終わらせるために、再びネクロモーフとの戦いに身を投じる。

今作は、2013年に発売されたメインシリーズの三作目。『Dead Space』『Dead Space 2』と来た三部作を締めくくる完結編になる。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価(DS3)

PC(EA Play)版を日本語化して遊びました

面白いが、協力プレイ仕様は…

「Dead Spaceっぽくもあり、Dead Spaceっぽくない」。

前半の大部分は、”閉鎖空間の艦内を探索する”というお馴染みのミッションが展開され、ここは過去作とほとんど変わらない内容と言えるが、後半は、吹雪で視界不良の屋外を探索したり、敵がはっきりと見える場所で戦ったりと、これまでとは対照的な空間でのプレイが増えてくる。そして、これは戦闘面にも言えることであり、ストーリーが進むにつれて”大勢の敵を撃ち返していく”アクション色の強い作風へと変化していく。

特に後半は、サバイバルホラーというよりは、ネクロモーフとの戦闘に重きが置かれている印象で、私が遊んだゲームで言えば、当時の「バイオハザード」や『マスエフェクト』の要素を取り入れた「Dead Space」という感じ。

したがって、過去作と同じ感覚で遊ぶと肩透かしを食う可能性が高いのだが、一方でアクションゲームと割り切って遊べるのであれば、手堅く楽しめる内容にはなっている。基本的な部分は過去作と同じなので、今作でも”切断”を武器に敵と戦っていく戦闘は面白いし、銃をカスタマイズしてお気に入りの一丁が作れるのも良い。お気に入りの銃で、ネクロモーフを撃ち抜いていくのはやはり楽しい。

たしかに、今作はシリーズの中では不評の方が目立つ作品で、その理由も十分理解できるのだが、そのフィルターを取ってしまえば、手堅く楽しめるアクションゲームになり、決して悪いゲームではない。

ただ、全体的に協力プレイ向きだと思うので、そこは注意。一度に登場する敵の数が多く、その敵の動作もやけに速いのだが、これは二人で戦うことを想定したバランスなのだと思う。他にも「役割分担して遊んだ方が良い」と思う場面もあるなど、ソロプレイ”でも”遊べる協力プレイ推奨のゲームという印象を受ける。

怖いというよりビックリする

三作も続いてホラー演出のパターンが尽きたのか。敵が急に飛び出してくる系のビックリ演出ばかりで、あまり怖くなかった。何度も繰り返されるのでこちらも慣れてしまい、出てきても無反応で淡々と敵に対処しがちだった。

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チェックポイントに問題あり

遊んでいて、もっとも気になったのはコレ。

今作ではセーブはオートセーブに統一されたのだが、これが結構曲者。プレイを止めたタイミングが悪いと、ゲームを再開する度に前のプレイでしたことをまたしたり、前のプレイで見たムービーをまた見たりしないといけない。幸いゲームオーバーになった際の復活ポイントは細かく用意されているが、”進捗状況を保存する”間隔はやけに長く、チャプターの途中だと止めるに止められない。

さらに、サイドミッションに至っては一度も進捗状況が保存されないようで、実際、それの最中にプレイを止めたところ、次に起動したときはその一つ前のチャプターの最後のパートからやり直すはめになってしまった。

過去作だとエリア内の「セーブステーション」でいつでも何度でもできたので、今作のオートセーブの仕様は非常に遊びにくく感じた。

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評価(Awakened)

「Awakened」は、本編の後を描く有料追加ストーリー。おそらく構想にあったと思われる『Dead Space 4』のプロローグのような作品になり、「3」と「4」を繋ぐ1時間半ほどのストーリーが展開される。

肝心のゲーム内容は、本編のサイドミッションに近い。登場する敵の大半は本編からの再登場になり、エリアもほぼほぼ本編のものが流用されているので、新しいミッションを遊んでいる感覚は薄い。加えて、本編のデータを引き継いで遊べるので、余計にそう感じる。正直、この内容で1,000円(EAの定額サービスに入っていると972円)はやや割高。

とは言っても、猟奇的なカルト集団と対峙するストーリーや「4」以降の伏線などは興味をそそられるところではあり、せっかく「3」まで遊んだのであれば、これも遊んでおいて良いかなと思う。

注意点としては、今回も進捗状況を保存する間隔が長いこと。止めるタイミングが悪いと、再開したときに同じことをまたやらないといけなくなるので、基本的には章の途中で止めずに最後まで遊んだ方が良い。

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総評

Dead Space』『Dead Space 2』には及ばないし、オートセーブの仕様にも不満はあるが、ゲーム自体は、これはこれで”アクション重視のDead Space”として面白く、シリーズの新たな一面が垣間見れて良かった。今回、シリーズをまとめて遊んだこともあり、今作の作風は味変として受け入れた。

ただし、今作は協力プレイを想定した作りなので、ソロプレイの場合はそれを頭に入れた上で遊んだ方が良い。この記事で言及した部分以外にも、協力プレイじゃないと観られないムービーや遊べないコンテンツがあるようで、おひとり様には色々と厳しい。

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