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【評価/感想】DLC以上、新作未満の一作/アサシンクリード ローグ 【批評/レビュー】

ゲームレビュー

アサシンクリード3』から続く「ケンウェイ三部作」の最終章。
時系列的には『アサシンクリード4 ブラックフラッグ』と3の間に当たり、過去2作に登場したアドウェールやアキレス等の顔なじみのキャラクターが多数登場する(余談だが、アル・ム”ア”リムをアル・ム”リ”アムと誤訳している)。

なお、今作からナンバリングが廃止されている。
『アサシンクリード4 ブラック・フラッグ』の続編なので実質的には「アサシンクリード7」である。

前回までのアサシンクリードのストーリーを紹介/解説
※続き物なので前作未プレイの人は必読!
【短評】
過去作の集大成、もしくはアセットを再利用した一作。
ゆえに過去作同様にアクションゲームとして質は高いが、一方で強烈な既視感を覚える内容になっている。

▼ストーリー▼

▼過去作のレビュー▼

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過去作の再体験

端的に言えばアセットを再利用した一作。
要するに前作『アサシンクリード4 ブラックフラッグ』をベースに、『アサシンクリード3』要素を加えた内容になっており、改善点はあれど今作だけの要素を見つけ出すことは難しい(違いと言えばキャラクターやエリアくらい)。

したがって、今作のプレイは過去作の再体験に近い。
ただ、これは決して悪いことではない。過去作で定評のある要素の寄せ集めだからこそ、ゲームプレイは一定の質が確保されており、海戦や戦闘は相変わらず熱中させられる。

無双系とも言える戦闘は相変わらず爽快感があり、大海原で繰り広げられる激しい海戦も、前作で散々遊んだにも関わらず、今回も10時間続けて遊んでしまった。

海戦に関しては…

そして、今作のハイライトとも言える「海戦」は掛け値なしの面白さ。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の世界を”そのまま輸入したような”迫力満点の海戦が繰り広げられ、大砲の応酬や決死の特攻など、あの手この手で敵の艦隊を撃破していくのは最高に面白い。

また、【敵船を破壊】=>【材料を回収】=>【船のアップグレード】のサイクルは、”このシリーズで最も意味のある”反復的なプレイになっており、ハイリスク・ハイリターンを求めて危険な海域を航行するスリルも味わえる。

引用元 – アサシンクリード4 レビュー

戦闘に関しても…

今作ではBボタンで敵の攻撃を防ぎ、カウンターキルへと繋げる。
前作『アサシンクリード リベレーション』までは、ほぼワンボタンで完結する戦闘になっており、それと比べれば若干難しくなっていると言えるが、個人的には“無双感”とアクション性を両立させた改善に感じる。

賛否両論だが、私はカウンターが利かない敵兵の存在も「アリ」。
確かにテンポを悪くしている面はあるのだが、咄嗟にAボタンを押して相手の体勢を崩すプレイは、ワンパターンになりがちなアサクリの戦闘に必要だった変化であり、緩急の付いた戦闘は面白い。

引用元 – アサシンクリード3 レビュー

本音を言えば「マンネリ化が過ぎる」。
プレイ面以外では3に登場したニューヨークや「ホームステッド」も再登場する。ただ、ド安定なゲームプレイを体験すれば表立って指摘する必要はないようにも思える。

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欠点

現代編は”無くても困らない”

今作の現代編も、前作『アサシンクリード4 ブラックフラッグ』とほぼ同じ内容。
要するに前作のレビューをそのまま引用しても辻褄が合う。

今作では、現代編が大きく様変わりしている。
主人公=プレイヤーとなり、三人称視点から一人称視点へと変更もされている。また、これまで以上に映像/文章コンテンツも充実しており、過去編よりは探索する意味を感じる。

ただ、現代編に登場する”ハッキングと称した”パズルゲームは不要に感じる。
単純にパズルゲームとして面白くないこともあるが、意外と手こずることもあり、「早くメインの過去編に戻りたいのに戻れない」というもどかしさを覚えるからだ。

過去作のように”カットシーンが流れ、後の探索は任意で”というスタイルの方が好みだ。

引用元 – アサシンクリード4 ブラックフラッグ レビュー

余談だが、今回は常に「おバカさん」呼ばわりされ、とても不快。
今作の現代編は、全体的にプレイヤーへの当たりが強いので高圧的な態度で迫られる。

過去編は駆け足気味

冒頭でも述べた通り、時系列は下のようになっているので馴染みの顔が多数登場する。

若かりし頃のアキレスや、歳を重ねたアドウェールが登場。さらにヘイザム・ケンウェイもストーリーに深く関与して来るなど、トリロジーならではのファンサービスが随所で見られる。

ただ、肝心の主人公シェイのストーリーが「駆け足気味」に感じる。
現代編での通話で「シェイの記憶は断片的」と言われる通り、イベントを掻い摘んだ内容になっており、主人公の心理描写にあまり時間が割かれていない。

結果的に、元仲間と剣を交える胸熱なストーリーは”今ひとつ盛り上がりに欠ける”という印象を受ける。

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総評

大型DLC以上、新作未満の一作。
既視感は強烈だが、今作もド安定のアクションゲーム、もしくは”いつものアサクリ”になっており、『アサシンクリード3』や『アサシンクリード4 ブラックフラッグ』の後に続けて遊ぶと胃もたれを覚えるが、それらを忘れた頃にプレイすると熱中になれる作品だ。

▼過去作のレビュー▼