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【評価/レビュー】アサシンクリード(1)【批評/感想】

ゲームレビュー
原題Assassin’s Creed
発売日2009年11月17日
開発元Ubisoft Montreal
備考公式サイト

アサシンクリードシリーズの1作目。
オープンワールドに「パルクール」を持ち込んだ野心的な作品であり、現在と過去を行き来する二段構えのストーリーにも注目したい一作。

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▼過去作のレビュー▼

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粗削りな一作目

1作目の時点でアサクリ

1作目の時点でアサクリしている。
まず、”シリーズの代名詞”であるパルクールは本作の時点で完成度が高く、17年発売の『アサシンクリード オリジンズ』と比べても遜色ない操作性を実現している。また、カウンターキル主体の戦闘も爽快感があり、高所からのダイブは本作でもスリル満点だ。

それに加えて、シンプル・イズ・ベスト的な良さもある。
“様々な能力が追加された”続編以降よりも、パルクールや戦闘には無駄がなく、そのシンプルさが逆に心地よく感じる。

シリーズ1作目だが、アサクリのテンプレートを作り上げている。
したがって、ベース部分は最新作と比べても遜色ない完成度になっている。また、良くも悪くも続編以降のアサクリが、本作の影響下から抜け出せていないことを感じさせる。

最大の敵は「飽き」

一方で、最後の最後まで反復的なプレイが続く欠点も持つ。
「アニムス*が故障してループに陥っているのか?」と皮肉を言いたくなるほど、「マップの更新→スリ→尋問→許可を得る→暗殺」の繰り返しであり、暗殺の作法を教わる一連のチュートリアルがこのゲームの全てであり、そのセットが最後まで続くのだ。

また、各サイドミッションもコピペに近い。
「兵士に暴力を受ける市民を開放する」「時間内にメッセージを届ける」「仲間を護衛する」と言った同じサイドミッションが山ほど用意されており、「情報」というリターンは得られるのだが、一つ目のマップでお腹いっぱいになる。

さらに大半のミッションでは長い移動も強いられる。
というのも、ほぼ全てのミッションが本拠地マシャフから始まり、毎回ターゲットの居場所まで5分~10分かけて馬を走らせないといけないからだ。残念ながら、ファストトラベルは存在しない。

本作最大の敵はテンプル騎士団でもなく、アブスターゴ社でもなく「飽き」。
“無双感”を味わえる戦闘は面白く、パルクールを活用した縦方向への移動も斬新だが、それらを上手く活かす舞台が用意されておらず、”マップに用意された別々の要素を一つ一つ試している”とさえ感じるバラバラ感が生む、強烈な飽きは最大の敵だと言える。

*1 現在と過去を行き来する際に使用する装置。

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【総評】”原石”に近い実験作

大金を注ぎ込んだ「実験作」。
グラフィックやアクションは今でも目を引くレベルであり、技術的な部分には相当力を入れたはず。しかし、肝心のそれらを活かす舞台が用意できず、結果的に”個々のアイデア(やコンセプト)を試していく”作品になっており、色々な意味で「実験作」なのだ。

なお、本作は続編『アサシンクリード2』にも深く繋がる一作。
幸い、「飽き」を除けばプレイに支障を来す致命的な欠点はないので、今から手に取ってもクリアするハードルは高くない。

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▼過去作のレビュー▼

 

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