【評価/感想】アラン ウェイク【批評/レビュー】

4.0
シューティングゲーム
この記事は約5分で読めます。
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原題Alan Wake
対応機種PC,Xbox One(互換)
プレイ/クリア時間15時間~
カキヘイ
カキヘイ

良作のサイコ・スリラーゲーム。
単調さは否めないが、舞台となるアメリカの田舎町や魅力的なキャラクターたちが織りなすストーリーは一度プレイすると忘れられない。

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紹介

どんなゲーム?

懐中電灯と銃を手に戦うTPS。

まず、ゲームとしてはオーソドックスなTPS。
けれども、敵はみな全身を闇に覆われており、プレイヤーは敵に攻撃を加える前に懐中電灯でそれを剥がさないといけない点がユニーク。

また、『ツイン・ピークス』や『Xファイル』などから影響を受けたストーリーやゲーム世界観も特徴になっており、全体的に独特な雰囲気に包まれている。

なお、本作の開発は【Remedy Entertainment】。
同スタジオは『マックス・ペイン』や、『クォンタムブレイク』で知られる老舗スタジオであり、今作でもスタジオの顔とも言えるSam Lake氏の作家性が強烈に反映されている。

シングルプレイDLCも配信中

本作向けに2本有料DLCが販売されている。
どれも本編のストーリーを補完するものになっており、本編好きはプレイして損はない。

アランウェイクのストーリー

アラン・ウェイクは深刻な問題を抱えていた。
売れっ子スリラー作家であるアラン・ウェイクと妻のアリスは、風光明媚な田舎町、ブライトフォールズ郊外にひっそりと建つキャビンを借りた。

アランにとってその休暇は、妻アリスとの関係を修復し、自身の作家生命と結婚生活を脅かすスランプを抜け出すための絶好の機会となるはずだった。

しかし、アリスが姿を消す。

必死に行方を追うアランは、暗い森の奥深くに足を踏み入れ、やがて狂気の世界へと迷い込んでゆく。

引用元 – PC版公式サイト

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評価

【Pros】多層的なストーリー

本作は、ストーリー展開が非常に魅力的。

プロット自体は「妻を救う」という単純明快なものだが、プレイヤーを迷路へと誘い込む仕掛けがいくつも用意されており、蜘蛛の糸に絡まったような感覚を覚える。

  • プレイヤーを迷路へと誘い込むストーリー

例えば、ゲーム内に登場する実写TV映像。
それには主人公アランの分身であるMr.スクラッチが実写として登場しており、TVの向こう側からゲーム世界に居るアランに語りかける。

この演出は

  • 「実はMr.スクラッチはゲーム内TVを通して、アランを操作するプレイヤー自身に語りかけているのでは?」と感じさせる。

また、一方で

  • 「プレイヤーとMr.スクラッチが各々の手段を用いて”空想(ゲーム)の世界に囚われた”アランと接しているのでは?」とも感じさせる。

要するに、本作のストーリーは「入れ子構造」になっており、これがプレイヤーの現在地を曖昧にし、蜘蛛の糸に絡まったような感覚を覚えさせる。

【Pros】静と動がメリハリを付ける

本作は【静】と【動】にきっちり分かれている点が特徴。

日常パートではゲーム世界を探索する

まず、【静】とは日常パートを指す。

このパートでは、人々が日常生活を送るエリアをある程度自由に探索できるので、プレイヤーは住民から話を聞いたり、ラジオを聴いて地元の情報を収集したりできる。

非日常パートではゲーム世界が一変する

次に【動】は非日常パートを指す。

このパートでは、闇に覆われた敵と戦い、逃げることをするので、プレイヤーは常に一定の緊張感の中でプレイすることになる。

【静】と【動】はプレイに緩急を付ける存在。

特に日常パートは、敵の存在や恐怖から解放されるのでこのゲームにおける”息継ぎ”ポイントになっており、それと同時にストーリーで語られる【光】と【闇】の関係をプレイヤーに実感させる演出の一部としても機能している。

【Pros】ネタバレする収集物「原稿」

収集物の一つ【原稿】は非常に面白いアイデア。

単に主人公の心境を記していたり、ストーリーの裏側を明かしていたりするのだが、何よりも面白いのは“先に起こる出来事”を”ネタバレ”している点であり、収集物の一つをうまくゲームプレイに落とし込んでいる。

例えば、原稿に「チェーンソーを持った男が襲って来る」という一文があったとする。
その一文を見たプレイヤーは、その敵に対処するためにアイテムを温存し、いくつかの攻略パターンを頭に入れて準備できる。

【原稿】は

  • 収集物
  • カジュアル層への助け舟

という二つの役割を持っており、収集物の一つを上手くゲームプレイに落とし込んでいる。

【Cons(欠点)】プレイ内容に変化がない

まず、TPSとしてはオーソドックスな作り。

懐中電灯と銃を手に戦う奇抜なデザインではあるが、プレイ自体はちゃんとツボを押さえたものになっており、手堅いシューティングゲームになっている。

ただ、敵の種類が少ないので飽きが早い。

これは「Remedy」作品全般に言えるが、敵のベースは「人間」なので、種類自体が”その枠から逸脱しない範囲”に限定されてしまい、敵の種類にレパートリーがない。

欲を言うともっと敵にレパートリーを持たせて欲しかった。

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総評

良作のサイコスリラーゲーム。

確かに単調さは否めないものの、「入れ子構造」のストーリー、舞台の田舎町やそこでのオカルトな出来事は非常に魅力的であり、忘れた頃に再訪したくなる不思議な魅力に包まれた一作である。

Xbox One下位互換に対応
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シューティングゲーム
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コメント

  1. daiya_ kids 0101 より:

    セールで買いました
    この記事見てやるのが楽しみです

  2. Kakihey より:

    コメントありがとうございます
    序盤から伏線が散りばめられているので二周も遊べますし、クリア後に
    考察を読むのも面白いですよ!

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