| 原題 | Assassin’s Creed Rogue |
| 対応機種 | PC,PS4,Xbox One,スイッチ etc |
| プレイ/クリア時間 | 15時間~ |
👍Good
- 無双系アクション
- 大迫力の海戦
👎Bad
- ストーリーが駆け足気味
- シリーズファン的には既視感しかない
パルクール系オープンワールドゲーム。
剣戟とパルクール(人間の身体能力を活用するスポーツ)に加えて、海戦も目玉要素として登場するアクションゲームになっている。
なお、シリーズとしてはメインシリーズの七作目。
上記事ではこのシリーズのストーリーを詳しく解説している。
評価
4までのアサクリのいいとこ取り
今作は(当時の)次世代機であるPS4/Xbox One向けに発売された『アサシンクリード ユニティ』とは別に、(当時の)旧世代機であるPS3/Xbox 360向けに発売された作品。
よって、”ユニティが本命”という感じはするけれど、今作の方は前作『アサシンクリードIV ブラックフラッグ』までのアサクリの集大成とも言える内容になっており、ゲームプレイの質や、コンテンツの多様さはシリーズの中でも、頭一つ抜きん出た作品。
ゲームプレイ面では、『アサシンクリード3』をベースにした戦闘は、今作でも無双とアクションがバランスよく楽しめるし、爽快感溢れるフリーランや、迫力満点の海戦なども、これまでと同じく楽しい。
コンテンツ面では、初期シリーズからは『アサシンクリード ブラザーフッド』の拠点制圧や経営要素が復活し、「3」以降からはハンティング要素や、砦の制圧なども再登場している。
正直、”新作ゲームを遊んでいる”という新鮮さは全くないけれど、これまでの積み重ねが活きるゲームプレイは安定して面白く、数多く用意されたコンテンツも、反復的だが、これも安定して面白い。
さすがに飽きてくる
シリーズを順番に遊んでいると、さすがに飽きてくる。
今作では舞台こそ変わっているが、実質的に『アサシンクリードIV ブラック フラッグ』を再プレイしているようなゲーム内容になっているので、先にそっちを遊んでいるとデジャブのような感じがする。
過去作から遊んでいる人は、「IV」の記憶が薄れた頃に遊ぶと 丁度いい。
総評
オープンワールド系アクションゲームとしては、今作も優れた作品になっているが、「アサシンクリード」としては、新鮮さと今作ならではの強みに欠ける作品だった。
実質的に「IV」の再プレイになっている点や、今作を構成する要素が過去作から復活したものばかりという点によって、洗練されたアサクリ体験が楽しめるが、同時に強烈な既視感も覚える作品になっている。
最後に「IV」と比べると、ゲームプレイのみに限れば今作の方が優れているが ストーリーや”海賊”というテーマを含めたパッケージとしては「IV」の方に軍配が上がる。
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初版:2015年11月7日 21:16
