【評価・感想】『メタルギアライジング リベンジェンス』レビュー

ゲームレビュー
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対応機種PC,PS3,Xbox(互換) (2022.06.09時点)
プレイ時間7時間~
ストーリーMGS4の後、民間軍事警備会社(PMSCs)の一つである「マヴェリック・セキュリティ・コンサルティング」のサイボーグ傭兵となっていた雷電は、同じくPMSCsで、敵対勢力の「デスペラード・エンフォースメント」との戦いに身を投じる。

今作は、2013年に発売された”雷電”を主人公にした「メタルギア」。

今回は「プラチナゲームズ」との共同開発になり、ステルス色の強かった「メタルギアソリッド」とは異なり、雷電の剣戟アクションを全面に押し出したアクションゲームになっている。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに260本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

何度も立ち上がり、強敵を撃破する

私にとって初”プラチナゲー”で、かつ事前情報をほとんど集めずに遊んだので、正直、ここまでストイックなアクションゲームだとは思わなかった。

てっきり『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』や『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』の流れで、雷電の剣戟アクションを無双っぽく楽しむゲームかと思ったら、実際はプレイヤーに”あの動き”を習得させ、雷電になることを求めるゲームだった。雷電にはしてくれない、雷電になるのだ。

“シノギ”が決まった瞬間

私の場合、終盤くらいまで修行だった。

本作の戦闘ではシノギと呼ばれるパリィ(弾き返し)が重要なのだが、これの発動条件が割りとシビア。敵が攻撃してくる瞬間に、そちら側に左スティックを倒し、攻撃ボタンを押して初めて発動するのだが、これのコツがなかなか掴めず、苦労した。

ザコは多少ゴリ押しでも倒せるが、それより上のランクの敵になると、”敵の攻撃パターンを把握した”上で、このシノギでしっかり攻撃を弾かないと、まったく歯が立たない。

「この動作に入ったので、攻撃が3回来る。それをシノギで弾こう」というように、攻撃パターンを把握することと、シノギでそれを弾くことは攻略していく上で必須な技になっている。

しかし、「攻撃パターンを把握する」「シノギを決める」はプレイの中で覚えていく技になり、それらを体で覚えるまでは、思うように戦うことができない。雷電(見習い)のようなもので、ぶっ倒されながらも、少しずつ腕を上げていくしかない。

そうしたゲームなので、プレイ中はそれなりに忍耐力が試される。ボス戦は再挑戦することが前提だし、気を抜くとザコにもリンチされるしと、積み重なっていく失敗にストレスが溜まる。

ただ、忍耐力が試される一方で、その苦労に報いるように”上達した”ことが実感できるゲームでもある。シノギのタイミングを覚えれば、敵の激しい攻撃を的確に弾けるようになり、攻撃パターンを把握すれば、ボス相手でも余裕をもって戦えるようになる。自分の成長がプレイを通して、ダイレクトに返ってくる。

敵を自由に切断できる”自由切断”

本作は、こうしたプレイヤーにプレイの上達を求めるストイックさが面白い。

最初は何度も倒されるが、その度に学習して強くなっていく。そして、数々の失敗を経験したからこそ、ボスを撃破したときの達成感は格別。上手くなるまでの過程はそれなりに・・・・・苦痛だったが、終わってみれば、非常にチャレンジングで、遊びごたえがあった。最初は「これは無理だろ…」と思っていたが、クリアする頃にはちゃんと雷電らしく戦えるようになっており、その辺りのバランスも決して悪くなかった。

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メタルギア”ソリッド”なところ

意外とステルスゲーム的なところがある。

一部エリアはステルス状態のまま次へと行ける。ダンボールを被っているとステルス状態になるので、あとはいつもの調子で進んでいけば良い。一応、頭上や背後からのステルスキルもあり、ステルスプレイで遊ばなくても、戦闘に突入する前に敵の頭数を減らしておくこともできる。

あと、意外と無線ネタが充実している。

“メタルギア”感を出すためのオマケかと思ったら、それなりのボリュームがあって驚いた。あくまでもスピンオフという位置づけだろうけど、ソリッド・スネークの話もあり、メタルギア好きとしては嬉しい要素だった。

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遊んでいてストレスが溜まる

とにかくカメラの挙動に泣かされた。

ロックオンは狭い空間で度々暴発し、視点は強引に正面に戻ろうとする。一対一ならそこまで問題にはならないが、相手が複数になると、戦闘の激しさにカメラが対応できず、大きなスキが生まれてしまう。プレイヤーの腕前以前のところでダメージを受けてしまうのは、易しいゲームではないだけに、非常にストレスを感じる点だった。

また、何かと左スティックをカチャカチャさせるのも大概にして欲しい。

主人公が失神したり、触手に捕まったりすると、左スティックを左右にカチャカチャさせる作業が始まる。これが頻繁に発生し、その都度、カチャカチャカチャカチャカチャカチャしないといけず、コントローラが壊れるし、煩くてイライラするし、テンポが悪いしと、何も良いことはなかった。

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総評

今作は、強敵を打ち倒す達成感と、雷電を操作する爽快感を見事に両立させた”メタルギア”になり、プレイヤーの挑戦心を刺激しまくる良いアクションゲームだった。ジューシーなエフェクトと、斬ったときの刀が食い込む感覚も非常に良かった。

欠点は少なくないし、クセの強いゲームでもあるが、少なくとも私にとっては”プラチナゲー”を漁ってみたくなるくらいには、お気に入りの一本になった。

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