原題 | Sniper Elite: Berlin 1945 |
対応機種 | PC等 |
プレイ時間 | 13時間~ |
ストーリー | プレイヤーはドイツ軍のスナイパーに扮したアメリカ軍のスパイ、Karl Fairburneとしてソ連の陰謀を暴き、阻止せんとする |
本作は、「スナイパーエリート」シリーズの一作目。
200x年に、実質的なリメイクにあたる『スナイパーエリートV2』が発売された。
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評価
“スナイパー”メインの異色のTPS
第二次世界大戦を題材にしたアクションゲームは、「メダル オブ オナー」や「コール オブ デューティ」などが真っ先に浮かぶかと思うが、本作では”スナイパー”に焦点を当てることで、それらと差別化している。
…とは言え、本格的なスナイパーではなく、実際は何でも屋だったりする。
“単独潜入”なので、ステルスを基本とし、敵のグループに対してはマシンガンを手に突撃することもある。スナイパーがちょっと得意なエリート兵士(敵の戦車も一人で破壊できる)に近く、様々な課題に対して臨機応変に対応し、数々の任務を遂行していく。
よって、”スナイパー”と聞いて想像するような状況はあまりないので、ゲームとしての特徴は、そこではなく、オープンな環境である戦場で、自分なりの方法でステージを攻略できる部分になるのではと思う。スナイパーを手に大暴れもできるし、サプレッサー銃で敵を静かに倒していくこともでき、私はそこが一番面白く感じた。
一応、難易度についても書いておく。
一昔前の洋ゲーではあるが易しい方。(多くの人が最初に選ぶであろう)ノーマル相当の難易度では、敵兵は撃たれ役に徹する。仮に発見されても、相手の銃撃をかわして狙撃するくらいの余裕はあるので、難しくて詰むことはないかと思う。ちなみに、難易度は細かくカスタマイズでき、クイックセーブも用意されている。
キル・ショット
「キル・ショット」も忘れてはいけない。
「キル・ショット」が決まると、『マックスペイン』のようにカメラが弾丸を追尾し、敵に当たる瞬間を特別なアングルから演出してくれる。これが気持ちよく、スナイピングの楽しさに繋がっている。
遊んでいて気になったところ
- 主人公の操作性
- 敵のグレネードの理不尽さ
主人公の操作性が良くなく、氷の上を歩いているのかと思うくらいツルツル滑る。そこまで精密な動きを求められるゲームではないが、テキパキ動くことができずストレスだった。
あと、グレネード…。グレネードが投げ込まれたことを音(地面にグレネードが当たる音)でしか判断できず、”爆死と同時に気づく”ことが少なくなかった。おまけに爆発までも短いようで、敵のグレネードは理不尽に感じた。
総評
“スナイパー”に焦点を当てたユニークなアクションゲーム。
主人公はスナイパーという設定や、アクションでもステルスでも遊べるゲームプレイ、爽快感バツグンの「キル・ショット」などは今でも魅力的に感じる部分であり、一作目にしてシリーズの良さが詰まっている。
ただ、現在では実質的なリメイクにあたる『スナイパーエリートV2』が販売されているので、どうしても一作目から遊びたい人以外は、そこから遊ぶのが無難だと思う。
遊ぶ人は、戦地へと繰り出す前に”Sniper Elite – PCGamingWiki“を読み、ワイドスクリーン化し、垂直同期をオンにした上で遊ぶことを勧める。
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