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類似作との違い、没入感が高い理由【評価・感想】『メトロ エクソダス』レビュー

5.0
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約6分で読めます。
原題 Metro Exodus
機種 PC,PS4,Xbox One
プレイ/クリア時間 25時間~

👍Good

  • 無骨なオープンワールド
  • 硬派なゲームプレイ
  • 作り込まれたオープンワールド

👎Bad

  • 一部の強制的な戦闘
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Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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紹介

どんなゲーム?

世紀末を舞台にしたオープンワールドゲーム。

シリーズとしては『メトロ 2033』と『メトロ ラストライト』の流れをくむ続編になっているので、過去作を知っている方がより楽しめるタイプの作品。

また、「エクソダス」は─

の計2本のストーリーDLCが計画されている。

過去作との繋がりは?

今作は三部作の最終章。

シリーズの流れとしては『メトロ2033』=>『メトロ ラストライト』=>今作「エクソダス」になっているので、過去作をプレイした上で遊んだ方が絶対に良い。

なお、上記事では「メトロ」シリーズのストーリーや繋がりを解説している。

メトロ エクソダスのストーリー

主人公アルチョムは「地上の人間は核攻撃によって全滅した」と教えられて育ったが、地上で”助けを求める”微弱な電波を受信したことで彼の心が揺らぐ。

アルチョムは危険を承知で、地上の世界へと繰り出すのだった。

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評価

【Pros】無骨で、硬派なゲームプレイ

今作も、これまでの流れをくむリアル志向な作風。

一作目『メトロ 2033』同様に、今作でも一人称視点の利点を活かした細やかな演出と、泥臭いゲームシステムがゲーム世界に説得力を与える。

  • 今作もゲームプレイと演出はリアル志向

ただし、かと言って難しすぎるということはない。

敵の”殺意”は十分に感じる難しさだが、「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズのように”プレイヤーをガチで殺しに来る”ほどシビアではなく、バランス感覚が絶妙。

「今」ばかり考えてプレイしているとあとで苦労するが、“先を見据えて”リソース管理をきちんとしていれば、ほとんどの人は詰まることなく遊べるはず。

ちなみに、今作では銃周りがよりリアル志向に。

「(幅広い)銃のカスタマイズ」をベースにした銃(やパーツ)の使い分けが重要だったり、「銃の手入れ」だったりがシューティングにおける重要な要素になっている。

難しく感じる理由

「エクソダス」を難しく感じる理由は、“タイトな独自ルール”の大半を「経験」から学ばせようとするから。

プレイヤーは失敗と成功を繰り返す中でゲームシステムへの理解を深め、”今作が用意したルールの中で生きる術”を学んでいく必要があり、それを理解するまでは難しく感じる。

「ミュータントの群れ」に囲まれた際は戦わずに逃げた方が良いし、舗装された道路よりも獣道を進んだ方が安全だったりする。

また、日中ひらけた場所にポツンと立っていると【デーモン】の獲物にされてしまうし、夜は夜でミュータントの活動が活発化する。

こうしたことはプレイする中で覚えていく。

この無骨さと、前述した硬派なゲームプレイが上手く噛み合っており、一般的なオープンワールドゲームとは一線を画するサバイバル感を演出してくれる。

関連記事>>>【攻略】『メトロ エクソダス』が「難しい」と感じるプレイヤーに送るTips。

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【Pros】オープンワールドも”メトロ”流

一部のチャプターでは”半オープンワールド”な世界が用意されている。

やはりオープンワールドも”メトロ”流。

一般的なオープンワールドゲームのお約束は排除されており、敵の拠点を制圧してもそれが【ファストトラベル】地点にはならないし、【電波塔】をハックしても未見のローケーションがマップ上に表示されたりしない。

さらには頭上を旋回する巨大ミュータントを苦労して倒しても、何かご褒美が用意されていることもなく、つかの間の休息が得られるだけ。

  • オープンワールドゲームの”お決まり”が存在しない

“では今作には何があるのか?”だが、何もない。

【ファストトラベル】はないので危険な真夜中でも自分の足で移動する必要があるし、マップの情報を更新する際も、ちゃんと高台に登って双眼鏡で偵察する必要がある。

近道したくてもボートやジップラインがないとできない。

  • オープンワールドでは自分の足で歩き、見て、感じる

またしても、無骨さがたまらない。

ゲーム的な報酬ではなく、生き残るために手を尽くさせるシビアは「メトロ」シリーズによく馴染んでいるし、ゲーム世界への没入感も増す。

また、”主人公が旅の中で経験することは同様にプレイヤーも経験する”ことで、プレイヤーと主人公の距離は縮めることにも成功している。

オープンワールドとリニアの融合

今作では“メトロ的”な演出重視のリニアな一本道ミッションは、「オープンワールド」内の落とし穴に落下して始まったり、洞窟の中へと進む中でそれに移行していく。

要するに、「自分の足でここまで来た」というオープンワールドならではの”納得感”がちゃんとあるので、リニアなミッションもオープンワールドの一部に感じさせる。

“オープンワールド化されたメトロ”と聞いた時は少し不安だったが、実際は”相反する2つの要素”を一つのゲーム内で上手く両立させている。

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【Pros】より”何をした”かが重要

今作でも主人公はロード画面以外では一言も話さないので、これまでと同じく「何を言ったかではなく、何をしたか」が大きな意味を持つ。

例えば、オープンワールドでの─

  • 子供のためにテディーベアを回収する/しない
  • 狂信者を解放する/しない

などの決断は、全て”プレイヤーの行い”としてゲーム世界に反映される。

プレイ中の選択は、プレイヤーへの接し方や味方キャラクターの離脱 or 死亡を左右するので、今作でも”プレイヤー(アルチョム)が何をしてきたか”が大きな意味を持つ。

「相手のために何ができるのか?」を問う選択の数々も、サバイバル要素と並んでプレイヤーにタフな決断を迫る。

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【Cons(欠点)】戦闘を強制する一部ボス戦

一部のボス戦が強制的な戦闘パートになっており、そこまでステルスプレイで遊んでいたプレイヤーはヘタすると詰む恐れがある。

少なくとも、私の場合は銃や爆発物をほとんど持たずにボス戦に突入してしまい、最終的には別のセーブデータをロードするはめに…。

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総評

「メトロ」ファンとの約束を果たす最終章。

広く売るために続編では”丸くなる”ゲームが多い中で、今作は自らのルーツを見失うことなく、”シリーズに必要だった”要素を取り入れた続編になっており、ファンの期待を裏切らない。

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