核戦争後の”地下鉄”を舞台にしたコアなFPS【評価/レビュー】メトロ 2033 リダックス【批評/感想】

シューティングゲーム
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【短評】
核戦争後の”地下”を舞台にしたユニークな一作。
ゲーム世界にフィットしたセミ・リアルなゲームプレイと、地下の世界で繰り広げられる濃密なストーリーが魅力的な作品。
原題Metro 2033 Redux
開発元4A Games
ハードPC/PS4/Xbox One

ウクライナ発のデベロッパー「4A Games」が送る物語主導型FPS。
同デベロッパーは、「S.T.A.L.K.E.R. 」シリーズで知られるGSC Game Worldの元従業員が設立したこともあり、この2作は度々比較されるが本作の方はオープンワールドではなく、完全なる1本道ゲームになっている。

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評価できる点

セミ・リアル

地上は白銀の世界。放射能の影響で一般人はおらず、汚染とミュータントが支配している。

スポーツ系FPSとリアル系FPSの中間。
弾薬を大量消費できるほど緩くないが、かと言って切り詰める必要もない。回復アイテムを乱用できるほどカジュアルではないが、死と隣合わせというほどシビアでもない。

それぞれの良さを程よく体験できるバランス。
リアルとカジュアルを上手く両立させることで、世紀末の厳しい現実を体験させる一方で、主人公らしく立ち振る舞うことも可能にしており、従兄弟の「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズと比べればより幅広い層が手に取りやすいはずだ。

真っ暗なエリアを探索中に懐中電灯が切れたときの恐怖、マスクを守りながらの銃撃戦や、フィルターの残量を意識しながらの屋外探索などが、そこそこの緊張感と”大抵は”詰まないバランスの中でプレイできる点は非常に魅力的だ。

面倒、それが良い

一部エリアではガスマスクが必須。
そして、このガスマスクには「残量」があり、定期的にフィルターを交換する必要がある。また、ガスマスクが破損したまま放置していると最終的には窒息死する。ゲーム序盤、ゼェゼェ言いながら地上をのたうち回る光景は決して珍しくない。

それ以外にも、手動でヘッドライトを充電したり、自転車の空気入れのように「空気銃」に空気を込めたりするなど、色々と手間の多いゲームである。

これら「手間」が、アナログな方法に頼らざるを得ないゲーム世界の実情を上手く反映しており、程よくカジュアルなサバイバル気分を味わわせてくれる。

対人、対ミュータント戦

懐中電灯を頼りに地下鉄線を探索。ここにもミュータントがいる。

まず、対人はステルスベース。
“戦闘前に敵の頭数を減らす”程度のステルスプレイが可能。当然、間髪入れずに敵兵を銃撃することも可能だが、弾薬やアイテムの節約がモノを言うところがあるので、基本的にはステルスの比重が高い。

なお、敵兵(AI)はそこそこ賢い。
銃撃戦では避ける動作をしたり、積極的にカバーを利用してプレイヤーを詰めて来るので、常に白熱した撃ち合いで楽しませてくれる。

一転、対ミュータントはアクション重視。
基本的にミュータントは”野性的”。なので、迫りくるミュータントを銃で撃ち返すことが多く、トリガーハッピーには嬉しい内容。

それぞれに違った面白さがあり、上手くプレイに緩急を付けてくれる。

静と動

地下鉄の各駅は”安全地帯”。
線路上は常在戦場に近い状況なので、その分だけ駅に無事たどり着けた際の安堵感はひとしお。

ストーリーで語られる”内と外の違い”をゲームプレイにも持ち込んでおり、ストーリーの裏付けや説得力を持たせる要素としても機能している。

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欠点、変化に乏しいミュータント戦

個性的なミュータントの数々。ただし、ゲームプレイ自体は単調。

まず、ボス級ミュータントは満足できる仕上がり。
ライブラリアンやデーモン等のボス級には特別な舞台設定が用意されており、それぞれが印象に残る戦闘の連続である。

その一方、頻繁に登場する雑魚級ミュータントは実に単調。
大抵の場合、接近&殴り攻撃のみ。なので、それをナイフで切ったり、ショット・ガンで撃っていくことに終始するだけになっており、最初の数回プレイするとそれ以降はなかなか面白さを見出だせない。

個人的には『DOOM』並の強烈なゴア表現が欲しかった。
たとえ同じ戦闘の繰り返しであっても、”見事に粉砕される”ミュータントの姿が見られるだけでも少しは違ったはずだ。

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総評

地下を舞台にしたユニークな一作。

  • ポストアポカリプス
  • ミュータント
  • サバイバル

上記の要素を兼ね備えた作品は他にもあるが、地下鉄を中心に据えたことで唯一無二の作品となっている。それに加えて、リアルさとカジュアルさのバランスも上手く取れており、この手の作品に興味があればプレイして損のない一作になっている。

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