【評価/感想】Remember Me(ゲーム)【批評/レビュー】

ゲームレビュー
原題Remember Me
発売日2013年6月3日
開発元Dontnod Entertainment
備考公式サイト

近未来のパリを舞台にしたディストピア要素を含むアクションゲーム。
開発は『ライフ イズ ストレンジ』で知られるDontnodであり、彼らが得意とするストーリーテリングにも注目したい一作。

なお、本作のパブリッシングはカプコンが担当したが、残念ながら日本での販売はスルーされた。

Good

  • 魅力的なゲーム世界
  • 記憶に関するストーリー
  • 自作コンボを用いた格闘戦

Bad

  • 極端な一本道
  • Memory Remix
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注目すべき2点

ユニークな自作コンボ

今作は格闘戦に軸が置かれている。
肝心の戦闘システムは『バットマン アーカム・アサイラム』で称賛された”Freeflow Combat”をモデルにしており、手軽な操作で敵をビシバシと倒せる爽快感がウリだ。

正直、戦闘面は「どこかで見たぞ」という感じなのだが、それでも「Combo Labs」はとてもユニーク。
同システムは“プレイヤー自身がコンボを自作する”というコンセプトのゲームシステムであり、様々な効果を発揮するコンボを組み合わせて自分だけの戦闘を完成させるのが触れ込み。

コンボ名効果
Damage攻撃力を上げる
Regeneration体力を回復する
S-Pressen特殊能力のポイントを貯める

これら3つのコンボを自在に組み合わせ、オリジナルコンボを自作する。
例えば、「Regeneration」を中心にコンボを組めば体力回復型コンボとなり、それを「Damage」と交換すれば攻撃型コンボの完成だ。

2度目だが、「Combo Labs」はとてもユニークなシステムだ。
最初の取っ付きにくさは玉に瑕ではあるが、自作コンボを意識した戦闘は面白い。

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欠点

退屈な”Memory Remix”

ストーリー的にも、”Memory Remix”は重要なパートだ。
今作の舞台は、人々の記憶が「商品」として扱われる近未来の世界。主人公Nilinはそれに抵抗するレジスタンスの一員であり、なおかつ記憶操作の達人なので、このパートは今作の目玉と言っても過言ではない。

しかし、”Memory Remix”はとても退屈する。
というのも、このパートは単に”他人の記憶をムービーとして再生し、その中からあらかじめ用意された「編集点」を探し出すだけのミニゲーム”になっているからだ。そして、一つの正解にたどり着くまで何度もやり直すことになる。

欲を言えば、もっと自由に記憶を操作したい。
現状ではゲーム側の指示通りに編集するだけなので、”編集させられている”感が強い。私としては複数の正解を用意し、その中から自由に選ばせる方がストーリー的にもマッチしていると思う。

戦闘のテンポが悪い

やけにテンポが悪い。
例えば、元ネタとも言える『バットマン アーカム・アサイラム』では”敵の攻撃をカウンターで防ぎ、反撃する”が、今作の場合は”敵の攻撃を知らせるアイコン”が表示されると、一旦攻撃を止めて回避行動を取らないといけないので、いちいち攻撃の流れが止まってしまいテンポが悪い。

それ以外にも、正攻法では倒せない特殊な敵の存在も、むやみにテンポを悪くする要因。
壁から飛び掛かって来る敵や、ライトを当てないと姿が見えない敵は、登場する度に戦闘の流れを遮る存在になっており、決して悪くはないが、良くもない存在になっている。

「Combo Labs」というアイデアは面白いのだが、ベースとなる戦闘システムはイマイチ。

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総評

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小粒ながらも、一定の水準は確保された良作のアクションゲーム。
このレビューでは欠点を多めに紹介したが、ユニークな戦闘システムは面白く、全体的に綺麗にまとまっている。

新興スタジオの1作目である点を考慮すれば十分な出来。
後に『ライフ イズ ストレンジ』で大成功を収めたスタジオだけあり、今後のシリーズ展開には期待したい。

Q&A

Q:日本語でプレイできる?
A:PC版は日本語化できる