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自由度の高いテック系オープンワールドゲーム【評価/感想】ウォッチドッグス2【批評/レビュー】

オープンワールドゲーム
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原題Watch_Dogs 2
機種PC,PS4,Xbox One
プレイ(クリア)時間30時間~
カキヘイ
カキヘイ

完成度の高いオープンワールドゲーム。
よりハッキング要素を強めたことで、前作を含む他のオープンワールドゲームとは一線を画するゲームプレイを実現し、サンフランシスコを舞台に思うままに遊べる。

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紹介/解説

どんなゲーム?

テック系オープンワールドゲーム

シリーズとしては色々な意味で話題を集めた*1『ウォッチドッグス』の続編。
太陽がさんさんと降り注ぐサンフランシスコの明るい雰囲気に身を任せ、プレイヤーの思うままに遊べる作風が大きな特徴となる。

なお、今作もプレイヤーはネットワーク接続された全てを武器に、巨大IT企業【ブルーム】と対峙する。

ウォッチドッグス2のストーリー

技術革新発祥の地、サンフランシスコ・ベイエリアに暮らす頭脳明晰な若きハッカー、マーカス・ホロウェイは、有名ハッカーグループ、デッドセックの仲間と共に、腐敗した企業の手によって、不正に大規模な市民の監視と操作を行うctOS 2.0 の隠された危険を暴いていく。

市民の手に自由を取り戻す戦いが、今始まる。

公式サイト

前作との繋がり

前作『ウォッチドッグス』と同じ世界感を有している。
主人公のマーカス・ホロウェイを始め、登場人物は一新されているが、前作にも登場したキャラクターも登場する。また、前作の出来事に言及することもある。

  • 前作と同じ世界、前作を意識した台詞

ただ、”前作を知っていれば楽しめる”程度のファンサービスなので、前作をやっていなくても大丈夫。

今作もシームレスなオンラインモード搭載

前作『ウォッチドッグス』に引き続き、今作もオンラインプレイに対応。

協力プレイ同じデットセックのメンバーとして他メンバーのゲーム世界に参加。
そして、一つのミッションを協力プレイする。
ハッキング潜入ハッカーと防衛側で別れて戦う。
バウンティハンターターゲットと1人~3人の追手に別れて遊ぶ。
ショーダウン3つのルールが用意されたゲームを2対2のチームに別れて遊ぶ。
オンラインレース

ドローン、eカート、モトクロスのレースを最大4人で遊ぶ。

完全オフラインでも遊べる?

可能。
完全オフラインゲームとしてソロプレイできる。

エディションごとの違い

エディション名内容値段
通常版本編のみ3,672円
デラックス エディション本編+2種類のカスタマイズ素材のパック4,968円
ゴールド エディション本編+シーズンパス+2種類のパック 8,856円

「コンプリート エディション」=「ゴールド エディション」

なお、数ある有料DLCのうち、シングルプレイDLCは次の2作のみ。

  • ヒューマン・コンディション/1,944円
  • ノーコンプロマイズ/1,296円

なので、本編+上記のシングルプレイDLCのみをプレイしたい場合は、通常版+DLCを個別で購入した方が安く済む。

カキヘイ
カキヘイ

3,672円+1,944円+1,296円=6,912円

GTAとの違い

このシリーズは、「グランド・セフト・オート」シリーズとは似て非なるもの。
GTAとウォッチ ドッグスを比較/同じオープンワールドでも中身は違う?】で詳しく解説しているので、是非そちらも読んで欲しい。

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【評価】前作との違い/比較

自由度が高く、多彩なゲームプレイ

なんと、今作では”大半のミッションがハッキングのみで攻略可能”。

まず、前作『ウォッチドッグス』にもハッキングは用意されていたが、それはあくまでも攻略をサポートする存在。なので、「ロックされたドアを開ける」「機械を停止させる」ことは出来ても、それのみでミッションを完遂すること出来なかった。

  • 前作はハッキングだけでミッションを攻略することは出来なかった

その点、今回はハッキング”だけ”で攻略可能。
言い換えれば、”プレイヤーが直接手を下さずに済む”方法が一つ増えたということであり、プレイの幅が格段に広がっているのだ。

  • 今作はハッキング”だけ”で大半のミッションが攻略可能

この点は、前作と比べた際に感じる大きな違いである。

便利なガジェットは攻略をサポートする

今作ではドローンやラジコンが登場。
これらを使えば、警戒区域外からドローンを飛ばして敵を一人ずつ片付けたり、ラジコンを操作してコソコソとミッションタスクを消化していくことができる。

また、ハッキングもより便利に。
今回は敵に”ニセ情報”をアップロードして容疑者に仕立て上げて警官に対処させる、もしくは裏切り者に仕立ててギャングに始末させるということが自然にできる。

新たなガジェットとハッキングは非常に便利。
上手く使えば、血を一滴も流さないスマートな方法で遊べる。

結果的に自由度はより高く

▼今作の特徴▼

  • 従来のアクション/ステルスプレイ
  • 強化されたハッキングプレイ
    • ラジコン、ドローン

ハッキングプレイが強化されたことで、より各々のプレイスタイルに合わせてプレイ可能に。
スマートにプレイしたい人はハッキングプレイで、敵と戯れたい人はステルスプレイやランボープレイで遊べばよく、まさにプレイヤーの思うままに遊べるのだ。

サイドミッションは量より質

『アサシンクリード ユニティ』より。マップがミニゲームのアイコンまみれ。

「Ubisoft」ゲームと言えば、質より量を優先したコンテンツ。
反復的なサイドミッションや、制圧系チャレンジが目立ち、間違いなくボリューム満点だが、単調な印象は拭えなかった。

今作では、この点にメスが入っている。
量ばかり強調したコンテンツは一掃され、どのサイドミッションも独自のストーリーを持った内容になっており、過去に散々プレイした制圧系チャンジも存在しない。

サイドミッション(例)説明
Scout Xサンフランシスコの観光スポットを撮影して周るサイドミッション。
撮影した画像をゲーム内SNSにアップすることでフォロワーが増えていき、ついでに観光スポットを全て巡ることができるので、一石二鳥なサイドミッション。
Driver SFレース系チャレンジに小話を付けたサイドミッション。
配車サービス「Uber」を強烈に皮肉ったお話に代表される、ユニークな小話が用意されており、同じことの繰り返しだと思わせない工夫が見られる。

上記のようなサイドミッションが数多く用意されている。
これまでの「Ubisoft」ゲームは、コピペのサイドミッションが多く非常に味気なかったが、今作はプレイヤーを退屈させない工夫が随所で見られるので、「遊ばないのは勿体無い」という気持ちにさせてくれる。

サンフランシスコの作り込み

現実ではインドア派の私でも、このゲームの中だけはアウトドア派になる。
それほど、今作の舞台であるサンフランシスコの作り込みが半端ではなく、最初の10時間は観光ばかりにしていたほどだ。

忠実に再現されたサンフランシスコは、現実とフィクションが入り混じったユニークさが特徴であり、存在感抜群のゴールデンゲートブリッジから、路地裏の落書きに至るまで一切の妥協を感じさせない。

また、IT企業の如何にもな施設や忠実に再現された日本町など、現実世界のものを面白可笑しくパロディしたエリアが多数用意されており、”自分の足で探索したい”と思わせる要素で満載だ。

NPCの行動パターンも多彩

今作ではNPCの行動パターンが増加。
さらに、お互いに干渉し合うので、NPCは単なるモブではなく、その世界に住む住民に感じられるほど説得力がある。

ある時、目の前に居た男女が急に口論を始めた。
最後には女の方が男に手を出し、その様子を見ていた市民が警察に通報して、駆けつけた警官に女が連行されてしまった。

ということが起きる。
現実世界同様に、自分以外の誰かの生活が営まれていることを強く感じさせる瞬間が多く、今作は彼らを”ウォッチ”しているだけでも楽しい。

「車で走り抜けるなんてもったいない」とさえ感じる。

遊び場としての街

マップ自体も自由度の高さを反映している。
まるで”街全体が遊び場”に感じられるようにデザインされており、時にはパズルを解く感覚でクレーンや自動車を動かして攻略方法を生み出せる。

今作には“街の全てが手中に収まっている”感覚がある。
前作ではストーリーのみで描かれていた点だが、今作では上手くプレイ面にも落とし込めており、”ウォッチドッグスらしさ”を存分に味わうことができるはずだ。

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総評

前作『ウォッチドッグス』の欠点を徹底的に潰して来たお手本のような続編。
一部の難易度の偏りや、おバカなAIに困らされたのは事実だが、それらは些細な欠点に過ぎず、今作は最高点に近い点数を与えられる一作だ。

*1 Was Watch Dogs Graphically Downgraded? E3 2012 vs PC Ultra Comparison

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