【評価/レビュー】ウォッチドッグス(1)【批評/感想】

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主人公エイデン・ピアース。『Watch Dogs』より。

© 2014 Ubisoft

タイトルWatch Dogs
開発元Ubisoft Montreal
その他Watch Dogs: Bad Blood レビュー

本作『Watch Dogs』は、インターネットに支配された現代を舞台としたオープンワールドゲーム。

インターネットに接続された全てを「遊び道具」にする野心的なゲームデザインが特徴で、同ジャンルのキングであるGrand Theft Autoシリーズとは、やや異なるゲームプレイが楽しめる一作。

この記事では、Ubisoftの新たな看板タイトルである『Watch Dogs』のレビューをお送りする。

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街全体が遊び道具

君の個人情報も筒抜けだ。『Watch Dogs』より。

© 2014 Ubisoft

本作を語る上で、「ハッキング」要素は外せない。

道を歩けば通行人の個人情報(氏名、職業や年収など)が入手でき、彼らの通信・通話を盗み見ることさえ出来る。また、ATMから他人の口座に不正アクセスすることだって可能だ。

しかし、本作はこれだけではない。なんと電力網や交通網さえもワンボタンで「ハッキング」することができ、街全体を”遊び道具”として利用できるのだ。

例えば、電力網を遮断すれば逃走が容易になり、交通網を麻痺させれば追跡を楽に撒ける。目の前の列車を緊急停止させ、それに乗って街の外まで逃げることも可能。

続編である『Watch Dogs 2』のレビューでは、これらを次のように書いている。

“街の全てが手中に収まっている”感覚を、上手くゲームプレイ面にも落とし込めている。

引用 – 全ての点において前作を凌駕する続編。Watch Dogs 2 レビュー

この感覚はWatch Dogsシリーズならではあり、最大の長所だろう。

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プレイヤーの思うように遊べる

自由度の高いゲームプレイ。『Watch Dogs』より。

© 2014 Ubisoft

本作で可能なプレイスタイルは次の3つに分類できる。

  • 攻撃型プレイ
  • 隠密プレイ
  • 攻撃・隠密プレイ

「攻撃型プレイ」は銃やハッキングを駆使して敵と真正面から戦うプレイを指し、隠密プレイは発見されずに1人ずつ片付けていくプレイを指す。また、この2つをブレンドしたプレイスタイルが「攻撃・隠密プレイ」になる。

Grand Theft Auto V』のメインミッションは、”決められた事を決められた通りにする”1本道な内容だが、それと比較すると『Watch Dogs』はプレイヤーに与えられる選択肢(=自由度)が多く、”自分で考えて遊ぶ”ことに重きが置かれている。

先ほども例として挙げた『Watch Dogs 2』と比べると、まだまだハッキング要素は煮詰まっていないが、それでもハッキングを駆使してミッションを自由に攻略していくのは面白い。

ちなみに、『Watch Dogs 2』では”ハッキングのみ”でミッションが攻略できるようになった。

「プレイヤー(=主人公)が直接手を下すことなく」ミッションをクリアできるようになっている。

(中略)

前作ならプレイヤーが直接敵陣に乗り込んで、やらなければいけなかったことが、今作ではハッキングを通して「外」から行えるようになっている。

引用 – 全ての点において前作を凌駕する続編。Watch Dogs 2 レビュー

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細かな不満点

規模は大きいが粗い。『Watch Dogs』より。

© 2014 Ubisoft

  • 乗り物を運転中に銃撃できない
  • ミッション中はファストトラベル不可
  • リアリティの欠如

率直に言って、シリーズの1作目でこのクォリティを出せるデベロッパーはそう多くないはずだ。

しかし、細かな欠点が目立つのも事実。例えば、今では当たり前の”ドライブバイ”ができず、カーチェイス中は防戦一方になりがち。また、ミッション中はファストトラベル不可のため、長い移動を強いられることも少なくない。

また、リアリティが欠如している場面も目立つ。一部オブジェクトの不自然な壊れ方や、何故か主人公と一定の距離を保つ電車など、細部の作り込みの甘さがリアリティの欠如に繋がっている。

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総評

ハッキングして機械に加勢させることも。『Watch Dogs』より。

© 2014 Ubisoft

ハッキング要素を除けば目新しさは皆無だが、非常に手堅い作りの内容になっている。

はっきり言えば、”いつものUbisoftゲーム”であり、他の作品でも見た要素は多いのだが、それらを上手くまとめている良作。

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