【評価/レビュー】シカゴをハックせよ/ウォッチドッグス【批評/感想】

【評価/レビュー】シカゴをハックせよ/ウォッチドッグス【批評/感想】

スポンサーリンク

E3 2012で衝撃的なデビュー*1を飾った本作『ウォッチ ドッグス』。
全ての機器が「ctOS」と呼ばれるネットワークに接続された近未来のシカゴを舞台にしたオープンワールドゲームになっており、ハッキング要素を軸にしたプレイが展開され、それが最大の特徴である。

Good

  • 街全体をハックできる。
  • 個人に対するハッキング。
  • 自由度の高いプレイ。

Bad

  • 基本的に魅力を感じない登場人物たち。
    ※レイモンド・ケニーは別。
  • 一部キャラクターの雑な退場。
  • 粗粗しい部分が残るプレイ面。

▼ストーリー▼

関連記事>>>ウォッチドッグス2 レビュー

スポンサーリンク
スポンサーリンク

本作だけの3点

革新的な”ハッキング”

まさに「シカゴを掌握する」感覚。
“たったワンボタンで大都市のインフラが思うままになる”ダイナミックさは、本作ならではの点であり、今でも斬新に感じられる点でもある。目の前のATMをハックして軍資金を拝借することから、電力網をハックして街全体を停電させることまで、ネット接続された多くのものを意のままに操作できるのだ。

そして、「ハッキング」はプレイに欠かせない要素でもある。
続編『ウォッチ ドッグス 2』よりも選択肢は少ないが、ハック中心のプレイは類似作とは一線を画する内容になっており、システムをハックして道を切り開き、ガジェットで敵を翻弄していくプレイは自由度が高く面白い。

吊り橋を操作して追跡車両を足止めさせて逃げ切る。停電を発生させ、その混乱に乗じてその場から立ち去る。ということがワンボタンで、なおかつ自然に実行できる。

まるで”街全体が遊び場”に感じられる。
こうしたプレイは、GTAシリーズと比べた際に感じる”ウォッチドッグスらしい”点である。

固有の情報を持つNPCたち

各NPCには個人情報が振り分けられている。
他のオープンワールドゲームでは、単なるモブに過ぎないNPCたちだが、本作ではその世界に根付いた存在として描かれており、彼らにはそれぞれ仕事があり、守るべき家族がいるのだ。また、中には深刻な問題を抱えた者たちもいる。

単に人間らしく振る舞うNPCとはレベルが違う。
たった今倒した敵の年齢や家族構成まで把握できるので、何気ない殺傷が”罪悪感”を植え付ける。他のゲームでは安易に手を染めるNPCへの犯罪行為の数々(車を奪う、カネを盗む etc)を抑止する効果があり、NPCの死は特に重い。

個人情報を持つNPCの存在も、ウォッチドッグスらしさを感じる点。

独自のオンライン(マルチ)プレイ

ウォッチドッグス公式サイトより(URL)。

本作はオフラインとオンラインがシームレスに繋がっている。
※完全オフライン設定も可能。

私は「オンライン ハッキング」を中心にプレイしたが、これは命懸けの”隠れんぼ”、もしくは”鬼ごっこ”になっており、上手くハッキング要素をオンラインプレイに落し込んでいる。

スポンサーリンク

欠点

各ミッションのクォリティ

全体的にミッションのクォリティが安定しない。
特に一部の強制的な戦闘や、発見=失敗のステルスミッションはせっかくの自由度を台無しにするものであり、”プレイヤー自らが道を切り開いていく”楽しさが欠落している。

また、運任せも少なくない。
敵車両を襲撃する際、運良く通報されなければそれまでだが、運悪く通報されるとターゲットを追いつつ、警官に追われる大混乱に陥る。その際は直近のチェックポイントから再開した方が早いという有様。それ以外にも、ハッキングが役に立たなくなるカーチェイス、腕の良すぎる追跡車両や執拗なスナイピングにもウンザリさせられる。

したがって、各ミッションのクォリティが安定しない。
小さな欠点が多くあり、それらが一斉に降り掛かって来た際にはストレスがピークを迎える。

なお、当ブログの記事「【攻略】『ウォッチドッグス』を”より”楽しくプレイするためのTips」では上記欠点への解決策を紹介しているので、プレイの際は参考にして欲しい。

窮屈なスキルツリー

端的に言えば”不要なスキルまで取得させられる”。
というのも、本作のスキルシステムは決められた順番にアンロックしていく方式になっているので、お目当てのスキルにたどり着くまでに、不要なスキルをいくつかアンロックすることを強いられるのだ。

したがって、現状では窮屈なスキルシステムになっているので、もっと無駄なく、お目当てのスキルにアクセスできるようにして欲しい。

関連記事>>>オススメのスキルを紹介する。

スポンサーリンク

総評

粗さも残るが、オープンワールドゲームの良作。
言わば、他のUbisoftゲームの”寄せ集め”に近い作品だが、その分だけプレイ面は手堅く、野心的なハッキング要素も見事に機能している。

今後のシリーズ展開に期待できる1作目である。

次の記事>>>ウォッチドッグス2 レビュー

*1 Watch Dogs Ubisoft E3 2012 Press Conference(Youtube)

コメント