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シカゴを手中に収めよ、ウォッチドッグス【感想 評価 批評】

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「トレーラー詐欺」という痛烈な批判を浴びながらも、新規IPとしては上々の売上を記録した『ウォッチドッグス』。

都市の電力網から鉄道網、ネットワークに接続された「全て」を遊び道具にしてしまうという野心的なゲームデザインと、次世代機の到来を予感させるリッチなグラフィックが特徴となっている。

ちなみに、本作は海外ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』に近い内容なので、それと観た上で遊ぶとさらに楽しめるかも知れない。

さて、パブリッシャーであるUbisoftにとっては、アサシンクリードシリーズや、スプリンターセルシリーズと並んで同社の新たな看板タイトルに名を連ねた作品でもあり、シングルプレイ用DLCの他、16年には続編である『ウォッチドッグス2』も発売され、こちらも批評的にも商業的にも高評価を受けた。

さらに付け加えれば、『アサシンクリード』や『スプリンターセル(予定)』同様に、近い将来映画化される可能性も高い作品になっている。

このレビューでは、期待の新星『ウォッチドッグス』のレビューをお送りする。

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シューターとしての面白さ

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やはりゲームプレイの大半を占めるのは、ハッキング+シューティングになる。ハッキングは既述したように、街のネットワークをハックするこで個人のスマートフォンや、都市の交通網に侵入・操作することができ、街全体をパズルのように組み合わせて攻略していくことが出来る。

後者のシューティングは、ヒントとして提示される「銃撃戦の時は頻繁に場所を変えて敵を混乱させろ」を意識すると、グッと面白くなる。

同じくUbisoftの『スプリンターセル コンビクション』同様に、敵はプレイヤーを見失うと「恐らくこの辺りにいるだろう」と予測して攻めてくるので、それを逆手に取ることでゲリラ戦術に持ち込むことができ、主人公をガシガシと操作して撃ち合うので、とても白熱している。

また、ステルスプレイでも攻略可という自由度も嬉しい。全ミッションを完全ステルスプレイで攻略するのはハードルが高いものの、これのおかげで攻略の幅が広がっており、周回プレイ向きの内容と言える。(いわゆる「New Game+(強くてニューゲーム)」はない。)

だが、自由度(選択肢の豊富さ)が感じられるミッションが少ないのは残念な点。大半のミッションはエリアは違えど、同じ攻略法に固執しがちなデザインになっているので、この辺りは次回作以降に期待したい。

細かな不満点

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全体を通して見れば、優れた「新作」なのは間違いない。シリーズの1作目で、このクォリティを出せるデベロッパーはそう多くないはずだ。

しかし、他にもオープンワールドゲームを抱えるデベロッパーとしては、細かな欠点が目立つのも事実だ。例えば、このゲームでは今や当たり前になりつつある、車やバイクを運転しながら銃を撃つ”ドライブバイ”ができず、敵とのカーチェイスでは防戦一方になることが多い。

さらには、メインミッションでは使用不可のファストトラベルも使い勝手が悪く、短くない距離を移動させられる度に辟易してしまった。グランド・セフト・オートシリーズのようなタクシーがあれば良かったのだが、後発の本作にそうしたものはない。

些細なことに思われるかも知れないが、20時間~30時間も付き合っていると、そうも思えなくなってくる。こうした細かな部分のフォローも次回作以降に期待したい。

…これは欠点ではないのだが、せっかく周回プレイ向きの内容なのでミッションのリプレイ機能が欲しかった。それに加えて、オープンワールドゲームでは定番のチートもあると尚良かったと思う。

総評、安定のUbisoftクォリティ

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本作はいかにも”Ubisoftのゲーム”だ。Ubisoftの人気シリーズの要素をうまく融合させ、それなりに楽しいアクションゲームに仕上がっているが、強い既視感を覚えるのも事実だ。例えば、基地局の開放は『ファークライ3』の基地開放だし、スニーキングプレイはコンビクション以降のスプリンターセルそのものだ。

ネタ元が高評価のゲームなので当然、『Watch_Dogs』の基盤は恐ろしく頑丈なのだが目新しさが全く無い。まさに「安定のUbisoftクォリティ」だ。

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