この記事では、メインシリーズを全てクリアした私がオススメの「アサシンクリード」を紹介する。
各作品のレビュー記事も用意しているので、購入の際はぜひ参考にして欲しい。
ちなみに、↑記事では「アサシンクリード」シリーズのストーリーを総復習している。
類似記事>>>【2021年版】オススメの「ウォッチドッグス」を全て紹介/未プレイでも遊べる?プレイする順番は?なども
どんなゲーム?
「アサシンクリード」は─
- 「パルクール(フリーラン)」を主体としたゲームプレイ
- 実在する、した都市を舞台にしたオープンワールド
- SF+歴史が融合したユニークなストーリーと世界観
が特徴として挙げられるオープンワールドゲーム。
また、これまでにメインシリーズは12本発売されている。
- アサシンクリード(1)
- アサシンクリード2
- アサシンクリード ブラザーフッド
- アサシンクリード リベレーション
- アサシンクリード3
- アサシンクリード4
- アサシンクリード ローグ
- アサシンクリード ユニティ
- アサシンクリード シンジケート
- アサシンクリード オリジンズ
- アサシンクリード オデッセイ
- アサシンクリード ヴァルハラ
ちなみに、時系列は次の通り。
- アサシンクリード オデッセイ(紀元前431年)
- アサシンクリード オリジンズ(紀元前49年)
- アサシンクリード ヴァルハラ(873年)
- アサシンクリード(1190年)
- アサシンクリード2(1497年)
- アサシンクリード ブラザーフッド(1506年)
- アサシンクリード リベレーションズ(1511年)
- アサシンクリードIV ブラック・フラッグ(1715年)
- アサシンクリード ローグ(1752年)
- アサシンクリードIII(1765年~1777年)
- アサシンクリード ユニティ(1789年)
- アサシンクリード シンジケート(1868年)
どれから遊ぶべき?
私は、現時点では『アサシンクリード オリジンズ』から入ることを勧める。
まず、それぞれの「アサシンクリード」には過去編(メイン)と、現代編(サブ)のストーリーが用意されており、一つのゲームに二つのストーリーが存在している。
右側(過去編)は、黄色の作品群がそれぞれ独立(に近い)したストーリーを持ち、緑色と青色の作品群がストーリー的な繋がりを持っている。左側(現代編)は色分けしたタイトルがそれぞれ繋がっている。
よって、理想は一作目『アサシンクリード』から順番に遊んでいくことだけれど、一作目は(記事公開時点では)リマスターやリメイクは発売されておらず、日本語で遊びたい場合は旧世代機のゲームや、互換機能があるXbox Oneが必要になる。
さらに、一作目『アサシンクリード』は反復的なゲーム内容でもあるので、今から遊ぶ場合はそれなりに忍耐力が必要であり、ハードルが高い。
その点、『アサシンクリード オリジンズ』の場合は、過去編は(当時としては)シリーズでもっとも古い時代を描くことでストーリーをリセットしており、現代編も、新しい主人公による、新しいストーリーが用意されている。
加えて、現代編は「オリジンズ」を起点として、『アサシンクリード オデッセイ』『アサシンクリード ヴァルハラ』へと続いていく。
※過去編に関しては、「オリジンズ」以降は過去の反省からか、作品同士の繋がりはほとんどない
したがって、現時点では『アサシンクリード オリジンズ』から入り、『アサシンクリード オデッセイ』『アサシンクリード ヴァルハラ』を遊び、余力があれば一作目から遊べば良い。
オススメのアサシンクリード
※外伝作は除き、メインシリーズのみに絞っている
【第1位】アサシンクリード オリジンズ
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ時間 | 30時間~ |
👍Good
- 膨大なコンテンツ量
- オープンワールド系RPGとしてリブート
- 忠実に再現された(と言う)古代エジプトのオープンワールド
👎Bad
- 良くも悪くも”これまでのアサシンクリード”とは異なる。
オープンワールド系RPGとして再々リブートされた一作目。
他のRPGで言えば『ウィッチャー3 ワイルドハント』に「アサシンクリード」を乗っけた作風になっており、今作は広大なエジプトを舞台に、レベルアップや武器の収拾を繰り返して主人公を強くしていくRPG。
今作はゲームシステムを大胆に改革しており、より敵との駆け引きを重視するアクションや、より意味を持った主人公の育成などが新たに導入されており、ゲーム内容は様変わりしている。
正直、初期「アサシンクリード」とは別物だが、これはこれで面白い。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシン クリード オリジンズ』レビュー
【第2位】アサシンクリード ヴァルハラ
対応機種 | PC,PS5,XboxS S/X |
プレイ時間 | 40時間~ |
👍Good
- カジュアルに楽しめるRPG要素
- 量と質を両立したコンテンツ
- シリーズのルーツに配慮した作風
- ヴァイキングごっこができる
👎Bad
- 表現規制
今作は、オープンワールド系RPG化された新生アサシンクリードの三作目。
アクションRPGとしては、『アサシンクリード オリジンズ』『アサシンクリード オデッセイ』ほどRPG要素が強くない点が特徴であり─
- メインクエスト中心に遊んでも十分レベルアップできる
- スキルによってレベル差は埋められる
- スキルはいつでも振り直しができる
などによって、カジュアルに楽しめるRPG要素になっている。
作風としては「オリジンズ」とそれより前のアサシンクリードの中間くらい。
また、今作では「ヒドゥン・ブレード(アサシンブレード)」による”一撃暗殺”が復活しており、(一部の敵を除いて)アサシンクリードらしいテンポの良いステルスプレイが再び楽しめる。
※オプションから”一撃暗殺”をオンにすれば、スキルを取得せずとも敵を一撃暗殺できる
他にも量と質を両立したコンテンツの数々や、探索を重視するオープンワールドの在り方など、一つのオープンワールド系アクションRPGとして見ても優れた作品になっている。
ただ、日本語版は表現規制されており、(記事公開時点では)流血表現がオフにされている。
表現規制の問題点はレビュー記事(↓)の方で詳しく書いている。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシン クリード ヴァルハラ』レビュー
【第3位】アサシンクリード 4 ブラック フラッグ
対応機種 | PC,PS4,Xbox One,スイッチ |
プレイ時間 | 20時間~ |
👍Good
- カリブ海を舞台に海賊・海戦
👎Bad
- 良くも悪くも海賊・海戦中心
「アサシンクリード」という名の海賊ゲーム。
今作は「3」のミニゲームに登場した海戦をフィーチャーした一作になっており、広大なカリブ海を舞台に、荒々しい仲間と一緒に、海賊として大暴れする。
※著名な海賊の多数登場
「海賊と言えばお宝」ということで、カリブ海には無人島や秘境が点在しており、メインストーリーはそっちのけで金銀財宝を求めて冒険することもできる。
一応、「アサシンクリード」らしさも残っており、過去作と同じくアクションやパルクールを特徴とした爽快なアクションゲームでもある。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード4 ブラック・フラッグ』レビュー
【第4位】アサシンクリード オデッセイ
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ時間 | 30時間~ |
👍Good
- 男女の主人公
- 忠実に再現された(と言う)古代ギリシアのオープンワールド
- 「オリジンズ」のパワーアップ版
- 選択によって分岐するストーリー
👎Bad
- オリジンズ 2.0
『アサシンクリード オリジンズ』をベースに、新要素を乗っけた続編。
目玉の新要素としては、今作ではストーリーの分岐が導入されており、まさに『ウィッチャー3 ワイルドハント』のようにプレイヤーの選択がゲーム世界に影響を与えていく。
さらに、今作では『アサシンクリード4 ブラック フラッグ』のように海戦・海戦がフィーチャーされており、大海原を自由に冒険できる。
全体的にオープンワールド系RPGとして良い方向に進化しているが、課金を促す調整が一部で見られる点は玉に瑕であり、ここは個人的にはイマイチ。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード オデッセイ』レビュー
【第5位】アサシンクリード2
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ時間 | 20時間~ |
備考 | 「エツィオ コレクション」に収録されている |
👍Good
- エツィオ・アウディトーレ編の序章
- レオナルド・ダ・ヴィンチを始めとした個性的なキャラクターたち
- ルネサンス期のイタリアが舞台として登場するオープンワールド
👎Bad
- 中盤以降は単調さを感じる
歴代主人公の中でも特に人気の高い、エツィオ・アウディトーレ。
「2」はいわゆる”エツィオ・サーガ(三部作)”の一作目にあたり、前作『アサシンクリード(1)』から大幅に改善されたゲームプレイが高く評価されている。
中でも、ルネサンス期のイタリアを忠実に再現したオープンワールドが素晴らしく、ゲーム内に用意された解説を読みながら遊べば、まさに”バーチャル・イタリア旅行”。
もちろん、アクションゲームとしても優れており、より爽快感を増したアクションとパルクールは非常に楽しく、今プレイしても満足できるはず。
個人的には、エツィオ・アウディトーレの裏切りと復讐のストーリーがお気に入り。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード2』レビュー
【第6位】アサシンクリード ブラザーフッド
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ時間 | 20時間~ |
備考 | 「エツィオ コレクション」に収録されている |
👍Good
- ボリューム満点
- 無双的なアクション
- 現代と過去が交差するストーリー
- ローマが舞台のオープンワールド
👎Bad
- 現代編はシリーズファン向け
歴代主人公の中でも特に人気の高い、エツィオ・アウディトーレ。
「ブラザーフッド」はいわゆる”エツィオ・サーガ(三部作)”の二作目にあたり、前作『アサシンクリード2』から改善されたゲームプレイが高く評価されている。
個人的には『アサシンクリード』『アサシンクリード2』のノウハウが反映された完成度の高さが気に入っており、全体的に質と量のバランスが取られている。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード ブラザーフッド』レビュー
【第7位】アサシンクリード シンジケート
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ時間 | 20時間~ |
👍Good
- ボリューム満点
- 剣ではなく、拳や杖を駆使する戦闘
- 産業革命期のロンドンを舞台にしたオープンワールド
👎Bad
- サイドミッションは水増し気味
『アサシンクリード ユニティ』の大失敗を経て、原点回帰した一作。
内容的には『アサシンクリード3』や『アサシンクリード4 ブラック フラッグ』に近い「アサシンクリード」になっており、拳や杖を活かした無双的なアクションが魅力的な一作。
目新しいところでは、男女の主人公が用意されており、『グランド・セフト・オート5』のように主人公を自由にチェンジできる野心的なゲームシステムが採用されている。
また、産業革命期のロンドンは、過去作と比べて非常にユニークな舞台になっており、その時代を生きた偉人たちが登場するストーリーも「アサクリ」ならでは。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード シンジケート』レビュー
【第8位】アサシンクリード ローグ
対応機種 | PC,PS4,Xbox One,スイッチ |
プレイ時間 | 20時間~ |
👍Good
- 4同様に楽しい海戦・海賊
- 爽快なアクションとパルクール
👎Bad
- 3と4に酷似している
あまり言い方は良くないが、過去作のリサイクル作品。
『アサシンクリード3』をベースに、『アサシンクリード 4 ブラック フラッグ』の海戦・海賊要素を追加した内容になっており、すでにその二作をプレイしていた場合は既視感が強烈。
逆に言えば、元ネタが優れたアクションゲームゆえに今作もド安定のアクションゲームにはなっており、アクション、パルクールや海戦は相変わらず面白い。
関連記事>>>【評価/感想】『アサシンクリード ローグ』レビュー
【第9位】アサシンクリード リベレーション
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ時間 | 20時間~ |
備考 | 「エツィオ コレクション」に収録されている |
👍Good
- 初期シリーズを総括するストーリー
- 2、ブラザーフッドを経て成熟したゲームプレイ
👎Bad
- シリーズファン向け
- タワーディフェンスゲームのミニゲーム
「2」「ブラザーフッド」と続いたエツィオ・アウディトーレのストーリーに加えて、一作目『アサシンクリード(1)』のストーリーも締めくくる初期アサシンクリードの集大成的な一作。
まず、ストーリーは完全に「1」「2」「ブラザーフッド」をクリアした人向けになっており、そうした人であれば非常に感動的で、満足度の高いストーリーが展開される。
次にゲームプレイは、「1」「2」「ブラザーフッド」を経て非常に完成度が高くなっており、爽快なアクションと、テンポの良いパルクールの両方が楽しめる。
一方で、新要素のタワーディフェンスゲームは単調で、手配システムも改悪されており、全体的に見れば「2」「ブラザーフッド」には及ばなかったりする。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード リベレーション』レビュー
【第10位】アサシンクリード(1)
対応機種 | PC,Xbox One(互換) |
プレイ時間 | 20時間~ |
👍Good
- 全ての始まり
- 現代と過去が交差するストーリー
- 爽快なアクションとパルクール
👎Bad
- あまりに単調
記念すべき、シリーズ一作目。
“実験作”的な色合いが強く、個々の要素はすでに完成されているが、一つのオープンワールドゲームとして見た場合は反復的なゲーム内容になっている。
ただし、現在まで続く「アサシンクリード」の基礎的な作品ゆえに、今後もこのシリーズをプレイし続ける予定であれば、遊んでおいて損はない。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード(1)』レビュー
【第11位】アサシンクリード ユニティ
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ時間 | 25時間~ |
👍Good
- 非常に美しいグラフィック
- シリーズの中では手強いアクション
👎Bad
- 全体的に粗削り
ステルスゲームだと割り切れば面白く、ユニークな作品。
今作では戦闘の難易度が上がっているので、これまでのように戦闘中心で遊んでいると相当苦労することになり、必然的にプレイスタイルはステルス寄りになっていく。
ステルスゲームだと割り切れば、自由度の高い暗殺やステルス中心のゲームプレイはそれなりに面白く、ステルス重視のプレイヤーは満足できるかと思う。
ただ、キャラクターの重い操作性や、ステルスプレイを強要するゲームプレイなどは、普段、ステルスゲームを遊ばない人にとってはストレスの種になるはず。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード ユニティ』レビュー
【第12位】アサシンクリード3(リマスター)
対応機種 | PC,PS4,Xbox One,スイッチ |
プレイ時間 | 20時間~ |
👍Good
- 一新されたゲームプレイ
- ボストンやニューヨークに加えて、広大な大自然マップが登場
- 独立戦争に揺れるアメリカを舞台としたオープンワールド
👎Bad
- 全体的に粗削り
- 現代編はシリーズファン向け
「リベレーション」までのゲームプレイを一新したリブート版アサシンクリード。
初期アサシンクリードと比べて、個々のアクションはよりスピーディになり、パルクールも木々の間を走り抜けられるようになるなど、多くの点において進化している。
中でも、広大な大自然マップは素晴らしく、季節によって様々な顔を見せる大自然を自由に探索し、野生動物を狩猟するなどの寄り道が楽しい。
ただし、「アサシンクリード」としては粗削りな作品になっており、「リベレーション」までのシリーズ作品と比べると手放しに褒められない内容ではある。
関連記事>>>【評価・感想】『アサシンクリード3』レビュー
まとめ
以上、”【2021年版】未プレイでも遊べる?プレイする順番は?/オススメのアサシンクリードを全て紹介【PC,PS3/4,Xbox 360/One】”でした。
最後にこの記事をまとめると─
- 【第1位】アサシンクリード オリジンズ
- 【第2位】アサシンクリード ヴァルハラ
- 【第3位】アサシンクリード 4 ブラック フラッグ
- 【第4位】アサシンクリード オデッセイ
- 【第5位】アサシンクリード2
- 【第6位】アサシンクリード ブラザーフッド
- 【第7位】アサシンクリード シンジケート
- 【第8位】アサシンクリード ローグ
- 【第9位】アサシンクリード リベレーション
- 【第10位】アサシンクリード(1)
- 【第11位】アサシンクリード ユニティ
- 【第12位】アサシンクリード3(リマスター)
ということになる。
この記事が購入の際の参考になれば嬉しい。