“傑作”のオープンワールド系RPG【評価/感想】『ウィッチャー 3 ワイルドハント(ゲーム・オブ・ザ・イヤー エディション)』レビュー

4.5
RPG
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原題The Witcher 3: Wild Hunt
機種PC,PS4,Xbox One,スイッチ
クリア/プレイ時間50時間~

👍Good

  • 濃密なストーリー
  • 硬派なゲームプレイ
  • 質と量を両立したコンテンツ

👎Bad

  • 一本道的なシリ編
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紹介/どんなゲーム?

オープンワールド系RPG

「スカイリム」より。

今作はオープンワールド系RPGになっており─

  • オープンワールド
  • RPG要素
  • ダークファンタジー
  • ソウル系のアクション

などが特徴として挙げられる。

また、(度々比較される)『The Elder Scrolls V: Skyrim』よりもダークで、キャラクター性の強いストーリーも特徴になっている。

ゲーム オブ ザ イヤーエディション

いわゆる「完全版」。

  • 無情なる心
  • 血塗られた美酒

上記の有料DLCに加えて、無料配信されたDLCも収録されたパッケージになっている。

時系列/ストーリーの繋がり

端的に言えば、ストーリーは復習するに越したことはない。

基本的に原作込みのストーリーになっており、主人公らが「あの時のあれ覚えてる?」というように過去での出来事に言及することがあるので。

ただし、一応はゲーム内のコンテンツで説明してくれるので、「絶対に読むべき/遊んでおくべき」というほどではないが。

↑記事では、今作を含むシリーズ作品をより詳しく解説している。

PC版は半公式でMod対応

↑で紹介しているように、PC版では様々なModを導入して遊べる。

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評価

【Pros】重厚なストーリー

主人公ゲラルト。

今作でも「選択」がストーリーを変化させる特徴は健在。

  • 目の前にいる人物を差し出すか、見逃すか
  • 相手の話を全て聴くか、要点だけ聞くか

など、文字通り無数に「選択」が用意されており、そのどちらを選んでも違った反応が返ってくる。

  • 山ほどの「選択」が存在する

そして、常に”選択には結果が伴う”。

今作でも、プレイヤーの「選択」が”主要キャラクターの生死さえも左右する”ので、「選択」は非常に重い。

また、私たちの世界と同じく”視点を変えれば見え方が変わる”お話が大半であり、これも「選択」をずっしりと重い要素にする。

  • 「選択」と「結果」

最後は己の倫理観に照らし合わせて選択することになり、そうした選択の数々がストーリーに反映される。

難しい二者択一でも、逃げることはできない。

ゆえに2周目も面白い

1周目とは異なる選択を繰り返せば、同じクエストであっても別の結末を迎えることが多い。

今作には3種類のエンディングと、36種類の細かな変化が存在する。

【Pros】圧倒的なコンテンツの量と質

主人公ゲラルトと親しい魔女トリス。

コンテンツの質と量に圧倒される。

種類説明
メインクエスト本筋のストーリー
サイドクエスト任意の小規模ストーリー
ウィッチャーへの依頼モンスター狩り
トレジャーハント etc財宝探し

どれ一つとして同じ物がないのは賞賛されるべき点。

例えば、”勝ち進んでいくだけの”トーナメント系クエストや、【トレジャーハント】にさえ洒落の利いた小話が用意されおり、単なる水増しに思えるコンテンツが存在しない。

開発者いわく「メインとサイドのコンプには約100時間必要」とのことだが、それは決して宣伝トークではない。

【Pros】モンスターとの一進一退の攻防

巨大モンスター「グリフィン」。一番最初に対峙するモンスターである。

このシリーズのもう一つの特徴は、凶暴なモンスターとの戦闘。

今作では、DARK SOULS風とも言われる戦闘メカニックが導入され、これまで以上に「攻撃」や「防御」と言った基本動作を重視する、通好みのハードコアなアクションゲームに進化している。

  • ダークソウル系とも言われる戦闘メカニックを採用
  • 通好みの硬派なアクションゲーム

さらに「スキル」の取捨選択や前述した【霊薬】の使い分けなど、戦闘の準備段階から既に戦いが始まっている点も面白く、その二段構えの戦闘は非常に白熱している。

(狭い空間でのリンチさえ除けば)硬派で泥臭い戦闘はよく出来ており、グリフィンに代表されるボス級モンスターとの戦いは、過去作以上に手に汗握る場面の連続だ。

【Pros】オープンワールドの作り込み

今作のマップ。

マップは十分過ぎるほど広大”かつ多彩。

今作のマップは大都市【ノヴィグラド】を始め、邪悪な魔女が支配する森や激戦の後が残る【ヴェレン】など、”3個の大マップと膨大な地域”から構成されており、個々のマップではそれらがシームレスに繋がる*。

なお、肝心の作り込みも圧巻。

辺境の小さな村にさえ歴史や文化が根付いており、ただ歩き回るだけでも十分楽しめるほど作り込まれている。

また、今作はNPCの声も含めて完璧に日本語化されている。

*地域を移動する際はロード画面が入る

【Pros】前作よりも遊びやすく

  • 操作性が一新された
  • 主人公の身体能力が向上した
  • 霊薬がいつでも飲めるようになった

前作『ウィッチャー2』は概ね解消されている。

操作面では、前作以上に主人公が思うように動くようになっており、かつ膝ほどの段差も軽快に飛び越えることができる。

また、【霊薬】はいつでも飲めるように。

前作では非戦闘時しか飲めなかったので、敵に強襲された際は”霊薬で主人公を強化できないまま戦闘に入る”ことがあったが、それはもう過去の話。

【Cons(欠点)】ゲーム進行を縛る推奨レベル

シリの肖像画。

各クエストには【推奨レベル】が設定されている。

【推奨レベル】とは「このクエストはxレベルになってから遊んでね」という目安なのだが、基本的にそのレベルに達していないと苦労する。

主人公のレベルに関係なく、高難易度のサイドクエストが次々と発生するので「プレイしたいのに出来ない」ことが多く、もどかしさ”を感じた。

個人的には、今遊べるクエストが順番に開放されていく方式の方が分かりやすい。

【Cons(欠点)】シリ編など一部のパートは単調

もう一人の主人公シリ。

  • 一本道的なシリ編
  • ワンパターンな捜査パート

まず、シリ編は一本調子でやや退屈する。

このパートでは、オープンワールドではなく1本道的なゲーム進行になっており、ゲラルト編と比べてプレイの幅が狭まっている。

次に捜査パートは、ひと工夫が欲しかった。

主人公ゲラルトはモンスタースレイヤーである一方で、優秀な追跡者でもあるので現場の痕跡からターゲットを追跡するクエストは割と多い。

ただ、捜査パートが【周辺を透視する】=>【インタラクション】の繰り返しになっており、もっとパズルやギミックを駆使した捜査を遊びたかった。

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【余談】Horizonとの比較

『ホライゾン ゼロ・ドーン』の主人公アーロイ。今作は度々ホライゾンと比較される。

度々『Horizon Zero Down』と比較される。

これに関しては【どっちが面白い?】2作を徹底比較/『ウィッチャー3 ワイルドハント』と『Horizon Zero Down』の違いを紹介で詳しく書いているので、ぜひ目を通して欲しい。

【どっちが面白い?】2作を徹底比較/『ウィッチャー3 ワイルドハント』と『Horizon Zero Down』の違いを紹介。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』と『ホライゾン ゼロ・ドーン』を徹底比較。
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総評

見下ろす主人公ゲラルト。

オープンワールド系RPGとしては今世代(PS4/Xbox One)で一番の作品。

複雑に分岐するダイナミックなストーリー、美しいグラフィックや質と量で攻めるコンテンツには圧倒される。圧倒されっぱなしだった。

今作は”後続の作品が超えるべきハードル”を一気に押し上げた傑作だ。

▼大型DLC▼

▼関連作品▼

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