原題 | Tomb Raider Chronicles |
対応機種 | PC,PS etc |
プレイ/クリア時間 | 10時間~ |
ストーリー | 前作の最後でピラミッドの下に埋もれてしまい、命を落としたと思われたララ・クロフト。
クロフト邸には、生前のララを知る者たちが集まり、彼女のこれまでの活躍に思いを馳せる。 |
👍Good
- TRとしては遊びやすい方
👎Bad
- バグが多い
※ラストステージは場合によっては詰む - 固定カメラの多用
- もはや”墓荒らし”ではない
紹介
「トゥームレイダー」シリーズの五作目。
このゲームは、考古学者、冒険家のララ・クロフトが金銀財宝を求めて世界中を冒険するアクションアドベンチャーゲームになっており、プレイヤーはララとして危険な場所に足を踏み入れる。
なお、アクションアドベンチャーゲームとしては─
- 探索、パズル
- 人間や動物との戦闘
などが特徴として挙げられる。
評価
過去作に及ばない
今作は『トゥームレイダー(1)』『トゥームレイダー2』『トゥームレイダー3』『トゥームレイダー4:ラストレベレーション』と比べると、規模が小さく、短い。
各ステージのマップは小さくなり、ルートも直線的に戻っており、『トゥームレイダー3』『トゥームレイダー4:ラストレベレーション』のように”広いマップをじっくり探索する”ステージは用意されていない。
また、肝心のパズルも、これまでと比べると規模が小さくなっており、エリア全体を活用した複雑なパズルが減少し、真っ直ぐ進めばお目当ての場所に辿り着けるものが目立つ。
過去作と比べると、今作は”必要最低限のトゥームレイダー”。
一応、「トゥームレイダー」として求められるもの(パズルやアクションなど)は用意されているが、「4」の続編として求められるものは何一つ用意されておらず、シリーズファン的には肩透かしを食った。
一体、何のゲーム?
後半は鬼ごっこ×ステルスゲーム。
武器を持たずに敵に追いかけられたり、隠密行動を強制されたりする場面が多く、「トゥームレイダー」らしいパズルやアクションよりも、ステルスプレイに重きが置かれている。
「必要最低限」とは言っても、パズルとアクションを重視した前半のステージはそれなりに楽しめたので、後半の取ってつけたようなステルス推しにはウンザリさせられた。
なぜか、メインメニューまで戻る
なぜか、”死亡=>メインメニューまで戻る”に改悪されている。
これまでは死亡=>ロードだったが、今回はわざわざメインメニューまで戻されてしまい、そこからロードを開いて、データを読み込まないといけなくなっている。
基本的に「死にゲー」なのにこの変更は理解できない。
総評
正直、期待はずれ。
ボリュームは半減し、各ステージの作り込みも甘くなっており、前作『トゥームレイダー4:ラストレベレーション』までの積み重ねがほとんど活かされていないように感じる。
さらに、PC版は致命的なバグが放置されたままであり、場合によっては他のユーザーが配布している検証済みのセーブデータを持って来ないと先に進めなくなってしまう。
ゲーム内容や安定性を考慮すると、わざわざプレイする理由はあまりない。
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