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【評価・感想】『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』レビュー

4.0
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約6分で読めます。
原題 Uncharted 4: A Thief’s End
対応機種 PS4
プレイ/クリア時間
※難易度ノーマル
15時間~
カキヘイ
カキヘイ

シリーズの集大成。
ストーリーや演出は成熟し、ゲームプレイも非常に洗練された一作。シリーズファンのみならず、PS4所有者にもオススメできる傑作冒険活劇。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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紹介

どんなゲーム?

今作は「アンチャーテッド」の最終章。
主人公ネイサン・ドレイク最後の大冒険を描くストーリーがウリであり、これまでの総決算的な一本となっており、アクションゲームとしてももっとも成熟した一本。

なお、今作では【リニアワイド】と呼ばれるステージが初導入。
イメージとしてはオープンワールドと従来の一本道ゲームの中間辺りにあるものになっており、オープンワールドゲームのように自由に探索しつつ、要所要所で演出の入ったゲームプレイが楽しめる作風となっている。

「プレイする映画」という部分は同じ

ゲームとしては過去作と同じく「インディー・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」などのアクション映画的な要素がふんだんに盛り込まれた一作になっており、今作も「プレイする映画」である。

カキヘイ
カキヘイ

アンチャーテッドシリーズを総復習
ストーリーの繋がり、時系列やオススメを紹介

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海賊王と最後の秘宝のストーリー

過去作

▼過去作のレビュー▼

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評価

【Pros】さらに完成度を増したゲームプレイ

まず、アクション面における今作の目玉は間違いなく【ロープ アクション】だろう。

今回は建物の出っ張りや、フックなどにロープを掛けることができ、まるで「スパイダーマン」のようにエリアを縦横無尽に駆け抜けることが可能に。

戦闘時は、そんな「ロープ」を駆使することで“高低差を利用した”戦いが可能になり、これまで以上に迫力満点で、スピード感溢れるアクションが楽しめるようになっている。

  • 【ロープ アクション】による高低差を利用した戦闘

また、【ロープ アクション】はクライミングにも取り入れられている。
“崖を登る”、”向かい側までジャンプする”などは過去作で散々してきたことだが、そこへ【ロープ アクション】が加わることで若干の新鮮さが生まれている。

より洗練されたシューティング/ステルス

まず、シューティング面では

  • 敵に被弾した際の感触が改善
  • 敵が被弾した際のリアクションが改善

によって、”弾が敵に当たったことを視覚的かつダイレクトに知らせてくれる”ようになっており、シューティングの爽快感が底上げされている。

また、銃声や反動もより”それらしく”なっており、これらも激しいガンファイトに華を添える改善となっている。

難易度が高いゆえにステルスが重要

まず、今作はステルス状態の維持が容易。

というのも、今作では一度敵に発見されてもステルス状態に戻れるから。
なので、今回は激しいガンファイトの合間にステルスプレイを織り交ぜることができるので、銃撃戦一辺倒だった過去作よりもプレイの幅が広がっている。

特に、今作は過去作と比べても難易度は高い方。
カバーが脆く、頻繁にグレネードも飛んで来る(投げ返せない)ので、これまでのように派手に動き回るメリットが抑えられており、強化されたステルスプレイの存在が活きてくる。

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【Pros】驚異的なディテール

足元に散乱するゴミから、ジャングルの草木に至るまで一切の妥協がなく、異常とも言えるディテールへの強い拘りを感じさせる。

2012年に発売された『ラスト オブ アス』でも、グラフィックとディテールへの執着には感心したが、今作はそれを軽々と上回っており、主人公ネイトを取り囲むゲーム世界はまるで本物のように感じられる。

16年発売ながらも、グラフィックや表現力は未だにトップクラスである。

PS4 Proでは4KとHDRに対応。
一層美しいグラフィックでゲーム世界を堪能できる。

【Cons(欠点)】オープンワールド化の効果は薄い

一部【ワイドリニア】と呼ばれるチャプターが存在する。
これは「オープンワールドではないが、リニアでもない」という半オープンワールド的な構造を指し、1本道ながらも脇道に逸れられる余白が用意されている。

  • 半オープンワールドな【ワイドリニア】

例えば、公式プレイ動画でも登場する「マダガスカル」では広いエリアをジープで移動するのだが、その道中ではお宝が眠る洞窟や、”何かありそうな”古い遺跡などを見掛ける。

今作では”プレイヤーが望めば”それらを探索できるし、逆に無視して先に進むこともできる。

  • 【ワイドリニア】では自由に探索可能

私はこれが蛇足に感じられた。
というのも、リニア特有のテンポよくゲームが進む長所を犠牲にした割りには、オープンワールドゲームに匹敵する寄り道が用意されておらず、全体的に間延びした印象を受けたからだ。

欲を言えば、『トゥーム レイダー』的な中規模なパズルを用意するなどして、”オープンワールドを探索する意味”みたいなものが欲しかった。

豊富な台詞はストーリーに深みをもたらす

【ワイドリニア】のチャプターでは、間を持たすために主人公や仲間たちがよく喋る。

この時の会話が、”メインストーリーで描くほどではないが、その人物の背景を知るためには必要な小話”になっており、彼らの会話に耳を傾けながら車を走らせているとストーリーへの理解が深まる。

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【Cons(欠点)】いつものアンチャ

良くも悪くも”いつものアンチャーテッド”。

総プレイ時間は13時間にも及んだが、フォーマット自体は1作目『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』からほぼ変化しておらず、「単に映像が綺麗になっただけ」と感じる瞬間が多々あった。

  • いつものアンチャーテッド

なので、ネイトたちとのお別れは残念だがどこかで納得できる部分があり、クリアした頃には”表舞台から引きずり降ろされる前に自ら幕を下ろす”判断は、正しかったように思えた。

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総評

「アンチャーテッド」シリーズの集大成。
“いつものアンチャーテッド”的な中身や、まだまだ実験段階的な【ワイドリニア】はイマイチではあるが、全体として見れば非常に洗練された一作になっており、”最高のアンチャーテッド”である。

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