Splinter Cell Conviction(スプリンターセルコンヴィクション)【感想 評価 批評 レビュー】

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本作はシリーズの行き詰まりを打破する為に誕生した新生Splinter Cellの第一作目にあたる作品。今作でUbisoft Montrealは”ステルスとアクションの融合”を掲げ、一旦全てをバラして再構築することにより、これまでとは全く異なるSplinter Cellを作り上げた。

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ゲームの冒頭で、ある人物が「あんたらの知るサムは死んだ」と口にするが、本当に我々の知るサムは死んでしまった。今作のサムはこれまでとは正反対のキャラクターに大変身していて、超人化している。全ての動作が素早く洗練されていて、銃の腕も確かだ。もうそこにはこれまでのどこか粗く、人間らしくもあったサムの姿はなく、サムの皮を被ったジャック・バウアーか、ジェームズ・ボンドがいて、プレイヤーに爽快なアクションと僅かなステルスプレイを提供してくれる。

また、今作はキャラクターだけではなく、ゲームシステムも大きく様変わりしている。過去作の批評で何度も指摘した、戦闘システムはその根本から作り直されており、敵に発見されても十分応戦できるほど、アクションゲーム寄りに刷新されている。今作でようやく、敵に発見されても十分にその失敗を取り返せるゲームになり、プレイヤーにトライ&エラーを強いるゲームから脱却している。

次はステルスプレイ面についてだが、これも言うまでもなくアクションゲーム寄りである。今作のステルスプレイは、従来の“暗闇を突き進んでゴール目指す”作風から、”暗闇を利用して敵と戦う”作風へと変化しており、それに併せて、一定の条件を満たす発動可能な必殺技”Mark and Execute”や、敵が最後にサムを視認した場所を視覚化する”Last Known Position”などと言った敵を始末するのに役立つ新要素がいくつか登場している。

これら新要素の存在と、アクションゲーム寄りの作風になったことで、手軽にスパイアクション映画のワンシーンを再現できるという側面はあるのだが、果たしてこれがSplinter Cellなのかという疑問は付いてまわる。

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さて、大きく様変わりした今作はシリーズの異端児で内容について賛否両論あるが、新生Splinter Cellの方向性を明確に打ち出し、旧Splinter Cellの堅苦しく古臭い壁を見事に打ち破っている点は評価できる。Splinter Cellとして見れば落第点だが、ステルス風アクションゲームとして見れば非常に洗練された一作になっている。

16.07.17 加筆修正
16.03.18 加筆修正

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