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前半一流、後半三流【評価・感想】『トゥームレイダー アンダーワールド』レビュー

3.5
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約4分で読めます。
原題 Tomb Raider: Underworld
対応機種 PC,Xbox One(互換),PS3 etc
プレイ/クリア時間 10時間~
ストーリー 考古学者、冒険家のララ・クロフトは、母の死を巡る謎を解明すべく”アヴァロンの地”を求めて冒険する。

👍Good

  • 前半のステージ

👎Bad

  • 後半のステージ
  • 時に暴走するオートエイムとカメラ
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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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紹介

今作は『トゥームレイダー レジェンド』を一作目とするリブート三部作の完結編。

「トゥームレイダー」としては、前作『トゥームレイダー アニバーサリー』と同じく初期シリーズの作風を意識した内容になっており、特に前半は遺跡探索やパズルを重視している。

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評価

前半は文句なし

今作は前後半でクォリティ面に差がある。

そして、前半は非常に面白い。

前半に用意された地中海の遺跡やタイの寺院などのステージは、ビジュアル的にも、ゲーム的にも一つの見せ場になっており、「トゥームレイダー」らしい作り込みが見事。

特に、タイのステージは”体験版にも選ばれている”だけあって、工夫を凝らしたパズルの数々と、挑戦的なエリア構造が素晴らしく、ここだけ頭一つ抜きん出ている。

また、前作『トゥームレイダー アニバーサリー』の欠点も修正されている。

度々発生したアナログ操作に起因する誤操作は、より強力なアシストを用意することで対処し、失敗する度に同じことをやらされる問題も、チェックポイントを細かく用意することで解決している。

さらに、操作性も一新されており、慣れてくればこれまで以上にララ・クロフトを直感的に操作できるようにもなる。

総じて、前半は非常にクォリティが高い。

ステージの作り込みやゲームプレイの完成度の高さが強く印象に残り、トゥームレイダー レジェンド』以降の作風と初期シリーズの作風を上手くミックスしている。

後半は前半に劣る

終わってみれば前半が面白さのピークだった。

後半は前半と比べて明らかにステージの完成度が低く━

  • エリアのデザインが似たりよったり
  • 同じパズルのセットを何度か繰り返す
  • 前半のステージを実質的に再プレイする

などのせいで退屈させられる。

また、後半はゲーム全体の作り込みも甘い。

チェックポイントの間隔が長くなっていたり、ジャンプ時のアシストも雑になっていたりするので、前半の感覚で遊んでいるとストレスが蓄積されていく。

加えて、後半はカメラの挙動が一瞬狂ったり、キャラクターの動作が上手く噛み合わなかったりもするので、やはり作り込みの甘さを感じさせる。

正直、後半のステージは”空白を埋めるためだけに存在している”という印象が強く、前半が良かっただけに、クライマックスに向けて失速していく点が非常に残念だった。

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総評

前半は面白くて、後半は面白くない一作。

少なくとも前半は”リブート版の集大成に相応しい”内容になっており、まさに『トゥームレイダー レジェンド』と初期シリーズのいいとこ取りだったが、後半はその良さを失う。

正直、「レジェンド」から始まった三部作の締めとして物足りない。

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