【評価・感想】『Halo 3: ODST(The Master Chief Collection)』レビュー

3.5
ゲームレビュー
ゲームレビュー
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  • 原題:Halo 3: ODST
  • 対応機種:PC,Xbox
  • プレイ時間:6時間~
  • ストーリー:コヴナントが地球に侵攻し、アフリカのニューモンバサを攻撃する中、現地の戦力をバックアップするために「ODST」が派遣された。しかし、部隊は”悔恨の預言者”が乗る戦艦が地球から移動するために行った「スリップスペース」に巻き込まれてしまい、散り散りになってしまう。隊員の一人であるルーキーは、夜のニューモンバサを彷徨いながら仲間の行方を追う。

今作は、『Halo 3』の後に発売されたスピンオフ。

“3”とあるが、時系列的には『Halo 2』と同じくらいの時期で、”マスターチーフがコヴナントと戦っていた頃、地球では何が起こっていたのか”を描くストーリーが特徴になっている。

現在では、『Halo: The Master Chief Collection(TMCC)』に収録されている。

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評価

オープンワールドが導入された

今作では、シリーズで初めてオープンワールドが導入された。

これまでは、自動的に次のチャプターへと進んだが、今作では、コヴナントの手に堕ちた「ニューモンバサ」をたった一人で探索し、そこで散り散りになった仲間の痕跡を見つけることで、ミッションが始まる(=ストーリーが進行する)。

ただし、オープンワールドと言っても、今作のそれはストーリーの断片を拾っていく場所に近く、一般的に想像するオープンワールドゲームとはまた異なる。

どちらかと言えば、プレイ感覚は、比較的広いエリアを自由に探索しながらストーリーの断片を拾っていく”ウォーキング・シミュレーター”に近いものがある。

で、そうしたオープンワールドでは、コヴナントが活動している。

ザコから厄介なものまで、様々な種類のコヴナントがエリアを闊歩しているが、これまでとは違い、オープンワールド内に限れば、敵を倒すも倒さないもプレイヤーの自由だ。

ここはオープンワールドゲームらしく、プレイヤー側に若干の自由度が与えられている。

  • オープンワールドの導入
  • エリアを探索し、ストーリーを進める
  • オープンワールド内では比較的自由に活動できる

という辺りが、今作の特徴になっている。

正直、オープンワールドの導入はデメリットもある。

オープンワールドで出来ることは痕跡を探し出すことくらいで、おまけに出入りできる建物も少ないので、”オープンワールドを探索する”という面白さは薄く、後半は移動が億劫に感じることもあった。

一方で、“オープンワールドで遊ぶHalo”は結構新鮮で、面白く感じる瞬間もあった。

これまでなら、基本的にエリアにいる敵はすべて排除しないと先に進めなかったが、今作では物陰に隠れてやり過ごしたり、迂回して接触を回避したりができる。

この“戦わない”ことも立派な戦略になるというのは面白い。今作の主人公がただの兵士で、マスターチーフよりも弱いという設定を、上手く活かしていると感じた。

たった一人でコヴナントと戦い、追われながら街を彷徨うサバイバルな体験は、前作までの強い既視感を払拭するくらい、Haloとしては新鮮に感じた。あと、若干のホラーテイストも。

こうしたオープンワールドの導入と、それに伴うゲームプレイの変化は、今作の特徴になっている。

ミッション自体は”いつものHalo”

オープンワールドで仲間の痕跡を発見し、そこから始まるミッションは、従来の一本道的なミッションになっており、ここは”いつものHalo”で、それなりに既視感を覚えた。

ただ、ミッション自体は銃撃戦からタンク戦まで勢揃いで、エリアの種類も多く、キャンペーンの完成度は過去作と比べても遜色なく、最後まで楽しく遊べたが。

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総評

今作は、良い意味で変わり種のHaloだった。

オープンワールドの導入によるHaloとしては新しい体験と、従来のスタイルをミックスしたゲーム内容は、一作目から順番に遊んでいても新鮮で、あの三部作の後に遊んでも満足できるものだった。

さらに、マスターチーフ不在の中でも、個性的なチームの面々がストーリーに華を添えており、”濃い関係性が存在する一つのチームを中心に描く”という今作の切り口も、また新鮮で面白く感じた。

“一味違うHalo体験が楽しめる”という点で、ぜひ今作も遊んでみて欲しい。

▼Haloシリーズのレビュー

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