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【評価/感想】サイコブレイク【批評/レビュー】

ゲームレビュー

硬派なサバイバル要素を売りにした一作。
本作はバイオハザードシリーズで有名な三上真司氏が率いる「Tango Gameworks」の一作目となり、クリエイターのセンスが存分に発揮されたプレイと、猟奇的な世界観が魅力的な作品である。

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▼ストーリー▼

▼DLC▼

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評価できる2点

センス光る、極限のサバイバル

クリーチャーとの戦闘は白熱している。

最初から最後まで”サバイバルしている”。
まず、本作はサバイバル・ホラーに分類される作品。“少ないリソースをやりくりする”スリルを味わえる内容になっており、長期的な視点で攻略法を考えて進めていくことが重要だ。

なので「どこまでスキルアップしたのか」「どれだけアイテムは残っているのか」ということを常に意識する必要があり、強いアイテムを残していれば瞬殺できるボスであっても、それが無ければ倒すのに苦労することになる。

こうした挑戦的なレベルデザインは非常に面白い。
多くのことがプレイヤー任せであるがゆえに、管理を誤ると面倒くさいことになる落とし穴もあるが、それゆえに管理することに大きな意味があり、常に緊張感を覚える”サバイバル”は最大の魅力だ。

難易度は高い

まず、初期の主人公カステヤノスは頭を抱えるほど貧弱。
極端にスタミナが無いので10mのダッシュすらままならず、おまけに銃の精度も相当低く、初期状態は”アクションゲームの中でも”最も貧弱な部類に入るはずだ。

なので、死にゲー的な側面がある。
何度もリスタートする中で攻略法を編み出していく内容になっており、かつ「一撃死」も多いゲームなので、総じて難易度は高いと感じる。

一応、最低難易度「カジュアル」は用意されているが、その難易度であってもラクなゲームではない。

充実したスキル要素

主人公が貧弱な分だけ、スキルの存在感は大きい。
なので「敵を倒す→グリーンジェル(スキルアップに必要)を回収する→スキルアップする」のサイクルはこれ以上ないほど面白い。さらに長期的な視点で主人公を育成する、取捨選択させる点もスキルシステムに深みを与えている。

ただ、あまり自由にスキル振りが出来ない点は残念。
というのも、すでに述べた通り初期状態の主人公はあまりにも貧弱。なので、まずは基礎能力を上げることが優先になってしまい、序盤から中盤はスキル選択の幅が偏りがちになるからだ。

それでも、常に悩ましいスキルシステムはよく出来ている。

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欠点

単にクォリティが低い

QTEや即死系トラップは不要。

はっきり言ってさらなるブラッシュアップが必要
今では修正されたが、発売当初は画面上下に黒帯が入るレターボックスが採用されており、おまけに視野も狭い二重苦のおかげ、プレイアビリティは相当低かった。

また、リスタート周りも配慮が足りない。
というのも、本作は「死にゲー」的なところがあるにも関わらず、ロード時間は長く、再開ポイントの間隔も長い。また、リスタートまでに回収したアイテムや倒した敵もリセットされるからだ。

さらに、一部チャプターではカットシーン前から再開されるので、同じ演出を何度も見ることに。

PC版では解決できる

  • 視野は外部ツール「Flawless Widescreen」で調整可能。
  • ロード時間も短時間で済む。

即死系トラップ

各所で散々指摘されている「初見殺し系トラップ」は本当にヒドイ。
突然目の前に敵が現れたと思ったら、一撃で倒されてリスタートになったり、何だかよく分からない巨大なミキサーに巻き込まれてリスタートになったりと、とにかく”理不尽な死”が非常に多く、すでに述べたセーブシステムの欠陥と合わせて看過できない欠点になっている。

苦労して先に進んだものの、一方的なトラップの餌食になり、それまでの苦労が一瞬で無になる…。そんな光景を目にしたプレイヤーは一体何を感じるだろうか…。

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【総評】決してクソゲーではないが…

ラスボス。精神世界の描き方が特徴的。

ビジュアルも含めて非常にクセの強い一作。
クリエイターの個性が光るサバイバル要素は突出して面白いのだが、一方で苦痛な道程を進み続ける作品でもあり、正直に言って14年発売の大作ゲームとは思えないほど粗い。

決してクソゲーではないが、その逆でもない。
サバイバル要素は文句なく面白いのだが、それ以外の部分がその良さを殺している。

▼DLC▼

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