原題 | Uncharted 3: Drake’s Deception |
対応機種 | PS4,PS3 |
プレイ/クリア時間 | 10時間~ |
ストーリー | 冒険家のネイサン・ドレイクは、フランシス・ドレイクも探し求めた”砂漠のアトランティス”を求めて世界各地を冒険する。
冒険の中で、相棒であるサリーとの思い出も明かされていく。 |
👍Good
- 改善されたゲームプレイ
- 前作比で飛躍的に向上した表現力
👎Bad
- 後半の展開がワンパターン
「アンチャーテッド」シリーズの三作目。
「トゥームレイダー」っぽさを感じさせる作風ではあるけれど、どちらと言えばシューティング要素に力が入っている印象で、謎解きやジャンプアクションはサブ的な位置づけになっている。
評価
前作との違い
一見、前作『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』と変わらないように見えるけれど、実際に遊んでみると細かな改善によって着実にブラッシュアップされた続編だと分かる。
まず、戦闘面。
ベース自体は前作のそれと全く同じように感じるが、銃声の刷新や新しい照準の導入によってシューティング時の手触りが改善されており、前作よりも敵を撃ち倒していく爽快感が強くなっている。
さらに、”グレネードを投げ返せる”ようにもなっており、これにより、グレネードが投げ込まれる度に銃撃戦を一旦中断して逃げ回る必要がなくなり、テンポの良さが損なわれない。
また、ステルスや近接攻撃も地味に利便性が向上している。
次に舞台設定。
今作では都市近郊や街中を舞台にしたステージがいくつか用意されており、それらは「アンチャーテッド」的には新しく、新鮮さを感じさせる。
人々の日常に紛れて目的を達成していくのは独特なスリルがある。
…
確かに、一作目=>前作ほどの変化はないけれど、細かな改善によってゲームプレイの質が底上げされており、かつこれまでとは全く異なる舞台が前作との差別化に繋がっている。
後半は前半に劣る
前半はシューティング、ステルス、謎解きが過不足なく配置されており、シューティング一辺倒だった過去作と比べるとバラエティに富んだ内容。
ただ、後半はほぼ銃撃戦で構成された内容に戻ってしまう。
そして、その銃撃戦が”とりあえず硬い敵を登場させる”というようにワンパターン化してゆき、必然的にロケットランチャーやグレネードでゴリ押しする遊び方になりがち。
ステージ内容も含めて、クライマックスに向けて尻すぼみしていくので、前半が良かっただけに、後半との落差にガッカリさせられた。
総評
前作『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』に一歩及ばずな三作目。
前作と比べて、今作のゲームプレイはより洗練されていて、演出もよりプレイヤーを惹き付けるが、後半のゲーム内容や駆け足気味のストーリーは「2」の続編としても物足りないものだった。
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