原題 | MAFIA III |
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ/クリア時間 | 20時間~ |
ストーリー |
|
👍Good
- “60年代のアメリカ”を取り入れた卓越したストーリーテリング
- オープンワールドの作り込み
👎Bad
- あまりに反復的
- バグが割りと残っている
60年代のアメリカ南部を舞台にしたオープンワールドゲーム。
『Mafia: The City of Lost Heaven』『マフィア2』とは異なり、今回はイタリアンマフィアが敵として登場し、プレイヤーは黒人ギャングとしてイタリアンマフィアと対決する。
ちなみに、過去作との繋がりはファンサービス程度。
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評価
それなりに自由度は高い
まず、今作はオーソドックスなオープンワールドゲーム。
章ごとにストーリーが進んだ『Mafia: The City of Lost Heaven』や『マフィア2』とは異なり、今作ではマップ内に用意されたミッションを好きな順番に遊んでストーリーを進めていく。
さて、アクションゲームとしては自由度が高い方。
大半のミッションが”様々な選択肢を用意し、あとはプレイヤーに任せる”作りになっており、決められた範囲の中で各々のプレイスタイルに合わせて遊べる。
- ステルスプレイに徹して慎重に遊んでも良いし、逆に復讐の鬼として圧倒的な火力を敵に浴びせても良い。武器にしてもスナイパーライフルでチマチマ狙撃しても良いし、サプレッサー銃を手に敵を効率よく消して行っても良い。
他のオープンワールドゲームで例えれば、進行ルートがガチガチに固定されている「グランド・セフト・オート」よりも、ある程度の自由が確保されている「ファークライ」や「ウォッチドッグス」に近い。
よって、”自分で遊び方を考えることが好きな人”は気に入るはず。
なお、肝心のゲームプレイは非常に手堅い作り。
- シューティング
- アクション
- ステルス
- ドライビング
などのベース部分は他のオープンワールドゲームと比べても遜色ない出来であり、どの要素も目立った欠点はなく、プレイヤーの邪魔をしない。
反復的な作業が目立つ
今作では、複数の中ボスを一人倒す毎にストーリーが前進する。
中ボスを出現させる条件は”彼らのビジネスを妨害し、一定の損害額を出す”ことだが、この中ボスを出現させるまでの過程が同じことの繰り返しになっている。
- 情報屋を尋問する
- 関係者を始末する
- ビジネスを妨害する
基本的に上記のセットを何度も何度もプレイする。
中ボスが出現するまでは、ストーリー的な進展もなく、メインミッションらしい演出もなく、目的地まで車を走らせ、目的を達成し、次の目的地へ…を繰り返すのみ。
さらに同じ場所に再度押し入るなんてことも割りとある。
さすがに中ボスとの対決は特別な舞台が用意されているが、それ以外は”メインミッションをアンロックするためにコピペのサイドミッションを延々とプレイする”ことに。
一応、前述の通り自由度の高いゲームなので、プレイヤーの工夫次第で飽きを軽減させることはできるけれど、それが効くのも中盤辺りまで。
正直、ゲーム体験としては最初に3人の腹心をアンロックした時点でお腹いっぱい。
バグが散見される
2020年に配信されたパッチをあててもバグは目立つ(PC版で確認)。
- AIの異常行動
- グラフィックのチラツキ など
バグの中にはゲーム進行を妨げるものもあり、無駄なやり直しが発生することも。
総評
全体的に”惜しい”オープンワールドゲーム。
確かにドキュメンタリー調で語られる復讐劇は面白いし、ゲームプレイ自体の作り込みも決して悪くないけれど、肝心のコンテンツがあまりに反復的であり、良さを損なわせている。
他のオープンワールドゲームと比べると物足りない。
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初版:2017年3月2日 15:08