原題 | Burial at Sea Episode 2 |
対応機種 | PC,PS4,Xbox One,スイッチ |
プレイ/クリア時間 | 5時間~ |
ストーリー | エピソード1の後、一人残された主人公・エリザベス。
アトラスと名乗る男に殺されそうになるも、”アトラスを再びラプチャーに連れ戻す”ことを条件に解放される。 その後、エリザベスは未だに行方不明のサリーを求めて、たった一人でラプチャー内を捜索する。 |
👍Good
- ラプチャー
- ステルスプレイに特化
- バイオショックを拡張するストーリー
👎Bad
- 一部のお使い
紹介
「べリアル・アット・シー」は、『バイオショック インフィニット』向けに配信されているストーリーDLCであり、この「エピソード2」は最後のエピソードになる。
なお、今回のストーリーは一作目『バイオショック(1)』をプレイしていることが前提になっており、未プレイの場合は先にプレイした方が良い。
※現在は「バイオショック コレクション」に収録されている
評価/ステルスプレイ特化
今回の「エピソード2」は、全体的にステルスプレイに特化したゲーム内容になっており、中級相当の難易度でも乱戦になると厳しい戦いを強いられる。
ステルスプレイ化に併せて、ゲーム全体がステルス仕様になっており─
- 背後からの一撃必殺技
- 中腰移動時のステルス効果
- 非殺傷の武器としてクロスボウ
などが新たに追加されている。
また、ゲームプレイでは”ガラスの上や水たまりによって足音が変化し、それに敵が反応する”仕組みが導入されており、その面でもステルスゲーム仕様になっている。
- ステルスプレイに特化している
=>背後からの一撃必殺技や、足音による敵の反応の変化など
発売時に海外メディアも反応したように、こうした特徴は初期「Thief」を想起させるものになっており、特に序盤は『Thief Gold』『Thief II: The Metal Age』を意識せずにはいられない。
(敵たちがベラベラ話して位置を教えてくれる点も実にThiefっぽい)
正直、同年に発売された『シーフ(2014)』よりも”よっぽどThief”しており、オープンなエリアを足元に注意しながら進み、耳を澄ませて敵の位置関係を掴み、背後に回って静かに倒していくというThief的なゲームプレイは面白い。
ただし、Modによる強化は一長一短。
今回は主人公の装備品や能力をModによって強化していくが、最終的に”立ち止まっていれば制限なく透明化できる”ようになってしまい、ステルスプレイは骨抜き状態にされる。
ステルスゲームが苦手でも難なく遊べるというメリットはあるが、私にとっては序盤以降は簡単すぎて、作業的に遊んでいるところがあった。
とは言っても、ステルスゲーム的なアプローチの今作は非常に面白く、「バイオショック」シリーズの新たな一面を垣間見ることができる。
総評
『バイオショック インフィニット』を締めくくるDLCとしても、「バイオショック」そのものを拡張する作品としても素晴らしい内容の一作。
「Thief」のエッセンスを感じさせるゲームプレイは面白く、「インフィニット」と過去作の繋がりを明確にするストーリーもよく、一作目へと繋がる結末も見事。
このDLCをプレイすると、もう一度『バイオショック』を遊びたくなるはず。
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