原題 | Battlefield 3 |
対応機種 | PC,PS3,Xbox 360 |
プレイ/クリア時間 | 5時間~ |
👍Good
- 2019年現在でも高い表現力
👎Bad
- 尻すぼみしていくストーリー
- チェック・ポイント
- QTE
紹介
どんなゲーム?
現代戦をテーマにしたFPS。
キャンペーン(ソロ)モードは─
- 一本道的なゲーム進行
- ハリウッド映画を彷彿させるストーリーと演出
を特徴としており、『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』にインスパイアされた内容になっている。
BF3のストーリー
彼は”小型核爆弾によるテロ攻撃”を未然に防ぐべく、尋問官に現在に至るまでの出来事を語り始める。
評価
【Pros】体験型FPSとしてのクォリティ
ミリタリー映画の中に身を置き、その主人公を演じてヒロイックに立ち回る”ポップコーン・ゲーム”としてはクォリティの高い一作。
チュートリアルを兼ねた暴走列車でのオープニングは、チュートリアル特有の停滞感を限りなく排除した内容になっており、一連のプレイの中で自然に操作方法と各要素を教え込む工夫が素晴らしい。
序盤以降も、中東を中心に様々なロケーションで作戦を遂行してゆき、それぞれの場面できっちり見せ場が用意されている。
また、ストーリー的な”引き”もきちんと用意されており、結末を先に見せてそれまでの過程を追うというトリッキーな手法によって、「コール オブ デューティ」との差別化もできている。
- 演出重視のミリタリー映画をプレイする系FPS
さらに、【Frostbite】による「本当に映画の世界に入り込んでしまった」と錯覚させるほどの高い表現力は、同時期に発売された『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』の一歩先を行くものになっている。
さすがに発売当時の感動はないけれど、2019年現在でもPC版+最高設定であれば8年前のゲームとは思えないほど美しいグラフィックで遊べる点には驚かされる。
- Frostbiteによる高い表現力
当然、FPSとしても「バトルフィールド」の名に恥じない仕上がりになっており、堅実なシューティング、派手な破壊表現や重厚感ある銃声は没入感を高める。
よって、体験型FPSとしては一定のクォリティに達しているので、一本道的なFPSのキャンペーンを求めているのであればその期待には答えてくれる。

【Cons(欠点)】遊びの幅が狭い

エリア範囲がやや狭く、警告が表示されることが多々ある。
恐らく今作がもっとも強く影響を受けたと思われる『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』と比べると、こっちはより極端な一本道ゲームになっている。
“一本道”と言われた「モダン・ウォーフェア」でも、Aルートか、Bルートかをプレイヤーに選ばせる余地が残されていたが、こっちの方にはほとんどない。
基本的にゲーム側で進行ルートはガチガチに固定されており、それから外れるとプレイヤーにとって不幸な結果を招くことになる。
最初から最後まで演出優先で、自由度は二の次というデザインになっており、指示された通りに淡々とボタン入力していく受け身のゲームプレイになりがち。

総評
FPSのキャンペーンとしては可もなく不可もなし。
キャンペーンに関しては「コール オブ デューティ」のフォロワーではあるけれど、この手のFPSのキャンペーンに求めるものはちゃんと出してくれるので、プレイして後悔することはないはず。
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