原題 | Sam’s Story |
対応機種 | PC,PS4,Xbox One |
プレイ/クリア時間 | 6時間~ |
👍Good
- ミニ・エクソダス
- 広いオープンワールド
👎Bad
- 地雷除去
紹介
どんなゲーム?
『メトロ エクソダス』向けに配信されているストーリーDLCの第二弾。
第一弾DLC『2人の大佐』とは異なり、今回は「エクソダス」の一部チャプターと同じくオープンワールドを舞台にしており、開放的なゲームプレイが展開される。
もちろん、エクスパンション・パス(シーズン・パス)購入者は追加料金無しで遊べる。
サムの物語のストーリー
愛する者が故郷で生き延びているのか。
サムはオーロラとオーダーのメンバーに別れを告げ、線路沿いに東を目指す。
ウラジオストックに海を渡す手段が残っていると信じて。
だが、その旅路は彼の想像を超えるものだった…
引用元 – ゲーム内より
評価
【Pros】ミニ・エクソダス
一つ前のストーリーDLC『2人の大佐』は、『メトロ 2033』や『メトロ ラストライト』を想起させる直線的な作風だったが、今回は本編『メトロ エクソダス』に近い開放的な作風になっている。
今回は本編で言う【ヴォルガ川】や【カスピ海】のようにオープンワールドを中心にストーリーを進めていく。
さて、目玉の新天地【ウラジオストック】は─
- コンテンツ量
- マップの規模感
ともに”本編の一部”であっても不思議ではないくらい作り込まれており、「エクソダス」同様にマップ片手にくまなく探索する価値がある。
もちろん、マップ内には収集物の他、サイドミッションも用意されており、それらは探索のモチベーションを上げてくれる。
- 新天地【ウラジオストック】は開放的なマップ
一方で、直線的なミッションも用意されており、「エクソダス」のようにリニアとノンリニアがバランス良く取り入れられている。
おまけにマルチエンディングまである。
総じて、今回は”ミニ・エクソダスとも言うべきDLC”になっており、「エクソダス」を構成する各要素を数時間のDLCに上手く落とし込んでいる。
【Cons(欠点)】それなりに既視感が強い
『2人の大佐』は”古き良きメトロを再訪する”という点で目新しく感じたが、今回は良くも悪くも「エクソダス」のままなのでそれなりに既視感が強い。
【ウラジオストック】にしても、マップやギミックは本編に登場した【ヴォルガ川】に近く、新天地にもかかわらず、新しい土地に足を踏み入れた感覚があまりない。
欠点とまでは言わないが、物足りなさを感じたのは事実。
総評
文字通り、「エクソダス」を拡張する一作。
新たな主人公を迎えることで「エクソダス」の世界を拡張し、新たな舞台を用意することで「エクソダス」のゲームプレイを拡張しており、満足度は高い。
“ロシア以外を舞台にしたメトロ”を匂わせる点も含めて、『メトロ エクソダス』の締めとして相応しい一作になっている。
エクスパンション・パス(シーズン・パス)的にも、『サムの物語』が配信されたことで非常にコスパが良くなっている。
▼メトロの関連記事▼