自由度の高いパワー系FPS【評価/感想】クライシス (Crysis)【批評/レビュー】

シューティングゲーム
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【短評】
良作のサンドボックス型FPS。
特殊スーツを活用した超人的なゲームプレイと、今でも美しいグラフィックが魅力の一作になっており、シューターファンは必見。
原題Crysis
機種PC,Xbox 360

ファークライ(Far Cry)』の実質的な続編。
前作で確立したゲームデザインを当時の最新技術をフル活用して再構築した内容になっており、そのゲームプレイと激重だが美しいグラフィックが話題を呼んだ一作。

なお、今作は三部作の一作目。
今作のストーリーが『クライシス2』、『クライシス3』へと繋がっていく。

ファークライ2』以降はUbisoft開発。
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評価できる点

“マキシマム”な超人的能力

前作『FarCry』同様に敵は優秀。
銃声がするとその場で伏せたり、銃撃されると上半身を左右に揺らすなど様々な動きを見せる。また、お互いに声を掛け合って、プレイヤーを詰めて来るなど、前作同様に敵は優秀だと感じる。

  • 今でも賢く感じる敵AI

そんな敵を【ナノスーツ】でフルボッコしていく。
今作では【ナノスーツ】の超人的な能力を駆使することで、各々のプレイスタイルに合った方法で進めることが出来る。

能力説明
マキシマム・アーマー一時的に防御力を強化
マキシマム・クローク一時的に透明化する
マキシマム・ストレングス一時的に殴打攻撃を強化
マキシマム・スピード一時的に移動速度を強化

【マキシマム・アーマー】は自動回復式防弾チョッキ。
仮に蜂の巣にされても一時的に身を隠せば全快するので、思い切ったプレイをするハードルがグッと下がっている。

  • 【マキシマム・アーマー】は思い切ったプレイをするハードルを下げる

同様に【マキシマム・クローク】はステルスプレイのハードルを下げる。
前作よりも楽にゲリラ戦術に持ち込め、集中砲火されていてもクロークで姿を消せば窮地から楽に脱することが出来るので、アグレッシブなプレイをする際に背中を押してくれる。

  • 【マキシマム・クローク】はステルスプレイのハードルを下げる

それ以外にも、基礎体力を強化する【マキシマム・スピード】や【マキシマム・ストレングス】もプレイの幅を広げてくれ、ゲリラ戦術一辺倒だった前作よりもプレイは多彩になっている。

純度の高いシューター

とにかくシューティングに的を絞っている。
エリア内に”見るべき”ロケーションや”達成すべき”副次目標はあっても、それを強制されることはなく、プレイヤーが自発的に探索し、その結果として発見できるものが大半である。

  • 各タスクやロケーションはオプション扱い

シューターとして非常に純度が高い。
存在するものはシューティングとそれをサポートする要素のみであり、余計なことを考えずに撃って撃って撃ちまくれる。

  • 無駄がなくシューティングに特化したFPS

なお、”即席での”銃のカスタマイズも面白い要素。
仮に戦闘中でもサプレッサー、スコープや各種アタッチメントをその場で交換できるので、状況に合わせて臨機応変に銃を使い分けることが出来る。アサルトライフルにスナイパー用スコープを付ければ”なんちゃって”スナイパーライフルに変身する。

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欠点、後半戦の出来

本作は前後半でゲーム内容が一変する。

まず、前半は自由度が高くて面白い。
ゲーム側からの指示は「目標はコレ、後はご自由に」なので、海から陸に向かって機銃掃射してみたり、離れた場所からスナイプしてみたりと、前半は様々な遊び方で進められる。

  • 前半は自由度が高い

一転して後半戦は実に単調。
後半はエイリアン相手に撃ちまくる一本道的なシューターに一変する。まさにゲーム内容が真逆になるので、前半の自由度を気に入った者ほど違和感を覚えるはずであり、非常に好みの分かれる部分。

(私はこれはこれで面白いと感じた)

  • 後半は一本道的なシューターに

私としては内容云々というよりも、“前半戦で覚えた”攻略法が後半以降一切通用しない点が気になり、プレイの経験がバッサリと切り捨てられることが残念だった。

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総評

前半戦に限れば「傑作」。
グラフィックや撃ち合いは非常に質が高く、「発売10年以上」という時間の経過を微塵も感じない。ただし、後半戦は前半に劣る。