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「時間」を武器に戦う異色のシューティングゲーム【評価/感想】クォンタム ブレイク(Quantum Break)【批評/レビュー】

シューティングゲーム
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原題Quantum Break
対応機種PC,Xbox One
開発元Remedy Entertainment
カキヘイ
カキヘイ

「時間操作」を武器に戦う異色のSF系TPS。
さらにゲームと実写ドラマとの融合にも挑戦しており、非常に野心的な一作に仕上がっている。

マイクロソフト
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紹介

どんなゲーム?

【Remedy Entertainment】開発のシューティングゲーム
マックス・ペイン』や『アラン ウェイク』を代表作に持つ同スタジオは、古くからシューティングゲーム作りに力を入れており、「TPS」というジャンルを代表するスタジオの一つである。

そして、今作で「Remedy」は”ゲームと実写ドラマの融合”に挑戦。
これまでのノウハウが投入された良質なガンファイトと、約30分×4エピソード構成の海外ドラマの二つが同時に楽しめる、本作『Quantum Break』を世に送り出した。

PS4版がない理由

本作は【Microsoft Studios】販売のゲーム。
なので、【Microsoft】が販売する【Windows 10】や【Xbox One】向けにはリリースされるが、それ以外のプラットフォームではリリースされない。

Quantum Breakのストーリー

時間の流れが断裂した世界で、特殊能力を身につけた 2 人の男の物語が始まる。

一方は、時間軸を旅しながら、身につけた能力を使うことに取りつかれ、一方は、時間軸が破壊し尽くされてしまう前に、能力のとりことなった男を倒し、世界を正常な状態に戻そうとする。

圧倒的に不利な状況となった 2 人は、未来を変えてしまうような大きな選択に迫られる。

公式サイト

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ショーン・アシュモアをはじめ、豪華な出演陣

役者役名
ショーン・アシュモアジャック・ジョイス
エイダン・ギレンポール・セリーン
ドミニク・モナハンウィリアム・ジョイス
ランス・レディック などマーティン・ハッチ

そうそうたるメンバー。
海外ドラマにもよく出演している俳優たちが多数起用されている。日本人でも、『LOST』のチャーリー役だったドミニク・モナハンは知っているという人は多いのではないだろうか。

なお、ゲームパートではショーン・アシュモア演じるジャックを操作する。

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評価

【Pros】「時間」を武器に敵と戦う

スピード感に溢れる銃撃戦。

「Remedy」と言えばTPS(3人称シューター)。

今作では『マックス・ペイン』や『アラン・ウェイク』で培ったノウハウが惜しみなく投入されており、こちらの期待を裏切らない安心安定の仕上がりとなっている。

主人公の特殊能力の一つ「バリア」。

まず、今作には「時間操作」を中心とした特殊能力が用意されている。

Time Visionエリア全体を透視する
Time Stop敵の周囲の時間を停止させる
Time Dodge短距離を高速移動する
Time Rush中距離を高速移動、敵を混乱させる
Time Shield主人公の周囲にバリアを張る

これら特殊能力をベースにした撃ち合いは異次元のスピード感。
【Time Shield】があるのでカバーに留まってチマチマ撃ち合う必要は無く、【Time Dodge/Rush】のおかげで敵から敵へと瞬時に移動できる。また、【Time Stop】を使えば敵の動きを封じられるので、面倒な重装兵も一気に片付けられる。

圧倒的な力で、敵を叩いてくのは実に爽快。
確かなシューティングゲームとしてのクォリティと、”枠に囚われない”斬新な撃ち合いが融合した異次元のスピード感を誇るガンファイトは未だに色褪せない。

ただ、ゴリ押し系ではない

一応、どの能力にも制限が設けられている。
なので、どれか一つだけに頼った戦い方はできず、ゴリ押し系ではあるが”戦略を練る余地”はちゃんと残されている。

一見すると”お好み焼きのようなごちゃ混ぜ感”だが、「ソースは生地に混ぜない」のと同じでそれぞれに使うべきタイミングや塩梅がある。

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【Pros】融合ではなく、連動

主人公を演じるショーン・アシュモア。

これまでの「Remedy」作品は一部を除いて”ゲームと実写映像の融合”に挑戦しており、それは同スタジオならではの「色」でもあった。

マックス・ペイン』では、主人公も敵も人間の顔をスキャンしたものが使われており、リアルなゲーム世界の構築に一役買っていた。また、『アラン ウェイク』ではゲーム内のテレビ番組に”主人公の実写版”を登場させることで、プレイヤーを複雑な入れ子構造のストーリーへと誘い込み、”インゲームとカットシーンの境界線”を曖昧にすることに成功していた。

  • 過去の「Remedy」作品はゲームと実写は切っても切り離せない関係だった

その点、本作はゲームと実写ドラマが別々のものとして存在する。

今回はゲームパートもドラマパートも、限りなく独立した形になっており、実写抜きでもゲームは成立する。あくまでもドラマ(実写)パートはゲームパートの結果を受けて「連動」するだけであり、「実写無しでは語れない!」とも言えた過去のRemedy作品と比べれば、”一步引いた”印象を受ける。

本気クォリティのドラマと連動する

まず、肝心のドラマのクォリティはガチ。
【Netflix】までとは言わないが、【YouTube Originals】辺りで配信されていても不思議ではないほどのクォリティになっており、一つのドラマとして十分観られるレベルになっている。

そして、”そんなドラマに介入できる”感覚こそ今作最大のウリ。
プレイ中の”自分が下した選択”がドラマパートに反映され、ドラマ内の登場人物たちがそれに反応する様子を見るというのは非常に面白い体験になっており、ゲームとドラマを連動させた意味は確かに感じられる。

欲を言えば”もっとドラマの展開に介入させて欲しかった”が、リスキーな試みであったことを考慮すれば「一つの形が見られた」だけでも満足すべきかも知れない。

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【Pros】ゲームとドラマを繋ぐ【タイム・ジャンクション】

「タイム・ジャンクション」、ここでの選択が展開、キャラクターの生死を左右する。

プレイ中の些細なことも一部ドラマ内に反映されることもあるようだが、もっとも大きなインパクトをドラマ側に与えるのは【タイム・ジャンクション】の方である。

【タイム・ジャンクション】では、今後のストーリーに大きく影響を及ぼす二択が提示される。

これの面白い点は、単なる二者択一ではないところ。

この場面では操作キャラクターが主人公の宿敵へと代わり、プレイヤーは敵側から決断を下すのだが、本作には”主人公たちだけが知っている”事実が用意されており、プレイヤーは”その事実を利用して敵側のミスリードを誘ったり、主人公に有利な展開に持ち込むことができる”のだ

そして、その選択の結果をドラマで観る。
ゲームパートでは主人公側からストーリーを楽しみ、【タイム・ジャンクション】では敵側の理屈を知る。その上で決断を下して、その結果をドラマでドキドキしながら観るというのは非常にユニークなゲーム体験である。

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【Cons(欠点)】読み物が多く、全体的にテンポが悪い

ゲーム内文章。ストーリーを掘り下げてくれる重要アイテム。

まず、文章コンテンツが多すぎる。
それ自体は、ストーリーや人物像を補足し、中にはストーリーの理解に不可欠なものも混じっており、読み物としては面白いが、その度に足が止まるのでテンポが悪い。

個人的には、プレイと並行して聞けるボイスレコーダーでも良かったのではと感じる。

クロノン ソースはさらに面倒

レベルアップに必要な「クロノン ソース」の回収も不要に感じる。
ここでは、戦闘から一旦離れてエリア内を探索するのだが、同じところを行き来することもあり、テンポが悪く、そして単純につまらない。

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【Cons(欠点)】ローカライズ(日本語化)が不十分

ゲーム内TV。Remedyお得意の独占な世界の構築に一役買っている。

ゲーム内TV。こちらも凝った内容だが、英語音声のみ。

日本語対応は必要最低限に近い。
今作はほぼ完璧な日本語対応だった『アラン・ウェイク』とは違い、日本語字幕のみの対応となり、そもそも字幕が存在しない音声データやゲーム内TVは英語音声のみ。

(実写ドラマにはちゃんと日本語字幕が用意されている)

文章コンテンツと同じく、一部の音声データにはストーリーに触れるものがあり、実用的な英語のリスニング力がないとストーリーを完全に楽しめないのは、日本語プレイヤーとして非常に気になる部分である。

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総評

主人公と相棒のベス。

総じてハイレベルな一作。
最大のウリであり、最大の不安材料でもったゲームとドラマの連動は見事に機能しており、Remedy節が炸裂したプレイ面も期待通りの仕上がりとなっている。

ただ、他のAAA級ゲームと比べると、”限られた”層に向けた内容になっており、この作品の方向性をきちんと理解した上で遊びたい一作ではある。

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