原題 | BioShock |
対応機種 | PC,PlayStation,Switch,Xbox |
プレイ時間 | 12時間~ |
ストーリー | 1960年。主人公が乗る飛行機が墜落する。命からがら脱出した先は”ラプチャー”と呼ばれる海底都市だった。 |
『バイオショック』は、2007年に発売されたシリーズの一作目。現在ではリマスターされ、『バイオショック コレクション』に収録されている。
開発は『System Shock 2』や『SWAT 4』を手掛けた”Irrational Games”。
評価
今回Switch版で再プレイしたので、記事をアップデートしました
ジャンル混合なFPS
海底都市ラプチャーを、たった一人で冒険する。
ラプチャーは、さまざまな区画から構成された閉鎖空間になり、プレイヤーはその中を自由に行き来しながらストーリーを進めていく。黙々とストーリーを進めることもできるが、エリア内を探索してアイテムを集めたり、ストーリーを補足する録音データを探したりする寄り道もでき、ある程度プレイヤーが自由に行動できる作り。
肝心のプレイ面は、ジャンル混合なFPS。
FPSを中心に、主人公や武器を強化するシステムやさまざまな効果を発揮する特殊能力が組み込まれている。ラプチャーではそれらを上手く使いこなして、スプライサーやビッグダディと戦っていく。
具体的には、特殊能力は周囲の環境にも作用するので、水の中にいる敵を感電させたり、漏れた油に火を放って、敵を火だるまにしたりと言った応用が可能。火力にものを言わせることもできるが、周囲の環境を組み合わせて、創造的に遊ぶこともでき、そうした”さまざまな遊び方をカバーしている”点が、本作のFPSとしての特徴と言える。
なお、できることは多いが、ゲーム自体はお手軽さ重視。
種類こそ少ないが、銃はそれぞれの特徴がはっきりしているので、自ずと使い分けができるし、FPSだが、アバウトなエイムでも敵が倒せる。おまけにゲームオーバーになっても、ペナルティなしで復活できる上に、敵に与えたダメージもそのまま。強敵のビッグダディさえも、何度か再挑戦すれば倒せる。
自発的にエリアを探索することで、少しずつ明らかになっていくストーリーや、自発的に試すことで、遊びの幅が広がっていくプレイ部分などは、このシリーズ自体が休止状態ということもあり、今でも新鮮な気持ちで遊べるのではないかと思う。
後半は失速気味
中盤以降は、お使いミッションが割りと目立つ。
- 「(アイテム名)をx個集めろ」的なミッション
- エリアを往復するミッション
が増えて来るので、「またこれか…」とプレイのモチベーションが削がれてしまった。
関連記事>>>バイオショック 最高難易度”サバイバー”でクリア
Switch版はどう?
過去にPC版を遊んでいるが、それと比べても見劣りしない。fpsは上限30fpsのようだが、グラフィックに関しては、ラプチャー自体が閉鎖空間で薄暗いこともあり、特に気にならずに遊べた。多分、画面を比較しても違いはほとんど分からないと思う。
今回、最後まで携帯モードでプレイしたが、スキマ時間にちまちま遊ぶバイオショックも悪くないなと思った。
総評
ホラー風味の演出がそこそこある点は、人によっては注意で、段々と強くなってくるお使い感も玉に瑕だが、比較的自由度が高くて、お手軽さと奥深さを両立させたプレイ部分は今でも面白い。
加えて、ビデオゲームならではのストーリーも…と言いたいところだが、ストーリーに関しては、これ以上は触れないでおく。
▼関連記事▼
- 【評価・感想】『バイオショック(リマスター)』レビュー👈
- 【評価・感想】『バイオショック2(リマスター)』レビュー
- 【評価・感想】『バイオショック インフィニット(リマスター)』レビュー
初版:2017年6月17日 1:00 PM