原題 | Grand Theft Auto Advance |
対応機種 | GBA |
プレイ時間 | 7時間~ |
ストーリー | 主人公のマイクは、Liberty Cityを離れて新天地でやり直したいと思っていた。それを実現すべく、親友のヴィニーといくつかの仕事をして資金を稼ぐが、ある出来事が原因で、すべてを失ってしまう。マイクは自身を嵌めた者たちを追い詰めていく。 |
今作は、2004年に発売されたシリーズの8作目。『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』と同日に発売されることになった不運な作品でもある。
評価
VBA-M(エミュレータ)で遊びました※ステートセーブも使用
簡単に言えば、”ゲームボーイ アドバンスでも遊べた”見下ろし視点の「グランド・セフト・オート」。
舞台として、『グランド・セフト・オート3』と同じ「Liberty City」があり、その中で、ミッションやチャレンジなどを、今遊べる範囲で好きな順番で遊んでいく。セーブできる隠れ家があったり、画面上にミニマップがあったりなど、GTA3以降の要素は取り入れられているが、それ以外は、特に大きな変化はなく、ベーシックな”2D”GTAになっている。
少し前に、シリーズを一通り遊んだ上で一作目を遊んだときに「あれば良いな」と思ったものがあるので、そういう意味では、一作目のアップデート版と言っても良いかも知れない。ただ、全体マップを見ることが出来ないので、時間制限付きのミッションではかなり面倒な思いをしたが。
関連記事>>>【評価・感想】『グランド・セフト・オート(初代GTA)』レビュー
ちなみに、今作はGTA3以降と同じ世界を共有している。
ストーリーでは、GTA3の一年前の出来事を描き、”8-Ball”をはじめGTA3のキャラクターが数名登場する。『グランド・セフト・オート リバティーシティ ストーリーズ』と同じく、GTA3のストーリーの背景を補足してくれるので、先にGTA3を遊んでいると、色々と発見があって面白い。
なお「Liberty City」は、GTA3から大きく変更されており、遊び比べてみても、共通点を見つけ出すのは難しい。『グランド・セフト・オート チャイナタウン・ウォーズ』だと”『グランド・セフト・オート4』を遊んでいたから分かった”ということがあったが、今作ではそれはなかった。
今作は、良くも悪くも、2D時代のGTA的な仕上がりの作品。
初期作の特徴は押さえた作りなので、”2DでやるGTA”として見れば、可もなく不可もなしだが、キャラクターの操作性やカメラの挙動など、2D時代のGTA特有の問題点はそのままなので、GTA3以降のシリーズ作品を”知ってしまった”後に、これを遊ぶのは、なかなか厳しいものがある(あった)。
ただ、ストーリーがGTA3の内容に軽く振れるものになっているので、YouTubeなどでおさらいしておくと良いと思う。テキストが良ければ”Grand Theft Auto Advance – GTA Wiki – Fandom“のページを自動翻訳して読めば、大体のストーリーの流れは把握できる。
▼関連記事
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート(初代GTA)』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート2(GTA2)』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート3/GTA3』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート バイスシティ/GTA VC』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート サンアンドレアス/GTA SA』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート リバティーシティ ストーリーズ/GTA LCS』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート バイスシティ ストーリーズ/GTA VCS』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート4(GTA4)』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート チャイナタウン・ウォーズ(GTA CTW)』レビュー
- 【評価・感想】『グランド・セフト・オート5(GTA5)』レビュー