Remember Me【感想 評価 批評 レビュー】

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概要

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カプコンが販売を担当したものの、日本ではスルーされたアクションゲーム。魅力的な世界観とユニークなゲームシステムが特徴のアクションゲーム。

Good

  • 他所とは一線を画する魅力的なゲーム世界
  • しっかり錬られた物語
  • 典型的な女性主人公ではない
  • 自作コンボを用いた格闘戦

Bad

  • 魅力的なゲーム世界を活かし切れていない極端な一本道
  • 上手く機能していない「Memory Remix」

アイデアだけのMemory Remix

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人々の記憶が「商品」として扱われる世界で、主人公Nilinはそれに抵抗するレジスタンスの一人。彼女は他人の記憶にアクセスして「編集」する特殊な能力を持っており、これが物語の進行上とても重要な役割を担っている。

そして、これをゲームプレイに落とし込んだものが「Memory Remix」になる。これは他人の記憶の一部をムービーとして再生し、その中から予め用意された「編集点」を見つけ出して、プレイヤー自らが編集していくという内容のミニゲームで、本作の目玉要素の一つになっている。

だが、実際に遊んでみると目玉要素の割には中身が伴っていない、退屈なミニゲームという印象を受ける。例えば、脚本通りに編集できるまで何度もやり直すことを強いられる点は単純にテンポが悪い上に、記憶を編集”させられている”感を強くする原因にもなっており、本来の趣旨であるはずの「自分(プレイヤー)が記憶を編集する」という感覚を薄めている。

「Memory Remix」内に分岐点を用意して、その結果を受けて先の展開が少しでも変化するのであれば、本作の象徴的なミニゲームになれたのではないか。それだけのポテンシャルはあると思うが、全く活かし切れていない点は非常に惜しい。

ユニークな自作コンボ

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プレイ時間の大部分を占める格闘戦は、Batman: Arkhamシリーズのそれとよく似ている。手軽な操作で敵をビシバシと倒していく感覚もよく似ており、『Sleeping Dogs』同様にBatman: Arkhamシリーズの影響を受けた中身になっている。

格闘戦は全体的に「どこかで見たぞ」という感じなのだが、「Combo Labs」は独自色が出せている上に、それなりに面白い。「Combo Labs」はプレイヤー自らがコンボを自作できるシステムを指し、様々な効果を発揮するコンボを作り出すことが出来る。

例えば、体力回復系のコンボを作れば戦闘中に体力を回復することが出来るし、反対に攻撃型コンボを作れば攻撃力が増して優位に戦えたりする。確かに、最初の取っ付きにくさはあるのだが、それを考慮しても「Combo Labs」はユニークで面白いゲームシステムになっている。

総評、小粒ながらもしっかり遊べる

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発売前のプレイ動画と見比べると、えらくスケールダウンしているが、それでもアクションゲームとしては綺麗にまとまっている。ゲームプレイ面は突出して良いものは無いがその逆も無い作品で、最後までしっかり楽しませてくれる。

また、この批評では触れていないが世界観や音楽のセンスは抜群で、物語に関してもアクションゲームとは思えないほど、よく練られている。

新興スタジオの一作目にしては十分過ぎる出来。もし、次回作があるのであれば『Life Is Strange』の成功を経て、いかに進化してくるのかが楽しみな作品になっている。

近未来のパリで記憶を操作 (1)
戦闘は面白い、ただ爽快感はない (2)
なぜ、こうなる (3)
どれも一歩及ばず (4)

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